2017年 関空の国際線旅客数が初めて2000万人を突破!背景にはインバウンドの関西へのシフト・関空独自のユニークな取り組みも

2017年 関空の国際線旅客数が初めて2000万人を突破!背景にはインバウンドの関西へのシフト・関空独自のユニークな取り組みも

関西国際空港を運営する関西エアポートは、関西国際空港の2017年12月の利用状況の速報値を発表、合わせて2017年の利用状況の合計値を発表しています。この発表によると 国際線の旅客数は対前年比で伸びており、初めて2000万人を上回っています。こうした結果にはどのような背景があるのでしょうか。

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関西国際空港の2017年の国際線の旅客数は、4年連続で過去最高となる2113万4457人となり、初めて2000万人を上回る

関西国際空港が発表した2017年12月の利用状況(速報値)によると、国際線の旅客数は対前年比で12.7%増え、2113万4457人 となり、4年連続で最高値を記録しました。また年間の旅客数が2000万人を超えるのは初めてのことです。日本人旅客数は661万8091人となり、対前年比104%、外国人旅客数は1431万5556人となり対前年比118% でした。

12月単月では国際線旅客数は187万402人で対前年比120%。日本人旅客数は54万8830で対前年比102%、外国人旅客数は130万1410人となり対前年比130%を記録しています。国際線旅客数、外国人旅客数の総数に関しては12月として過去最高値を記録しています。

過去最高を更新した国際線の旅客数の背景にはLCC(格安航空会社)の増便、中距離路線の新規就航がある

関空は多数のLCCが発着していますが、2016年4月1日に民営化した関空は、2017年1月にLCCの専用国際線ターミナル(第2ターミナルビル)をオープン。ここは現在ピーチ・アビエーションが使用しており、台湾、韓国、香港など東アジアからの訪日外国人の姿が目立ちます。国際線が存在するのは中国、韓国、台湾、香港、フィリピン、マレーシア、シンガポール、ベトナム、オーストラリアなどで、関空は今後もLCCの充実を図る方針です。

関西国際空港が大規模なインバウンド対策!ウォークスルー型ショッピングエリア、「スマートセキュリティー」導入

関西国際空港を運営する関西エアポートは平成29年(2017年)1月28日、同空港に改修した第2ターミナルビルをオープンしたことを発表しました。第2ターミナルビルには国内線だけでなく、国際線も発着する予定で、国内の空港としては初となる1,090平方メートルに及ぶ大規模なウォークスルー型免税店舗などが開設されます。関西には大阪、京都といった訪日外国人観光客の人気観光地が集まっており、そのインバウンド需要の大きさなども意識した設計になっていると思われます。どのような設備が導入されているのか、...

また、関空は中長距離便の優遇策を導入しており、これが同様に国際線の旅客数増に貢献しています。関空を運営する関西エアポートは、2017年4月から航行距離3000キロ以上の新規路線は初年度の着陸料を無料にするなど、中長距離便の優遇策を導入しています。また世界的にも珍しい仕組みとして、関空を中継地とする経由便は片道分の着陸料を無料とする乗り継ぎ割引などを導入 しています。

関空は様々なイベント開催に関しても活発

直接旅客数には関係しませんが、関空は空港の賑わいという意味でも様々なイベントを開催しています。空港各所を彩るイルミネーションなどの他、”和”を楽しめる折り紙や墨絵などの展示、音楽祭などの他、手ぶらで着付けを楽しめる「LIVING和ごころおもてなしイベント」などを開催。また国際線の出発ロビーでの着物グリーティングなど、ユニークな試みも多く、日本を訪れた訪日外国人を楽しませる工夫があります。

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関空を利用する訪日外国人に人気の観光地はやはり大阪

また、大阪観光局が11月30日~12月11日に関空で出発前の訪日客に行った調査によると、回答者の中で日本の訪問地として大阪を選んだ人は89%、京都を選んだ人は60%、奈良を選んだ人は28%と、関西の観光地を巡ろうとする方がやはり関空を多く利用していることが明らかになっています。

このうち最も回答が多かった大阪で最も多くの方が訪れているのは、人気が高い順から「道頓堀」、「大阪城」、「ユニバーサル・スタジオ」、「日本橋」となりました。また、大阪は日本の中でも特にナイトタイムエコノミーの消費拡大に積極的に取り組んでいる都市であり、今後はこうしたナイトタイムエコノミーに関連した観光を目的とした訪日外国人も増えていくと予想されます。

22時以降出歩く訪日客激減:夜遊びできず 食後すぐホテルへ…ナイトタイムエコノミーの発掘が急がれる結果に 大阪「外国人夜間動向調査」で

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大阪はゴールデンルートに組み込まれている他、近年では関西国際空港からの入国数が増加していることもあり、インバウンド最前線の地となっています。大阪観光局は、今後のインバウンド誘致戦略に活かすことを目的とし、大阪を訪問する訪日外国人観光客の訪問先、消費動向等の調査を行っています。この調査について平成29年度第1期に大阪観光局が発表している調査結果を詳しくみていきましょう。なお、調査が行われたのは2017年5月23日~6月3日(12日間)となっています。インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する...

民営化された関空には既存の空港にはないアイディアが目立つ

2016年4月1日から新関西国際空港株式会社に変わり、関西エアポート株式会社が関西国際空港と大阪国際空港の運営を引き継いでいます。関西エアポート株式会社はオリックス株式会社、本社をフランスに置くヴァンシ・エアポートなどからなるコンソーシアムによって設立された企業です。「スマートセキュリティー」システムを国内で初導入し保安検査場における利用者の待ち時間短縮を図るなどの取り組みの他、出国審査を行った利用者が入る事が出来るエリアに、曲がりくねった通路に免税店を設置することで商品がより訪日外国人に目に止まるようにするウォークスルー型のショッピングエリアを設置するなど、日本の空港としては斬新な取り組みが目立ちます。こうした斬新なアイディア、LCC、中距離路線の拡大など、今後も関空のユニークな取り組みが見られそうです。

関西国際空港が大規模なインバウンド対策!ウォークスルー型ショッピングエリア、「スマートセキュリティー」導入

関西国際空港を運営する関西エアポートは平成29年(2017年)1月28日、同空港に改修した第2ターミナルビルをオープンしたことを発表しました。第2ターミナルビルには国内線だけでなく、国際線も発着する予定で、国内の空港としては初となる1,090平方メートルに及ぶ大規模なウォークスルー型免税店舗などが開設されます。関西には大阪、京都といった訪日外国人観光客の人気観光地が集まっており、そのインバウンド需要の大きさなども意識した設計になっていると思われます。どのような設備が導入されているのか、...

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訪日ラボ編集部

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