ヨーロッパの国の中でも観光大国として知られるフランス。そんなフランスから2016年に日本を訪れたフランス人は253,400人で、2015年、2016年と前年比約20%の伸びで上昇し続けています。美食の国という印象が強いフランスですがフランス人観光客をおもてなしする上で、飲食店が気をつけるべきポイントはどのようなものなのでしょうか?
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会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
フランス人の食事に対する考え方
- 食事は家族と顔を合わせる大切な時間という意識が強い。
- 週末は家族、友人の家で外食する事が多く、お互いの自宅を行き来して食事を楽しむ事が生きがい。
- 自国の文化や伝統に対して強いこだわりと誇りを持っている。
- 地産地消、自然食品、生産者の顔が見えるという事に対するこだわりが強い。
- デザートを食べないと食事が終わった感じがしない。
- 近年はベジタリアンが増加している。
フランス人の食事の際のマナー
- 楽しくたべるということがマナーとなっている。
- ナイフとフォークを使って食事をする。
- 音を立てて食事をすることはマナー違反。
- 食事中に大声で話す事はマナー違反。
- パンを小さくちぎって食べるが、正式な食事や他人の家での食事では、パンをお皿のソースにつけて食べる事はしない。
フランス人に好まれる日本食
- 健康食ブームの影響もあり、日本食が人気。中でも寿司の人気が高い。
- すき焼き、天ぷら、鉄板焼き、ラーメン、餃子なども人気が高い。
- 近年はパリに人気のうどん屋が出来るなど、うどんの人気も高い。
フランス人に嫌われる食事内容
- マグロは食べられる人が多いが、赤身の魚は基本的に嫌われる。
- サンマなど小魚が多い魚は嫌われる。
- 納豆などの発酵食品が食べられない人が多い。
- フランスでは食事の際のパンは無料であり、パンのおかわりに追加料金を取られることは好まれない。
訪日フランス人観光客に喜んでもらうには?
- パンのおかわりが無料であることが一般的なので、パンのおかわりに追加料金を取らないほうがよい。もしくは事前にフランスとはシステムが違う事を説明する。
- ベジタリアン、イスラム教徒、ユダヤ教徒が存在するため、料理の提供前に食べられないものを必ず確認したほうが良い。
- 喫煙にたいして非常に敏感なため、分煙を徹底する。
- フランスでは緑茶が有料である日本食レストランが多いので、無料である場合は事前に説明する。
- 食後にデザートを食べることが一般的なので、食後は何かしらデザートを出してあげると喜ばれる。
訪日フランス人観光客への情報提供の仕方
- 多くのフランス人が箸を使える場合が多いため、箸の使い方について「上手ですね」などと言われると嫌がる人もいる。
- 日本料理を提供する場合は、地域性のあるものを提供すると喜ばれる。また遺伝子組み換え食品などは出来る限り使用を避けたほうが良い。
- メニューは英語表記のものがあったほうが良い。料理や日本食の説明も英語で入っていると良い。
<参考>
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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