古民家など100棟活用でインバウンド市場拡大を目指す 世界最大級のバケーションレンタル会社「HomeAway」と日本最大級のDMO「せとうちDMO」インバウンド観光推進で業務提携開始

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本日4月19日、エクスペディアグループで世界最大級のバケーションレンタル会社「HomeAway(ホームアウェイ)」と日本最大級の広域連携DMOの「せとうちDMO」が業務提携を開始することをHomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会で発表しました。

HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会

HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会

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HomeAway・せとうちDMO 業務提携開始

古民家など100棟活用でインバウンド市場拡大を目指す 世界最大級のバケーションレンタル会社「HomeAway」と日本最大級のDMO「せとうちDMO」インバウンド観光推進で業務提携開始ec

世界最大級のバケーションレンタル会社「HomeAway(ホームアウェイ)」と日本最大級の広域連携DMOの「せとうちDMO」が業務提携開始

世界最大級のバケーションレンタル会社「HomeAway(ホームアウェイ)」と日本最大級のDMOせとうちDMO」の事業支援を担う「株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション」は、4月19日より瀬戸内地域のインバウンド旅行者の観光推進における業務提携を開始します。

瀬戸内ブランドコーポレーションは、同社が開発支援する古民家宿泊施設においてHomeAwayを戦略的パートナーと指名。宿泊施設のオーナーにはHomeAwayとの専属契約を推奨するなどを実施。一方HomeAwayは、瀬戸内地域のインバウンド向けプロモーション・マーケティングを担当し、両社で瀬戸内地域のインバウンド活性化、促進をしていくことが狙いです。

HomeAway(ホームアウェイ)・せとうちDMOの業務提携概要

今回のHomeAwayとせとうちDMOの提携の目的は以下の通り。

  1. 政府主唱の『(新)観光立国推進基本計画』に併せ、瀬戸内エリアの観光資源を活かしインバウンド市場の拡大を図る。そのため以下の施策を共同にて実施する。
  2. 瀬戸内地域における古民家などの歴史的建築物を活用した優良な宿泊施設を開発。
  3. 上記を海外の旅行者に対して積極的にマーケティングし、瀬戸内エリアへのインバウンド旅行者誘致と旅行消費を活性化させる。

インバウンド担当者なら知らなきゃマズイ!観光立国推進基本計画が閣議決定 その改定内容を解説

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古民家を使った旅館やレストランがオープンしやすく! 国交省、市街化調整区域の建造物を観光振興などに運用する方針

国土交通省は平成28年(2016年)12月27日、空き家になった古民家や住宅を地域資源と捉え、観光振興などを目的とした用途変更に柔軟に対応する方針を明らかにしました。類似の取り組みは各地で行なわれており、さらに活性化する可能性があります。 訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的な

そして提携内容は

せとうちDMO

せとうちDMOの業務提携内容 HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会

せとうちDMOの業務提携内容 HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会より
  1. 瀬戸内ブランドコーポレーションが開発支援する一棟貸し宿泊施設の外資オンライン旅行会社としてHomeAwayを戦略的パートナーとし、関与する施設において外資オンライン旅行会社カテゴリに関する専属契約を推奨する。
  2. 瀬戸内ブランドコーポレーションが100%所有する施設においてはHomeAwayを外資オンライン旅行会社カテゴリに関する専属契約とする。
  3. 瀬戸内ブランドコーポレーションが開発支援する一棟貸し宿泊施設に対し、施設内でのHomeAway ブランド露出を推奨する。

<HomeAway>

HomeAwayの業務提携内容 HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会

HomeAwayの業務提携内容 HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会より
  1. HomeAwayが自社マーケティング資産を積極的に活用し、瀬戸内ブランドコーポレーションが開発する一棟貸し宿泊施設およびその周辺地域に関するインバウンドプロモーションを実施する。
  2. HomeAwayが本提携を通じて得られたマーケティングデータを瀬戸内ブランドコーポレーションと共有し、瀬戸内のエリアブランディングと登録物件への誘客をサポートする。

といった内容です。

古民家など歴史的建築物100棟を活用

せとうちDMOは、瀬戸内地域おいて2021年までの5年間で100棟の歴史的建築物を活用した宿泊・商業施設の開発を目指しており、その第一弾として本日より、愛媛県内子町の古民家を活用した宿泊施設「町屋別荘こころ」及び「ホテルこころ・くら」の予約をHomeAwayで開始しました。

「町屋別荘こころ」

HomeAwayとせとうちDMOの業務提携事例「町家こころ」

HomeAwayとせとうちDMOの業務提携事例「町屋別荘こころ」

大正時代より受け継いだ趣ある建物をそのままに、1日1組限定で古き良き内子の暮らしが体験出来る古民家宿(リンク)。

「ホテルこころ・くら」

HomeAwayとせとうちDMOの業務提携事例「ホテルこころ・くら」HomeAwayとせとうちDMOの業務提携事例「ホテルこころ・くら」

HomeAwayとせとうちDMOの業務提携事例「ホテルこころ・くら」

明治時代より内子の移り変わりを見守ってきた蔵が、内子に訪れる人々のこころとからだを癒すため、静に門を構えた古民家宿(リンク1リンク2)。

 

HomeAway(ホームアウェイ)とは:世界最大規模のバケーションレンタルサービス

HomeAwayは、エクスペディアグループに属し、テキサス州のオースティンに本社を置く世界最大級のバケーションレンタル会社です。世界190ヵ国、200万件以上のバラエティに富んだユニークな物件を、オンラインで予約できるプラットフォームを運用・提供しています。

バケーションレンタルとはオーナーが部屋や物件を使用しない期間、第三者へ貸出するレンタルサービスのことです。欧米では、長期休み期間だけ別荘を貸し出したり、滞在頻度が減った家を第三者に貸すことが一般的となっております。その点から、マンションなどの空き室を旅行者に貸し出すAirbnbを筆頭とした民泊サービスとは性質が異なります。

HomeAway(ホームアウェイ)とAirbnbとの違い

HomeAwayとAirbnbの違い HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会

HomeAwayとAirbnbの違い HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会より

HomeAwayとAirbnbで提供する宿泊施設の違いは利用者や登録物件の立地などにも表れています。Airbnbのキーワードが「若年層・1人旅・都市部・低単価短期」であるのに対し、HomeAwayは「中年層・家族グループ・地方やリゾート地・高単価長期」という特徴があります。

年齢層においては、Airbnbは18〜34歳の若年層が過半数である58%を占めるのに対し、HomeAwayでは35〜54歳の中年層が丁度半数の50%となっています。また、年齢層の違いは宿泊日数と宿泊予算にも表れており、HomeAway利用者層の予約単価はAirbnbの約2倍となります。

これらのHomeAwayが持つ特色である「中年層・家族グループ・地方やリゾート地・高単価長期」と瀬戸内地域の観光資源が合致することから、今回の業務提携に至った模様。

 

 

せとうちDMOとは:日本最大級の地域連携DMO

せとうちDMOとは、一般社団法人せとうち観光推進機構と株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションで構成されており、瀬戸内ブランドの確立と瀬戸内地域の価値の最大化を図ることを目的とした組織です。瀬戸内が有する様々な観光資源を最大限活用し持続可能な観光地経営に取り組んでいます。

HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会より

HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会より

せとうちDMOにおいて、一般社団法人せとうち観光推進機構はおもにインバウンド客向けのプロモーションを担当。また株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションはせとうち観光活性化ファンドを通じて瀬戸内の観光事業者向けの事業支援を担当しており、今回、HomeAwayと手を組むことになったのは、後者の株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションとなっています。

そもそもDMOとは「Destination Marketing Organization/Destination Management Organization」の略称で、直訳すると「目的地に関するマーケティングやマネジメントを行う組織」となります。現在の日本のインバウンドにおいて、インバウンドを地方誘致するための観光地域づくりが抱える課題を解決すべく、日本版DMOの形成・確立が必要だとされ、注目を集めています。

最近インバウンドで良く耳にするDMOって何?そもそもDMOとは何なのか、なぜ日本のインバウンドにもDMOが必要なのかを解説

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<取材>2017年4月19日 HomeAwayとせとうちDMOの業務提携発表会

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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