五輪 自転車競技の伊豆開催をにらみ世界的に有名なマリオットホテルが伊豆で開業、2020年を目指し訪日外国人観光客の受け入れを強化

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日本でも避暑地、都心からすぐに行けるリゾート地として有名な伊豆にマリオットホテルが開業しました。伊豆市は2020年の東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技の開催地 となっており、マリオット・インターナショナルは訪日外国人観光客の受け入れ強化 を目指しています。


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会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

マリオットホテルとはどのようなホテルなのか?

マリオットホテルWEBサイト英語版より

マリオットホテルWEBサイト英語版より

マリオットホテルマリオット・インターナショナルが運営している高級ホテルです。マリオット・インターナショナルは122を超える国と地域に30ブランド、6,100を超える宿泊施設を擁しており、2016会計年度には170億以上の収益を計上している世界最大のホスピタリティ企業となります。もともとアメリカで生まれた企業で、90年近くに渡り成長を続けてきました。

日本市場においては訪日外国人観光客の増加を追い風に、現時点でも10軒以上の新規出店計画が進んでいます。 森トラストが所有するホテル「ラフォーレ」を森トラストがマリオットとフランチャイズ契約を結ぶことで、今までも中軽井沢(長野県)、南紀白浜(和歌山県)、山中湖(山梨県)の「ラフォーレ」をマリオットホテルに転換してオープンさせてきました。そして今回7月28日に 修善寺(静岡県 、琵琶湖(滋賀県)にある「ラフォーレ」をマリオットホテルとしてオープンしたというわけです。

マリオット・ホテルが伊豆にオープンした背景

7月28日に伊豆市の「ラフォーレリゾート修善寺」のホテル棟を全面改装した「伊豆マリオットホテル修善寺」がオープンしましたが、その背景には増え続ける訪日外国人数があります。全国的には2020年の東京オリンピック、パラリンピックをめどに様々な開発が進んでいるわけですが、伊豆市の場合は2020年の東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技の開催地 であるという大きな理由があります。

東京都オリンピック・パラリンピックの自転車競技の会場とされているのは全国では東京都江東区の「有明BMXコース」、静岡県伊豆市の「伊豆マウンテンバイクコース」、「伊豆ベロドローム」の3箇所です。もともと伊豆市には1965年6月にオープンした「自転車の国サイクルスポーツセンター」がありますが、今回のオリンピック会場となっている「伊豆ベロドローム」などは屋内型自転車トラック競技施設として2011年にオープンしたものです。

2020年東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技会場 伊豆ベロドローム

世界的にも自転車人口、自転車競技のファン人口が多いことなどから 2020年の東京オリンピック、パラリンピックでは多くの訪日外国人観光客が伊豆市を訪れる ことが予想されています。しかし、修禅寺、伊豆エリアには高級旅館は存在するものの、外国人にとって馴染みの深い外資系高級ブランドのホテルがない こともあり、今回マリオット・インターナショナルは「ラフォーレ」をマリオットホテルにリニューアルオープンしたという背景があります。

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「伊豆マリオットホテル修善寺」の特徴

マリオット・インターナショナルは「ラフォーレ」をマリオットホテルにリニューアルオープンするにあたり、和室中心から洋室中心に部屋を転換。 部屋数を全128室に増室。温泉露天風呂付きなどの部屋を用意するなどしています。1階ロビーやレストランなども一新し、外国人の中にはジムを習慣的に利用するが多い人がいることなどから、宿泊者が24時間利用できるフィットネスセンターも新設しています。

富士や天城連山を望む好ロケーションのホテルであることから、伊豆の森をイメージしたモチーフを随所に施しています。「伊豆マリオットホテル修善寺」は「旧総合リゾートホテル ラフォーレ修善寺」のホテル棟部分であるため、同一敷地内にあるラフォーレリゾート修善寺のテニスコートやゴルフコースを使用することも可能となっています。

2020年には500億以上の市場に!? 世界と比較する日本のインバウンド・ゴルフツーリズム

近年、日本各地で「スポーツツーリズム」が盛り上がりを見せています。この背景には インバウンド市場の急激な成長、インバウンドトレンドの「コト消費」化、さらには地方創生のためのインバウンド地方誘致 などがあると考えられるでしょう。例えば、日本でも最近ブームになったサイクリング。レンタサイクルの普及や日本ならではの風景・自然を楽しめるとして、瀬戸内・しまなみ海道や、先日第一弾の取り組みについてご紹介した中国地方のサクラプロジェクトを始めとして各地でモデルルートを作成、PRを進めています。スポーツ...

また、訪日外国人観光客に「コト消費」の人気が高まっている ことなどもあり、”中伊豆「わさび」満喫ツアー”(わさびをさまざまな切り口から体感し、美味しいわさびを育んだ中伊豆でわさびの収穫やわさび漬け作りを行う)、”修禅寺「坐禅体験」と庭園特別拝観”(1200年超の歴史を刻む修禅寺での座禅体験。そして、普段は一般公開されていない本堂と、大正天皇より東海第一と絶賛された庭園を眺める)などの体験型ツアーも用意されています。

ホテルのインバウンド対策 これらの対策は万全ですか?

マリオット・インターナショナルは2020年をめどに様々なブランドでの新規ホテルの開発を進める

マリオット・インターナショナルは日本では最高級ブランド「ザ・リッツ・カールトン」、高級ブランド「オートグラフコレクション」「マリオット」「ルネッサンス」、中・上級ブランド「コートヤード・バイ・マリオット」の5ブランドを展開しています。今後は11月に「モクシー東京錦糸町ホテル」「モクシー大阪本町」をオープン。2018年には「フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港」をオープン。2020年には「JWマリオットホテル奈良」「ザ・リッツ・カールトン日光」を出店する予定としています。

ホテル・旅館など宿泊施設のインバウンド対策はこちら

<参考> - 伊豆マリオットホテル修禅寺 - オリンピック競技一覧  自転車競技

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

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「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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