[Airbnb Japan株式会社]
世界最大手のコミュニティ主導型マーケットプレイスのAirbnb(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本語名:エアビーアンドビー、以下:Airbnb)は本日、「日本における短期賃貸に関する活動レポート」を発表しました。本レポートには、日本国内のAirbnbコミュニティ(Airbnbを利用するホストとゲスト)に関するデータが含まれています。Airbnb内部のデータと2017年1月に実施したホスト/ゲスト調査の結果を基に作成されました。
Airbnb Japan株式会社 公共政策担当部長である山本美香は次のように述べています。「2016年のAirbnbコミュニティによる経済活動は、4,061億円にのぼり、2015年の2,363億円と比較して1.7倍となっています。短期賃貸の利用はインバウンドゲストを中心に広がっており、2016昨年日本を訪れた外国人の数は2,400万人に達し、そのうち370万人を超す訪日外国人がAirbnbのリスティングに宿泊しました。Airbnbのリスティングは、47都道府県すべてにあり、典型的な観光地以外にも存在しています。そのようなエリアの商店街や飲食店にも観光業の活性化の効果が広まるよう、Airbnbは今後も観光の拡大と地域の活性化を促進させ、経済の発展に貢献してまいります。」
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
日本における主な調査結果:
● 2016年、Airbnbコミュニティが経済活動により創出した利益は4,061億円であり、
その経済効果は9,200億円(84億ドル※)に及ぶと推計される。
● 2016年、日本の標準的なAirbnbホストのホスティングによる年間収入額は100万4,830円。
● 2016年、一般的なAirbnbホストの年間貸し出し回数は89泊。
● 2016年、370万人以上のインバウンドゲストがAirbnbのリスティング(部屋)に宿泊。
※換算レート1ドル=109.03円
ホストおよび日本に対する経済効果
2016年、日本におけるAirbnbコミュニティの経済効果は9,200億円に及び、2015年の経済効果5,207億円から約1.8倍となりました。
約270%のゲスト数の成長
2016年、日本のAirbnbリスティングに宿泊したインバウンドゲストの数は370万人を超え、2015年の137万人と比較して2.7倍となりました。1人あたりの平均宿泊日数は3.4泊となっています。
Airbnbによる地域の活性化の促進
Airbnbリスティングの増加により、旅行者に観光地以外の地域を訪れる機会を提供しており、今まで観光産業の恩恵を受けることのなかったエリアでも観光客が宿泊できるようになります。Airbnbは2016年10月に岩手県釜石市と覚書を締結しました。来月より釜石市でもAirbnbリスティングに宿泊できるようになります。
Airbnbでの宿泊利用率の高い上位10都道府県
1 大阪府
2 東京都
3 福岡県
4 奈良県
5 広島県
6 沖縄県
7 徳島県
8 群馬県
9 高知県
10栃木県
2016年Airbnbを利用した訪日ゲストの上位5ヶ国・地域
2016年Airbnbを利用した訪日ゲストの滞在上位10都市
1 東京
2 大阪
3 京都
4 福岡
5 札幌
6 那覇
7 名古屋
8 広島
9 沖縄
10 名護
<Airbnbについて>
2008年8月創業のAirbnbは、旅行先で現地の文化とつながり、ユニークな旅行体験をすることで参加できる世界を創り出すことを使命としています。同社のコミュニティでは、世界191カ国6万5千以上の都市においてアパートやヴィラから城やツリーハウスにいたるまで、何百万というユニークな部屋へのアクセスをお届けしています。「体験」では地域のコミュニティや興味・関心に対する斬新なアクセスを提供し、「スポット」では現地に住む人々がリコメンドする街のとっておきの穴場を人々に発見していただきます。Airbnbは人を原動力としており、家の空きスペースを活用すること、または情熱、興味・関心、都市を共有することで臨時収入が得られる最も容易な方法を提供して参ります。
https://airbnb.com/
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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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