【京都】訪日外国人観光客に人気の観光スポットランキング|2位は二条城、1位は?京都市観光調査

京都といえば、訪日外国人(外国人観光客)に人気の観光スポットが豊富な地域です。平成28年に京都を訪れた訪日外国人について、京都市が実態調査を発表しています。この記事では、同調査をもとに京都で人気のある訪問地・観光スポットをランキング形式で紹介。どのような国、地域を対象に訪日外国人対策を行っていくのか?という視点で見ていくと非常に重要で貴重なデータとなります。詳細に見ていきましょう。

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【ランキング】京都で訪日外国人に最も人気の高い訪問地・観光スポット

平成28年の京都市観光調査をもとに、京都で訪日外国人に人気のある訪問地・観光スポットのトップ25をランキング形式で紹介します。

京都の中で訪日外国人に最も人気がある京都の訪問地は「清水寺」となり、続いて「二条城」、「祇園」、「金閣寺」、「伏見稲荷大社」となりました。

訪日外国人に人気の京都の観光地というと鳥居が立ち並ぶ光景が美しい「伏見稲荷大社」だとイメージしがちですが、実際には全体で最も人気だったのは「清水寺」でした。中でも台湾は90%以上の人が「清水寺」を訪れています。北米やオセアニア「二条城」を選んでいる方が多くなっています。

訪日外国人に最も人気の高い訪問地は「清水寺」

訪日外国人に最も人気の高い訪問地は「清水寺」

最も多かったは欧州からの男性観光客で、年齢は20−30歳代

京都市が平成28年の調査内容として発表している「外国人観光客実態調査」によると、京都市を訪れた中で最も多かった外国人観光客は欧州出身者で、その次が中国出身ということがわかりました。男女割合に関しては欧州からの観光客の55%以上が男性で、年齢は20歳から30歳だったことがわかっています。

ついで多かったのは中国出身の観光客は、中国の場合は女性が56%を超え、40%以上が20歳代の女性でした。3位の台湾は女性が61%以上とさらに増え、年齢は20歳代だったことがわかっています。全体で見ても京都市を訪れている外国人の51%は女性で、20歳代の割合が42%と高くなっています。

職業について見ていくと、全体では学生が最多の24%以上ですが、欧州の場合は一般従業員が多く、中国、台湾も同じ傾向です。一方韓国は学生が61%と過半数を締めています。

最も多かったは欧州からの男性観光客で、年齢は20−30歳代

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関空からの入国は過半数を超える54%だが、ゴールデンルート経由となる関東からの入国も4割

観光で訪れている方が多いことからか、飛行機の利用クラスはやはりエコノミーが最多。京都を観光で訪れる際の入国空港は関西国際空港が過半数を超える54%、また成田空港という回答も28%、羽田空港という回答が10%と、合計で38%を超えており、約4割が東京を始めとする関東圏からゴールデンルートでの観光をスタートしていることが伺えます。

京都市を観光した訪日外国人がそのまま関西国際空港から出国する割合は55%で、成田28%、羽田10%という回答からも、出国時と同様に帰りも一旦東京観光をして帰路につく訪日外国人が4割いることがわかります。

関空からの入国は過半数を超える54%だが、ゴールデンルート経由となる関東からの入国も4割

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中間層までの旅行者が多く、京都までの移動はJR在来線や私鉄、新幹線が中心

年収を見ていくと100万円未満〜300万円未満の層、500万円未満の中間層で全体の6割を超えており、500万円以上となる中間〜富裕層のほうが割合として少ないことが伺えます。これは全体で見た時の年齢が20歳〜30歳の訪日外国人が多いことも関係しています。

また京都への移動手段としては関空からの移動はJR在来線や私鉄、東京方面からの移動は新幹線という形で大きく別れていると予想され、近年のFIT(海外個人旅行)の増加から、貸し切りバス・観光バスなどの利用比率は下がっています。

中間層までの旅行者が多く、京都までの移動はJR在来線や私鉄、新幹線が中心

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宿泊施設としてホテル利用が多かったのは中国、台湾は旅館、韓国ではゲストハウスが最多

京都市内での宿泊数を見ていくと、全体では市内平均で3.9泊となり、27年の4泊より減少。最も宿泊日数が長かったのは欧州の4.8日で、最も短かったのは韓国の2.6泊でした。

宿泊場所としてはホテルの人気が高く全体で40%、続いて旅館が22%でした。最もホテルを利用していたのは中国で約55%、対象的に台湾は48%の人が旅館を選択、韓国ではゲストハウスの利用が33%を超えています。

宿泊施設としてホテル利用が多かったのは中国、台湾は旅館、韓国ではゲストハウスが最多

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来訪回数は「初めて」が最多の60%、欧米人は個人旅行も多いが、アジア人は3人から4人のグループでの旅行も多い

日本への来訪回数は全体で「初めて」という回答が最多の60%となり、日本への初めて訪れた人が最も多いのは欧州の75%、香港は日本来訪が5回目以上と答えた人が26%超と最多。

京都への来訪回数も初めてという回答が74%を超えており、北米では83%の人が初めて京都を訪れており、欧州もまた80%と高い。京都を5回以上訪れている人が最も多いのは台湾の4.6%でした。

同行者については全体では2人という回答が最多となる39%超、北米やオセアニア、欧州では1人という回答も多くなっていますが、中国、台湾、韓国、香港では1人という回答は少なく、対象的に3−4人という回答が増えています。

こうした回答からは、一人でもマイペースで自分の個人旅行を楽しもうとする欧米人と、仲良し同士で複数人で楽しみたいと考えるアジア人という性質の違いが現れていると言えるでしょう。

来訪回数は「初めて」が最多の60%、欧米人は個人旅行も多いが、アジア人は3人から4人のグループでの旅行も多い

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来訪動機は「寺院・神社、名所・旧跡」が最多

来訪動機として最も多かったのは「寺院・神社、名所・旧跡」の訪問で、全体で約9割の回答を集めています。ついで「伝統文化鑑賞」が53%、「食事」が35%となりました。

特に欧州からの訪日外国人ば90%以上が「寺院・神社、名所・旧跡」と回答しており、台湾も同様に「寺院・神社、名所・旧跡」が来訪目的という方が多い結果となりました。香港、北米の場合は「食事」という回答が多くなりました。

来訪動機は「寺院・神社、名所・旧跡」が最多

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事前の情報源は「家族・友人」からの情報が最多

事前の情報源としては「家族・友人」という回答が最多で、全体で54%、台湾では71%となりました。欧州は「旅行ガイドブック」を参考にしている人の割合が52%と高く、「SNSやブログ」を情報源としている人は韓国が37%と多く、「韓国ではブログマーケティングが有効」と言われる状況を裏付ける結果となりました。

事前の情報源は「家族・友人」からの情報が最多

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近隣の訪問は大阪が全体で最多、欧米からの訪日外国人は東京を訪れる傾向が高い

京都訪問中に訪日外国人が訪れていたのは、全体では近隣ゴールデンルートである大阪が最多。また東京も多く全体で55%を超えています。

地域別に見ていくと北米、オセアニア、欧州では東京を訪問している人が80%を超えており、対象的に中国、台湾、韓国、香港からの訪日外国人は大阪を訪れている人が80%を超えており、韓国に至っては90%を超えています。また、北米、オセアニア、欧州は箱根・富士山、広島への訪問も中国や台湾、韓国などと比較して多くなっています。

近隣の訪問は大阪が全体で最多、欧米からの訪日外国人は東京を訪れる傾向が高い

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京都の「散策ツアー」が伝統文化体験では特に人気

伝統文化体験に関しては全体で最も人気が高かったのは「散策ツアー」となり、特に台湾に人気でした。北米、オセアニア、欧州は「茶道」の人気が高く、中国や台湾、香港にも「着物・浴衣」の体験が人気だということも伺えます。

京都の「散策ツアー」が伝統文化体験では特に人気

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土産品としては「菓子」の人気が最も高い

土産品として最も人気だったのは「菓子」で、台湾は72%以上が「菓子」を購入、中国、オセアニアも「菓子」を多く購入しています。「洋服・かばん・靴」などを購入していたのは香港が最多、欧州や北米では「お茶」も人気です。

土産品としては「菓子」の人気が最も高い

土産品としては「菓子」の人気が最も高い

「デパート・ショッピングセンター」で土産品を購入している方が最多となり、台湾は「ドラッグストア」が最多

土産品の購入形態としては「デパート・ショッピングセンター」が最多で全体の56%となりました。特にデパートでの購入が多かったのはオセアニアで、中国が60%、香港も60%と高くなっています。欧州に関しては「土産物店」が最多の64%となりました。一方台湾は「ドラッグストア」が最多の64%となっています。

「デパート・ショッピングセンター」で土産品を購入している方が最多となり、台湾は「ドラッグストア」が最多

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宿泊代は昨年度比で増加したものの、買い物、飲食代はマイナス成長

京都市内での消費額を見ていくと、全体では合計約10万円となり、平成27年度の合計12万3000円を下回りました。

分野別では宿泊代は3万6800円と、27年を上回っているものの、買い物台、飲食費に関してはいずれも低下しています。

最も宿泊にお金を使っていたのは台湾の5万8000円、買い物代に関しても台湾がトップとなりました。交通費に最もお金を使ったのは北米の2万2000円で、北米は同様に飲食費も最多の2万6700円となりました。

宿泊代は昨年度比で増加したものの、買い物、飲食代はマイナス成長

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国や地域別に訪日外国人の行動パターンを理解することで、さらなる満足度を

今回京都市が発表している実態調査を詳細に見ていくと、国や地域ごとにそれぞれ特性があることが伺えます。ビジネスモデルや業態によってどの国や地域の訪日外国人が多いかは異なりますが、こうした詳細な消費行動の違い、行動パターンや嗜好を理解して実際の現場に役立てていくことで、さらに訪日外国人の満足度を高めることが出来るでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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