意外と多い 訪日客の10人に1人が神社仏閣の多言語表示に不満:観光地に訪日客呼びこむために知っておくべき多言語対応 4つのポイント

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

2017年の訪日外国人観光客数は史上最多となる2,870万人を突破。国内有数のインバウンド市場は成長市場として注目を集めています。

こうした背景から、国内のあらゆる業界でインバウンド対策が進められています。観光庁の「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート調査」によると、2017年に訪日した外国人観光客のうち、34.8%が「訪日旅行中に困ったことはなかった」と回答するなど、日本のインバウンド対策訪日外国人観光客から一定の評価を受けていますが、「多言語表示・コミュニケーション」面に関する不満は未だに大きく、インバウンド業界が解決すべき課題となっています。

神社・仏閣における多言語表示・コミュニケーション対応は、訪日外国人観光客からどのように評価されているのでしょうか。観光庁の同資料から解説していきます。

インバウンド受け入れ環境整備の資料を無料でダウンロードする

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

神社・仏閣の多言語表示・コミュニケーションに9.8%の訪日外国人が困っている

訪問した場所の中で多言語表示・コミュニケーションで困った場所(複数回答):観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」調査結果 2-1.多言語表示・コミュニケーションで困った場所より引用

訪問した場所の中で多言語表示・コミュニケーションで困った場所(複数回答):観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」調査結果 2-1.多言語表示・コミュニケーションで困った場所より引用

日本の神社・仏閣を利用した訪日外国人観光客のうち9.8%は、神社・仏閣での多言語表示の少なさ・不正確さ、対話でのコミュニケーションに不満を感じています。今回の調査の対象となった「鉄道駅」「宿泊施設」「飲食店」「小売店」と比較すると、多言語表示・コミュニケーションに関する不満は、4番目に多い結果になりました。

もう日本はコリゴリ!?2017年に訪日客が最も日本に「がっかり」したことと、その対応策とは?2018年に向けてインバウンド業界が踏まえておく

2020年の訪日外国人観光客4,000万人誘致を目指し、これまで官民一体となったインバウンド対策が進められてきました。以前の訪日ラボの記事でもご紹介したように、2016年に訪日した外国人観光客のうち約30%が「訪日旅行中に困ったことはなかった」と感じており、 インバウンド受け入れ環境は年々改善してきている

具体的に神社・仏閣のどのような場面で困っているのだろうか?

多言語表示・コミュニケーションに関して困った場面(複数回答):観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」調査結果 2-2.多言語表示・コミュニケーションで困った場面より引用

多言語表示・コミュニケーションに関して困った場面(複数回答):観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」調査結果 2-2.多言語表示・コミュニケーションで困った場面より引用

城郭・神社・仏閣を訪れる訪日外国人観光客は、その歴史や文化を知ることを楽しみにしています。先述の通り、城郭・神社・仏閣の多言語表示・コミュニケーションに困っている訪日外国人観光客は、9.8%と少ない結果にはなりますが、そのうち68.4%にあたる訪日外国人観光客は「歴史・文化に関する説明を読む際」にもっとも困ったと回答しました。

観光地の魅力を最大限に伝えるためには、多言語での文化・歴史の説明が必要不可欠です。国内には様々な翻訳ツールが存在しており、こういったツールの活用も一つの手でしょう。「参拝方法の説明を読む際(46.2%)」「見学時の注意事項の説明を読む際(32.0%)」の多言語表示・コミュニケーションに不満を持っている訪日外国人観光客も一定数存在しているようです。城郭・神社・仏閣を見学する際、「何をしていいのか・いけないのか」といった注意事項は、運営者側が前もって訪日外国人観光客と共有するべきものです。対策が遅れれば、観光公害といった問題にもつながる恐れがあります。

観光公害で世界遺産「厳島神社 大鳥居」を失う恐れ、観光立国を目指す日本が直面する課題とは

以前の記事でもご紹介したように、JTBの資料によると、2018年の訪日外国人観光客数は 3,200万人 に達することが予測されています。2020年の東京オリンピック。パラリンピック開催時に 4,000万人 の訪日外国人観光客誘致を目指す日本では、ここ数年訪日外国人観光客数は順調に伸び続けています。こうした状況の中、大きな問題となっているのが 観光客のマナー違反などを指す「観光公害」。 世界遺産に登録される広島県廿日市市に位置する世界遺産・厳島神社でも近年「観光公害」が深刻化しているようです...

神社・仏閣でどのような多言語表示ツールを欲している?

最も必要だと思う多言語表示ツール(単回答):観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」調査結果 3-1.訪日外国人旅行者が必要だと思う多言語表示ツールより引用

最も必要だと思う多言語表示ツール(単回答):観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」調査結果 3-1.訪日外国人旅行者が必要だと思う多言語表示ツールより引用

訪日外国人観光客は、神社・仏閣でどのような多言語表示ツールを必要としているのでしょうか。もっとも声が多かったものは「多言語パンフレット」でした。紙媒体のパンフレットを配布することで、訪日外国人観光客により効果的に神社・仏閣の魅力を伝えることができます。また、観光地の魅力を紹介する資料を作成し、ウェブ上でダウンロードできるようにすることで、旅マエの訪日外国人観光客にもアプローチすることができるでしょう。

神社・仏閣でどのようなコミュニケーションツールを欲している?

最も必要だと思うコミュニケーションツール(単回答):観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」調査結果 3-2.訪日外国人旅行者が必要だと思うコミュニケーションツールより引用

最も必要だと思うコミュニケーションツール(単回答):観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境整備における国内の多言語対応に関するアンケート」調査結果 3-2.訪日外国人旅行者が必要だと思うコミュニケーションツールより引用

神社・仏閣を訪問する際のコミュニケーションツールに関しては、訪日外国人観光客はどのようなものを求めているのでしょうか。もっとも訪日外国人観光客からの要望が多かったものは、「多言語音声ガイド」でした。

イギリスの大英博物館やカンボジアのキリングフィールドなど、多くの外国人観光客が足を運ぶスポットには、必ずと言ってもいいほど多言語の音声ガイドが配布されています。神社や仏閣などの観光地は基本的に目で見て楽しむスポットですが、多言語の音声ガイドを通じて観光客に歴史や文化などの不随する情報を与えてあげることで、訪日外国人観光客の満足度を向上させることもできるでしょう。

この続きから読める内容

  • まとめ:神社・仏閣で多言語対応したいなら「訪日客の声」を参考にしよう
  • 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
  • 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
  • 今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに