ご無沙汰しております!ジーリーメディアグループ代表の吉田皓一でございます。
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
周回遅れのユーチューバー
私このたび、平成も終わりを告げようとするこのタイミングで、今さら流行りに乗って「ユーチューバー」はじめました。今や、小学生の将来の夢もユーチューバー。すでに色んなチャンネルが百花繚乱する時代です。いま始めるなんて、数馬身遅れどころか周回遅れでのスタートになります。
しかしながら半年前、社員からの「社長、中国語しゃべれるし、ユーチューバーやってくださいよ(どうせヒマなんだから)」という一言で、実施が決定いたしました。その名も、「吉田社長爆裂頻道(吉田社長の爆裂チャンネル)」!!!爆ぜる!!!
ちなみに「社長」というのは、別に「俺は社長だ!」と言いたいわけでは決してありません。一般的に中国語では社長は「老闆」或いは「董事長」と言います。ゆえに「社長」という表現はとても日本的で、日本人が紹介しているという印象を醸成できます。
同様に、私が台湾でメディア出演する際、必ずスーツを着るのも、「日本人感」を印象付けるためです。亜熱帯の台湾では、ビシッとスーツを着ているビジネスパーソンはごくごく少数で、それゆえにカッチリスーツだと、「日本人感」を醸し出す事ができます(めっちゃ暑いですが)。
さて、ユーチューバーの話です。ゼロから始めるとなるとフォロワー集めが大変ですが、「ラーチーゴー!日本」のユーザ数は毎月安定して100万人を超え、旅マエもしくは旅ナカの台湾人・香港人が数多く閲覧しています。また当社のFacebookページのフォロワーは、台湾と香港に約70万人います。
それらオウンド並びにソーシャルのメディアを活用し、他にはできないユーチューブ動画制作を展開していきます。元テレビ局員で中国語を話せて、自社で訪日媒体を持って、台湾の笑いのツボが(多少なりとも)分かる日本人は、私以外にいない!(はず) 自分と自社の強みを生かし、他にできないコンテンツ制作に挑戦していきます!
ジーリーだからできるYouTubeチャンネル
他にはできないという点では、他にも強みが活きます。いわゆるユーチューバーは「個人」ですが、我々は「組織」で動きます。毎回の撮影には、日本を熟知したラーチーゴー!日本の編集部が立ち会い、ネイティブの立場から私の表現に「ここはこう言った方がウケる」「この言い方は誤解を招く」と言った”ツッコミ”を入れます(これが本当に辛い…)。
また、日本人で構成されたプランニングチームが、依頼主である企業や自治体の担当者から、ニーズとオーダーを正確に汲み取ります。結果的に、ユーザとクライアント、両方にとって最適な作品を作り上げていきます。
作成した動画は、ラーチーゴー!日本のTOPページならびに、各エリア版のTOPページ右上に掲載され、ユーザがアクセスすると自動再生されます。
また、当社のFacebookページでも積極的にシェアされ、ソーシャル上では二次的三次的にどんどん動画が拡散していきます。
取材に同行する当社編集部ライターは、私のロケに立ち会う一方、自らも記事作成のための取材を行いますから、動画以外に、テキストでの記事も公開され、訴求効果を高められます。
ユーチューバーの得意分野と不得意分野
日本でもそうですが、台湾・香港でもユーチューバーの主要な視聴者層は、圧倒的に10〜20代の若い層です。彼らは、ネット上では積極的にいいね!を押したり、コメントをつけたり、非常に大きな存在感を示すのですが、消費力は比較的高くありません。ゆえにハイエンドな商品・サービスの訴求には、不向きです。同じ台湾人・香港人でも、どの消費者レイヤーに当てるかで、作戦を変えていかなければなりません。
日本では2020年頃に運営がスタートするとみられる5G(第5世代移動通信システム)は、4Gの10倍の速さ、ブルーレイディスクが僅か26秒でダウンロードできると言われています。そうなれば、インターネット動画はいままでより遥かに高解像度になり、VR(仮想現実)などの守備範囲は非常に大きくなります。動画コンテンツの訴求力が飛躍的に大きくなることは間違いありません。
しかしテレビの登場でラジオや新聞がなくならないように、テキストベースのコンテンツがなくなるわけではありません。動画は観る者を受動的にさせるので、一定時間「待ち」でいなければなりませんが、テキストは能動的に情報を取捨選択でき、必要ない情報は読み飛ばし、自分の好きなペースで情報をどんどん取得できます。それぞれの媒体やコンテンツの特性を正確に捉え、戦略的に活用する事が求められます。
以上、周回遅れでユーチューバーを始めてみた所感でした。
中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。
今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。
今回もインバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、10〜11月のインバウンドトレンド情報についてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!