大阪に数多くの訪日外国人が訪れています。
米マスターカードが発表している世界の海外旅行市場に関するレポート「Mastercard Destination Cities Index」によれば、大阪は2009年から2016年にかけて、世界で最も海外旅行者数の年平均増加率が大きかった都市であったと述べています。具体的には大阪で2009年から2016年にかけて年平均+24.0%で外国人観光客が増加し続けています。
訪日外国人が増えていることによって、大阪で商売をしている事業者や自治体の方々もインバウンド対策に関心を持つようになってきています。しかしながら、インバウンド対策の事例や情報はまだまだ多くはありません。そこで今回、儲ける・儲けたい事業者向けのビジネスマッチング展示会「関西インバウンド交流会2019」を一般財団法人 関西観光本部、株式会社テレビ大阪エクスプロが開催します。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
「関西インバウンド交流会2019」とは?インバウンドで儲ける・儲けたい事業者向けのビジネスマッチング展示会!
「関西インバウンド交流会2019」とは、インバウンドで儲ける・儲けたいと考えている事業者や自治体の担当者向けの課題解決のためのビジネスマッチング展示会です。訪日外国人向けに飲食店やお土産品を提供している事業者、ホテル・宿泊施設、翻訳や通訳、インバウンド対策サービスなど、インバウンドにまつわるサービスや商品を提供している方々が70者以上出展をします。その他にもインバウンド対策や事例にまつわるセミナーも30セッション以上開催を予定しています。インバウンド対策の最新の動向を知ることができるチャンスです。
なお、「関西インバウンド交流会2019」は2019年2月26日(火)〜2月27日(水)にグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催されます。来場については、事前登録をしていただくと無料で参加できます。
「関西インバウンド交流会2019」の会場では、以下の3エリアに別れて様々な企業がブースを出店します。
- デジタルマーケティングゾーン
- 多言語対応ゾーン
- ハラルビジネスゾーン
各エリアの特徴について紹介していきます。
デジタルマーケティングゾーン
スマートフォンやタブレットの普及、wi-fi などのインフラ環境整備により訪日外国人観光客が得る情報は多様化しており、その流れは今後ますます加速していくことが予想されます。その中で、デジタルマーケティングはインバウンド対策において重要な手段の1つだと考えられます。当ゾーンでは最新のデジタルマーケティングの情報を知ることができるでしょう。
- 訪日外国人向けWeb&アプリ
- インバウンドニュースサイト&アプリ
- インバウンドビッグデータ活用
- 観光向け地図サイト&アプリ
- 広告サービス
- インバウンド関係Web& コンテンツ制作
などの企業が出展を予定しています。
多言語対応ゾーン
観光庁の訪日外国人向けアンケートによると、飲食店での意思疎通で困ったという割合が3割近くに上ったという結果が出ています。このような状況を改善するための、システムやサービスを活用できれば、大きなアドバンテージになると考えられます。訪日外国人観光客受け入れ態勢の強化に活用できるソリューションなどをまとめたエリアが多言語対応ゾーンです。
- 多言語表示
- コミュニケーション事業者全般
- 多言語表示端末
- 翻訳サイト、アプリ
- 表示システム
- ホームページ製作
などの企業が出展を予定しています。
ハラルビジネスゾーン
全世界の人口の 1/4 を占めると言われているムスリム。日本国内でも人口が増え、マーケットが拡大することが確実視されているムスリム市場は、いまや世界各国の注目の的です。一方で、ムスリムおよびハラルの重要性は理解しているものの、どのように取り組むべきなのか、把握できる企業は多くありません。そこでハラルゾーンでは最新の情報や事例を紹介しています。
- ハラル、ムスリム事業者全般
- ハラル食品
- ムスリム認証
などの企業が出展を予定しています。
セミナーやネットワーキング(懇親会)も開催!
「関西インバウンド交流会2019」ではインバウンドの成功事例や最新の動向を把握できるセミナーを開催しています。
セミナーは2日間行われ、1日目は地方創生をテーマに、2日目は訪日外国人の動向調査やインバウンド市場の今後の動き、キャッシュレスについてなどの最新の動向を聞くことができるテーマとなっています。具体的には下記のテーマで各専門家が講演を予定しています。(一部抜粋)
- 2月26日(火)
- 13:30〜13:50
- インバウンドで地方創生を
- 石井至氏 石井兄弟社取締役
- 14:00〜14:50
- 観光地域づくりとDMOについて
- 河田敦弥氏 観光庁観光地域振興部DMO支援室長
- 2月27日(水)
- 10:30〜11:30
- どう動いている?訪日外国人の観光実態
- 竹内公文氏 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)
- 11:45〜12:45
- 2030年を見据えたインバウンドマーケットの動向と対策
- 岡村篤氏(株)野村総合研究所
その他にも、ムスリム旅行者受入セミナーや各企業のプレゼンテーションも開催されます。インバウンドにまつわる最新の情報をセミナーに参加し仕入れてみてはいかがでしょうか。(※要事前登録)
さらに、出展者プレゼンセミナーも充実。各出展者の強みや、商材の理解促進にお役立てください。
インバウンドに興味ある方なら誰でも参加できる!ネットワーキング(懇親会)を開催:事前申し込み必須
「関西インバウンド交流会2019」の初日である2月26日(火)17:30からネットワーキング(懇親会)が開催されます。場所はグランキューブ大阪5F特設会場となります。参加費は3,000円で事前登録が必須とのこと。本交流会はどなたでも参加できます。参加してインバウンドに興味のある方々と交流を深めていきませんか。
まとめ:インバウンドで盛り上がる大阪!最新の情報を関西インバウンド交流会でキャッチしていこう!
冒頭でも述べたとおり、大阪のインバウンドは盛り上がりを見せています。しかしながら、まだまだインバウンド対策にまつわる情報は多くありません。どのようなことを実施すれば成功するのかも、まだまだ確立されていません。そのため、「関西インバウンド交流会2019」のような、最新の動向を知れ、インバウンドに関心のある方々と交流ができるイベントは貴重な機会になるのではないでしょうか。「関西インバウンド交流会2019」には無料で参加できますので、下記より参加してみてはいかがでしょうか。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

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