にーはお。皆さんこんにちは。アレンジの筑波です。今週も中国事情に関してのお話をしたいと思います。昨今越境ECが盛んになり、各メーカーさんも日本では小売店との絡みがあるので、ECを展開できない状況ではありますが、海外であれば縛りも特にないので、進出支援を受けながら越境ECを展開する場面に多く遭遇します。
個人的な雑感ではありますが、9割以上がTmall、JDといったECプラットフォームに乗っかった形での進出が多いなと思います。 ただ、一部のクライアントさんでは自社ドメインを持ったり、微店(WeChat Shop) といった3rdパーティーの仕組みを使いながら越境ECサイトを構築しているのが見受けられます。そんな微店をどういう方法でオープンさせられるか?今日はそんな話をしたいと思います。
ここにまず簡単な図式をまとめたので、参照しながら下記詳細を見て頂ければと思います。
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WeChatで越境ECサイトをオープンする方法その1:YouShop(微店)
- 費用:タダ
- 個人登録:電話番号(中国)
- 会社登録:ビジネスライセンス
- 支払い:CC(クレジットカード)、デビットカード(銀聯)、WeChat Pay、他
- レスポンシブ:YES
- メリット:UI、英語、トラフィック
- デメリット:デザインが決められている、AliPay非対応
- Website:http://www.weidian.com/
WeChat内でのECサイトとしては非常に有名。ほとんどのユーザーがその存在を知っているため、このECサイト大丈夫かな?詐欺サイトじゃないかな?という懸念点をまずは払拭できる のもメリット。UIは非常にキレイだが、デザインがほぼ変更できない のがデメリットではある。
WeChatで越境ECサイトをオープンする方法その2:WalktheChat
- 費用:300 - 600USD/月(お試し期間15日間)
- 条件:ビジネスライセンス
- 支払い:Alipay、WeChat Pay、デビットカード(銀聯)
- レスポンシブ:YES
- メリット:多言語
- デメリット:英語対応
ここでの一番のメリットはなんといっても、中国でのライセンスが特に必要ないこと だろう。日本であれば日本のライセンスのみで行う事が可能だ。オンラインで基本的には全て解決するので、非常にスムーズで対応もマメに行ってくれる。弊社でも仲介を行っている会社だ。
WeChatで越境ECサイトをオープンする方法その3:Youzan
- 費用:4,800元/年
- 条件:電話番号
- 支払い:WeChat Pay、CC、デビットカード(銀聯)
- レスポンシブ:YES
- メリット:UI、UXカスタマイズ、メニュー、音楽、ディスカウント機能
- デメリット:Alipay非対応
- Website:http://youzan.com/
大きなメリットは他社にはない機能がついているところだ。食品のデリバリー、店でのピックアップ、配達時間指定などが機能としてついている。
テンプレートも多く含まれているため、構築も非常に簡単にできる のも大きなメリットだ。
WeChatで越境ECサイトをオープンする方法その4:JD.COM
- 費用:無料
- 条件:JD.COM専用アカウント、ライセンス、特定の業界のみ(ほとんど網羅)
- 支払い:WeChat Pay
- レスポンシブ:YES
- メリット:有名プラットフォーム
- デメリット:JD.COM内に構築、Alipay非対応
- Website:http://sale.jd.com/act/wQTpIm7GnXE.html
有名プラットフォーム。コメントやレーティング機能も常備しているため、非常に優秀。ただ、参入がちょっと難しい。 簡単にリストだけ表示すると、
- ビジネスライセンス(中国) - 特定の業界のみ - JD.COMの利用規約縛りが強い - 売上の10%+毎月1,000元 - 毎年の審査 - 10点中8.5点以上のレーティングが毎年必要
こんな感じで本当は調べればもっとあるんだろうが、とにかく維持が大変だろうと思われる。
WeChatで越境ECサイトをオープンする方法その5:LEWAIMAI
- 費用:無料
- 条件:電話番号
- 支払い:WeChat Pay、Ali Pay
- レスポンシブ:NO
- メリット:食品デリバリーに強い
- デメリット:食品デリバリーに特化しすぎている
- Website:http://www.lewaimai.com/
食品デリバリープラットフォームに近い。将来的に食品デリバリーを検討しているならこれを行うのがいいだろうと思われる。
いかがだっただろうか?かなり簡素にまとめたので、詳しく知りたい人はアレンジに連絡してみてくれ。ちなみにオススメはWalktheChatだ。なんで?そりゃ、アレンジとのリレーションが一番強いからだ。あはは。
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