訪日外国人観光客に人気の旅行先は、以前であればゴールデンルートに偏っていましたが、最近では地方にもスポットライトが当たり始めています。
観光庁が昨年11月にリリースした宿泊旅行統計調査によると、三大都市圏に宿泊した訪日外国人観光客数は、去年と比べて約1.4%アップと微増を記録。
一方、地方部に宿泊した訪日外国人観光客数は、去年と比べ約7.8%アップとなっており、地方部を滞在先として選ぶ訪日外国人観光客が増えていることがわかります。
<関連>
2016年のインバウンド宿泊は7000万人泊超!伸び率では香川が断トツ1位
昨年2016年のインバウンドの宿泊数は述べ 7,088万人泊 となり、前年比8.0%増となりました。観光庁がインバウンドの宿泊について調査を開始した2007年(平成19年)と比較すると約3倍の宿泊者数となっています。それぞれの都道府県別で見てみると 都市部よりも地方の伸び率が非常に高い傾向 にあることがわかります。訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプロモーションの資料を無料でダウンロードする「インバウンド動画プロモーション」の資料を無料でダウンロー...
この様な背景のもと、日本の地方部に訪日外国人観光客を呼び込もうとする動きが活発になっています。今回ご紹介するインバウンド向けサービスLocal Topics Japan(ローカルトピックス・ジャパン)もその一つです。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
Local Topics Japan(ローカルトピックス・ジャパン)とは?:アナウンサーやアニメキャラが動画を通じ地方の魅力を発信するサービス
https://youtu.be/8gfwT2DXf6o
局アナnet株式会社は、インバウンド向け観光動画配信サイトLocal Topics Japan(ローカルトピックス・ジャパン)しています。
Local Topics Japan(ローカルトピックス・ジャパン)とは、全国の放送局出身のアナウンサーやアニメキャラクターが、日本の地方部の観光情報を制作・配信するサービス。
Find Your Wonderland in Japan!(日本の最高の場所を見つけよう!)をキャッチフレーズに日本の地方部の魅力を、動画として特集し、海外に配信しています。
一体どのようなインバウンド向け動画を制作・配信しているのでしょうか?具体例を見ていきましょう。
[アナウンサーが紹介するインバウンド向け動画]茨城県の牛久大仏や山形県の出羽三山などを特集
https://www.youtube.com/watch?v=rvl-CrmSWMs&feature=youtu.be
最初のインバウンド向け地方PR動画では、日本の茨城県牛久市にある世界最大の青銅製大仏立像「牛久大仏」を紹介しています。実際に観光に訪れている訪日外国人観光客などにもインタビューしており、魅力が十分に伝わるつくりになっています。
https://youtu.be/QEbrcUhPZxY
2つ目のインバウンド向け地方PR動画では、「精進料理」を紹介しています。ベジタリアンや信仰している宗教にかかわらず、楽しめることが訪日外国人観光客におすすめのポイントです。
[アニメキャラクターが紹介するインバウンド向け動画]
https://www.youtube.com/watch?v=SCyBYVLXfwg
1つ目のインバウンド向け地方PR動画では愛知県南知多町の一風変わったお祭りを取り上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=sudDV4PqzGI
2つ目のインバウンド向け地方PR動画では三重県鈴鹿町の観光資材を幅広く紹介しています。画像とテキストに合わせ、アニメキャラクターが話すというシンプルな構造になっています。
紹介しているアニメキャラクターは、「神宮寺雅音」。動画では取り上げませんでしたが、もう一人「NEMIYA」というロボット風の見た目のキャラクターも登場します。
サイトではアクティビティー・地域ごとで動画が見れる!動画は16か国語対応
公式ホームページを確認すると地域ごとのカテゴリ(北海道/東北/関東/北陸信越/東海/近畿/中国/四国/九州沖縄)に加え、アクティビティーごとのカテゴリー(郷土料理/体験/宿泊施設/特産品の計13カテゴリに分けて動画が提供されています。
また、現在は日本語、タイ語、フランス語、英語、韓国語、中国語(簡体)、中国語(繁体)など16言語に対応。動画のレポ―ターは、200人を超えています。
アナウンサーとアニメキャラが訪日外国人に地方の魅力をPRしてくれる動画サービスLocal Topics Japan(ローカルトピックス・ジャパン)
今回は、局アナnet株式会社が運営しているインバウンド向け観光動画配信サイトLocal Topics Japan(ローカルトピックス・ジャパン)をご紹介しました。
Local Topics Japan(ローカルトピックス・ジャパン)とは、全国の放送局出身のアナウンサーやアニメキャラクターが、日本の地方部の観光情報を制作・配信するサービスで、独自性の高いインバウンド向けサイトになっています。
近頃、動画を通じたインバウンド対策は、トレンドになりつつあるのでその辺も頭に入れておくとよいかもしれません。
<関連記事>
わずか2週間でPR動画1100万再生超え!東京〜福島の1都4県を結ぶ「ダイヤモンドルート」はポスト・ゴールデンルートとなるか
インバウンドにおいて一躍脚光を集めた「ゴールデンルート」。日本の観光の”美味しいところ”を全て楽しめるということで特に初訪日の訪日外国人観光客から人気を集め、インバウンド市場を狙うビジネスにおいては重要なラインとして未だその存在感を残しています。しかしながら、インバウンドの「コト消費」化、そして地方周遊が進むにつれて、ゴールデンルート一辺倒ではないインバウンドが広まりつつあります。今回は、「ゴールデンルート」の対抗馬として登場した、福島・栃木・茨城・東京を結ぶ観光ルート「ダイヤモンドルート...
再生回数100万回突破!金沢市竪町のインバウンド向けPR施策動画「Japanese Monster Darts」
[RFA digital brains株式会社]RFA GOLD株式会社が企画・プロデュースした、石川県金沢市タテマチストリートのインバウンド向けPR動画「Japanese Monster Darts project in KANAZAWA」が、1月30日の公開から1ヶ月で100万再生回数を突破いたします。RFA digital brains株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:領家 航、http://www.r-f-a.co.jp/、以下「RFA」)の戦略小会社・RFA GOLD...
【海外の反応】大分県別府市「温泉一体型テーマパーク」動画がわずか3日間で100万再生
大分県別府市がYouTube上に公開した動画「100万再生で本当にやります!別府市・湯~園地計画!」が世界的な人気を集めています。「100万回再生されたら、動画内で描かれた温泉一体型テーマパークを実現する」というタイトルを読んで分かるとおりの内容なのですが、公開からわずか3日間で目標を達成しました。あまりの早さに、長野恭紘市長が「やってしまった」とコメントしたことも注目の的となっています。さて、動画では最初から最後までタオル1枚の男女が遊園地内を楽しんでいる描写が続きます。温泉、銭湯といっ...
<参照>
- 観光庁:宿泊旅行統計調査
- Local Topics Japanホームページ
- Local Topics Japan:アナウンサーやアニメキャラが観光情報を動画で配信! Local Topics Japanが海外向けにリニューアル
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!