日本貿易振興機構(ジェトロ)主催 香港フード・エキスポ2017ジャパン・パビリオン開幕日本の香港向け農林水産物・食品輸出額は過去最高の1,800億円

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旅行トレンドに合わせた「食農観光のインバウンドコーナー」を新設 日本産食材を使用した中華料理や西洋料理の調理デモンストレーションを実施

[日本貿易振興機構(ジェトロ)香港]

(香港、2017年8月17日) 日本貿易振興機構(ジェトロ、以下ジェトロ)は、本日より3日間(8月17日(木)~19日(土))にわたって香港貿易発展局Food Expo 2017トレード・ホール内のジャパン・パビリオンステージにてイベントを開催します。これに先立ち、開幕式を実施しました。
開幕式では、Food Expo 2017のために来港した齋藤健農林水産大臣が登壇しテープカットに参加。来賓とともに3日間にわたるイベントの開催スタートを宣言しました。
開幕式後、中国の飲食文化促進にてご活躍されている尹達剛氏を講師として招き、旬の日本食材を使って家庭で作ることのできる広東料理の調理デモンストレーションを実施しました。さらに、この料理に最適な日本酒として、香港ワインアカデミーで活躍されている陳銘基氏によって選ばれた日本酒をご紹介しました。

ジェトロとしては7年連続7回目の出展で、日本産農林水産物・食品の更なる輸出拡大を目指します。本年度におけるジャパン・パビリオンの出展団体は合計213団体、主に畜産品、水産品、調味料、日本茶青果物、日本酒、菓子関連など種類は多岐にわたり、出展面積は1,350平方メートル(合計150コマ)です。

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香港向け農林水産物・食品の輸出額は、世界第一位の1853億円を記録

2016年農林水産物輸出統計(農林水産省)では、香港は輸出額全体の約4分の1の1,853億円(前年比3.3%増)を占める最大の輸出先国です。品目別に見ると、香港向け水産物の輸出額は世界第1位の800億円であり、第2位のアメリカ(349億円)の2倍以上、牛肉においても、米国向け輸出額の約2倍である40億円(前年比25%増)に達しました。

また、香港は、自ら消費するのみならず、中国本土やアジア主要都市へも数時間以内で行ける地理的な優位性を有し、物流等のハブとしての機能を果たしています。来訪者数も、2016年通年の海外から香港へ約5,670万人と、香港の人口の7.7倍に達しています。こうした中で香港は、日本にとって輸出重点市場の一つとして、更なる輸出の拡大が期待されているところです。ジェトロは今後とも様々な工夫により、香港市場での一層の売り込みを図っていきます。

香港人最新の旅行のトレンドに合わせ 「食農観光のインバウンドコーナー」を設置し農業関連の観光産業を促進

一方で、2016年の香港人による訪日旅行者数は過去最高を記録しました。(約184万人、出所:日本政府観光局)これに伴い、今年はジャパン・パビリオン初の試みとして、日本の食とインバウンドの連携による日本産食材の更なる販促を目指し、自治体等と連携した「食農観光のインバウンドコーナー」を新設しました。旅行業界と飲食業界と消費者との交流を通じて、「地域の食」とそれを生み出す「農林水産業」を効果的に活用し、多方面から日本食材の発展を促進します。またコーナー内では、農林水産大臣が認定されたSavor Japan(http://savorjp.com/)の地域と日本六県による「食と農の景勝地」の情報発信を予定しています。

プロフェッショナルの燗付け師と和食器専門店より “和食器がつくる新しい空間” を発信する日本食文化コーナー

日本産食材や日本料理の他に、世界中の料理人の「食の魅力」を引き立たせてきたのが、日本の職人が創る美しく使いやすい和食器です。日本食文化コーナーでは、香港の一流ホテルやミシュランスターレストランを担当している山口陶器店による器展示や、世界から注目される日本酒の燗付け師五嶋慎也氏を迎え、和食器がつくる新しい空間や食の愉しみ方を提案します。また器にあわせ試食や試飲などもご用意し「食の体験」を行っていただきます。

中華料理や西洋料理と日本産食材のマリアージュを表現する調理デモンストレーション

日本産食材の持つ様々な可能性を表現するため、日本食材を使用した調理デモンストレーションおよび日本酒マッチングを実施します。今回は中華料理デモには中華料理のシェフを50年務め文化促進でも活躍している尹達剛氏を迎え、西洋料理デモにはザ・ペニンシュラ香港フェリックスの料理長を務める加地吉治氏を迎えます。そして、日本から料理教室ABC Cooking Studio講師田丸玲奈氏を迎え調理デモンストレーションを実施します。また3日それぞれのデモンストレーションの際には、香港ワインアカデミー講師の陳銘基氏を合わせて迎え、それぞれの料理に最適な日本産酒類についての説明や試飲を実施します。

香港Food Expo 2017ジャパン・パビリオン

開催日:2017年8月17日(木)~2017年8月19日(土)※トレード・ホールは8月19日のみ一般公開
開催時間:10:00 ~18:00※8月19日のみ、10:00~17:00
会場:香港会議展覧中心(Hong Kong Convention & Exhibition Centre)香港湾仔港湾道1号(1 Expo Drive, Wanchai, Hong Kong)Hall 5B-C貿易館内のジャパン・パビリオン(ブース番号:5B-A36)

ジャパン・パビリオン ステージプログラム

※8月17日、18日は食事業・流通関係者向けのみご入場いただけます。メディアによる取材は可能です。8月19日は一般来場者に公開しています。

尹達剛氏 中華料理にマッチした日本産食材と日本酒の取り入れ方

開催日時:8月17日(木) 12:00-13:00
講師:尹達剛氏、陳銘基氏
場所:Hall 5B-C ジャパン・パビリオンステージ
料理と日本酒類マッチング:
1) 和牛とカラフル野菜の炒め物 と 大洋酒造 大洋盛 特別純米酒
2) 四川風鶏肉揚げ と 亀萬酒造 萬坊. 純米吟醸
3) 蒸し帆立貝 と 久保田酒造 鬼作左 純米生原酒

加地吉治氏 西洋料理にマッチした日本産食材と日本酒の取り入れ方

開催日時:8月18日(金) 12:00-13:30
講師:加地吉治氏、陳銘基氏
場所:Hall 5B-C ジャパン・パビリオンステージ
料理と日本酒類マッチング:
1) 黒豚の煮込みにシェリービネガー添え コーンケーキと焼きホワイトコーンを添えて と出羽桜酒造 枯山水 三年古酒
2) A5サーロインに山椒牛肉スープ添え インカのめざめとまいたけとともに と泉橋酒造 いづみ橋 生酛 桃色黒とんぼ
3) ゆずゼリー メレンゲとわさびアイスを添えて と 大関 花泡香 スパークリング清酒

ABC Cooking Studioお家でも簡単につくれる日本食と日本酒の楽しみ方

開催日時:8月19日(土) 12:00-13:30
講師:ABC Cooking Studio田丸玲奈氏、陳銘基氏
場所:Hall 5B-C ジャパン・パビリオンステージ
料理:
1) ひまわり巻きずし
2) きゅうりと長芋の胡麻和え
3) おすいもの
4) てまりずし
日本酒類マッチング:
1) 大洋酒造 大洋盛 特別純米酒
2) 天壽鳥海山 純米大吟釀
​​ ## ジャパン・パビリオンステージゲスト一覧

Master of Chinese Food Culture 尹 達剛氏(ワン・タッコン)

【出演:8月17日】
日本、香港、カナダで50年近く中華料理シェフを務め、横浜ロイヤルパークホテルの中華料理レストラン「皇苑」のエグゼクティブシェフ、早稲田大学及び学習院大学のゲスト講師などを歴任。講座や研究活動を通じ「四季調和・飲食健康」という料理文化の促進に精力的に活動。

ザ・ペニンシュラ香港フェリックス料理長 加地 吉治氏

【出演:8月18日】
2007年ザ・ペニンシュラ東京のレストランPeterの副料理長としてキャリアをスタート。3年も経たずして、才能と技能を評価され、ザ・ペニンシュラ香港フェリックスの料理長に抜擢、現在に至る。美しく色鮮やかで、新鮮な旬の食材を活かしたモダンヨーロッパ料理を提供する。

ABC Cooking Studio 講師 田丸 玲奈氏

【出演:8月19日】
2008年 ABC Cooking Studio入社。現在は香港ABCクッキングスタジオの代表取締役と東南アジアのRegional Operation Coachを兼任。日本の食文化を発信し、アジアで活躍する女性としてメディアに多数出演。

香港ワインアカデミー講師 陳 銘基氏(ミッキー・チャン)

【出演:8月17-19 日】
ワイン教育者、酒類コンサルタント。Hong Kong Wine Academyの共同創立者のうちの一人で、ワインのみならず日本酒にも精通し、現在は酒類関連教育、品評会で活躍している。 ・酒ソムリエ協会(SSA)公認 日本酒ソムリエ
・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI) 公認唎酒師
・ワイン教育資格(AIWS、WSET
・ワイン専門家(CSW)
・ワインソムリエ(CS)

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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