こんにちは、クロスシー編集部です。
中国向けのインバウンド対策として、SNSの運用に力を入れている事業者も増えています。自社商品の魅力を届けるのは重要ですが、受け取り手の感性にそぐわない情報は時に広告らしさを感じさせてしまい、ユーザーのアカウントへの関心をそいでしまうこともあります。
本編では、中国SNSの特徴や運営のコツのおさらいと、クロスシーがネットワークする「アンバサダー」と呼ばれる日本全国の中国人クリエイターについて紹介します。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
中国主要SNS「Weibo」「WeChat」の特徴おさらい、継続的なコンテンツ配信の重要性
中国で現在主要なSNSと言えば、中国版Twitterである「Weibo」、そして全世界で10億ユーザーがいるメッセージングアプリ「WeChat」があります。WeChatには決済機能「WeChat Payment」の機能が備わっており、店頭に導入すればCRM(顧客関係管理)にも利用できるのが特徴です。
WeiboやWeChatにはキャンペーンの機能も備わっており、フォロワー数や認知の拡大といった目的に合わせて活用できます。
なぜWeChatは10億人以上のユーザーを獲得したのか?/「チャット」にとどまらず『衣食住行』のニーズに対応&『Wedocrm(微答)』とい
こんにちは、クロスシー編集部です。 中国での日常的なコミュニケーションに欠かせないWeChat。メッセージのやり取りだけでなく、商品等の購入といった決済にも利用できるのが大きな特徴です。本日はこのWeChatを用いたCRM(顧客関係管理)について紹介します。 関連記事WeChatのミニプログラムとはWeb版のWeChatの使い方 [cta_toc_upper_banner] 目次 なぜWeChatが生活基盤に?「決済機能」と「サードパーティツール」が中国人の生活を変えた 決...
またWeiboやWeChatには「公式アカウント」の機能があり、WeChatの場合はそのアカウントをフォローする個人のチャットスレッドに新着メッセージとして情報を配信することが可能です。過去の記事もさかのぼって参照できるため、上述したようなSNSの活用にあたっては、普段からのコンテンツの配信が重要になってきます。
過去記事の中に、ユーザー自身の好みやニーズとマッチするコンテンツがあると、フォローにつながったり、またユーザーが自分の友人に紹介したりする動機づけとなるからです。

こういったコンテンツは、誰が作成するのかがもっとも重要です。現在インバウンド施策を打っている事業者であれば、社内に中国語を母語とするスタッフもいるかもしれませんが、ではSNSのコンテンツ制作はそういった社内のリソースで対応するのが得策なのでしょうか?
実はこの点は、2つの理由から「ベストな選択とは言えない」場合が多いのです。
1つ目の理由として、内製する場合に時間的な制約があるということが考えられます。中国のSNSでは、長文と複数の写真のコンテンツが好まれる傾向にあり、制作にある程度の時間を取られます。この時間を社内の人間で捻出するのは容易ではないでしょう。
また、2つ目の理由として、母語が中国語だからといって、自社のターゲット層となる中国人にささるコンテンツを作れるかというとそうもいきません。例えば日本人が全員、母語が日本語だからというだけでLINEのアカウント運営を担当することができるかと聞かれれば、そうもいかないのではないでしょうか。それと同じことが、中国人担当者にも言えます。
また付け加えるならば、「広告色」も中国人SNSのユーザーからは敬遠される一要素です。第三者の目線で商品やサービスに向き合い、そこから表現される正直な感想をこそユーザーは求めています。
日本全国で活躍する「アンバサダー」とは? CAP(Cross C Ambassador Program)ではコンテンツを継続的に提供、導入実績も多数
前段で見てきたような「広告色のないコンテンツ」を作成できる中国人を見つけ出すことは、多くの事業者にとって難しいことではないでしょうか。
当社(クロスシー)では約2年前より「アンバサダー」と呼ばれる在日中国人のメンバーを、全国40の都道府県にネットワークしています。当社のプロモーション事業の一つである「CAP(Cross C Ambassador Program)」では、現在800名以上を数える彼らアンバサダーの協力により、テーマに沿った写真・文章・動画といった形式でコンテンツを作成します。
SNSアカウントから配信されるそれらのコンテンツは、アンバサダー自らのこだわりや感性を基軸に形成されるため、広告色なく自然と商品や観光スポットをお薦めすることができます。

このプログラムはすでに複数の案件で稼働実績があり、そのコンテンツの仕上がりの水準だけでなく、独自性に高い評価を与えられています。
アンバサダーが紹介するのは、商業施設での日本商品だけでなく、コト消費や日本文化の紹介まで多岐にわたります。こういった記事は、通常の記事と比べても閲覧数、コメント数、いいねとうの数値が格段に上がっています。
まとめ 〜SNSで高まるコンテンツの重要性、アカウント運営ではファンからの信頼をつかみとることが大切〜
SNSでのユーザー(見込み客)とのコミュニケーションで大切なことの一つに「読み手にとって有益と感じられる情報を届ける」ということがあります。ユーザーの目線で情報を収集、整理、発信できる「アンバサダー」の価値は、SNSの地位向上と連動して高まっていくでしょう。
CAPでは、こうした当社の強みの一つである人的ネットワークの価値が最大限発揮されています。インバウンド施策としてSNS運営の導入を検討する際には、ぜひコンテンツの制作といった視点も忘れず、よりユーザーのロイヤリティ(直訳は「忠誠心」、ファンの会社やブランドに対する信頼度)が高まる運営を目指したいものです。
【7/23開催】育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは
本セミナーでは、インバウンド観光における地方誘客や地域消費拡大の鍵として、「ローカルガイド」の可能性に焦点を当てます。
観光地では今なお、多言語で地域の歴史や文化を伝えられるガイドが不足しており、「訪日外国人の受け入れ体制が十分とはいえない」と感じている自治体も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、地域に根ざした人々が観光客を案内する「ローカルガイド」です。
2018年の法改正により、国家資格がなくても有償でガイドができるようになり、地域住民や移住者など、さまざまな人がローカルガイドとして活躍できる時代となりました
誰もがガイドになれる今だからこそ、地域の魅力を正しく伝え、訪日外国人に満足してもらえるガイド人材がこれまで以上に重要になっています。質の高いローカルガイドを増やせば、インバウンドの消費を促進し、地域経済への波及効果も大きく期待できます。
本セミナーでは、株式会社羅針盤と株式会社movが共催し、インバウンドを地域でどう受け入れ、地域の魅力をどう伝えるか。そのために欠かせないローカルガイドを増やすための具体的な打ち手や、現場での実践例を詳しくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- いま注目のローカルガイドについて学べる!
- 地域としてインバウンドをどのように受け入れられるのかがわかる!
- インバウンドの満足度や消費を高めるための地域の魅力の伝え方について学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

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