【福島DMO】福島県観光物産交流協会とは | 補助金・インバウンド対策・震災復興の「ホープツーリズム」事例を解説

【福島DMO】福島県観光物産交流協会とは | 補助金・インバウンド対策・震災復興の「ホープツーリズム」事例を解説

2011年に起きた東日本大震災では甚大な被害を受けた福島ですが、着々と復興も進み多くの観光客が訪れています。数ある日本の観光地の中でも特に人気の観光地でもある「福島県」。食や温泉、歴史や文化を感じられる施設などを数多くの見所があります。

そんな福島県の地域観光を促進する「福島県観光物産交流協会」は国内外からの観光客を受け入れる環境整備を様々な活動を通して行なっています。

今回は福島県観光物産交流会がどのような組織なのか、また、どのような活動を行っているのかを詳しく見ていきます。


福島県観光物産交流協会とは?

福島県の地域観光を促進する「福島県観光物産交流協会」とはどのような組織なのでしょう。詳しく見ていきましょう。

福島県の特産品の開発と販路の拡大

福島県の地域観光を促進する目的で設立された財団法人福島県観光物産交流協会。平成20年4月に財団法人物産プラザふくしま、財団法人福島県観光開発公社、一般社団法人福島県観光連盟の三つの団体が統合して発足しました。

資源が豊富な福島県の特産品や販売経路の拡大を進めることで福島の財政を立て直すことも一つの命題になっています。

物産・観光関係の設備管理・運営

特産品が豊富なため、物産関係の施設を建設したり観光施設の建設を行ない、その管理・運営を行っています。設備運営にも関わることで福島の財政にも大きく影響を与えています。

大きな災害立て続けにあったことでも有名な福島の財政難を立て直す大事なキーパーツの一部となっています。

外国人向けのインバウンド対策

福島県内の歴史や文化、観光情報などを国内外に向けて発信しています。さらには、外国人観光客を受け入れる環境整備を行ったりなど様々な取り組みを行っています。 

福島県は、地震、津波、原発事故、風評被害を一度に経験した数少ない地域の一つです。世界的にもニュースになり、多くの義援金が寄せられました。そんな福島の復興支援状況も含めて世界に発信することで新たな福島の魅力を知ってもらう役割も果たしています。

福島では復興ツアーもやっているため、外国人観光客にも密かに人気があります。そうしたインバウンド対策も積極的に実施しています。

福島県の定番観光スポット

福島県にはたくさんの観光スポットがあります。食に関するものや温泉、歴史や文化を感じられる施設など数多くの見所があります。 

福島県の特産品などが揃う「福島県観光物産館」や源泉かけ流しの温泉が楽しめる「くろがね小屋」。さらには、「国指定重要文化財 旧高松宮翁島別邸」や「国指定重要文化財 天鏡閣」、「国指定重要文化財 旧高松宮翁島別邸 福島県迎賓館」などの歴史と文化を肌で感じられる観光スポットが数多くあるのです。

福島県のありのままを見て学ぶ「ホープツーリズム」

地震による被害からの復興が進む福島県ですが、そんな現在の福島県のありのままを見て学ぶ「ホープツーリズム」 とはどのようなものなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

ホープツーリズムとは?

福島県は地震、津波、原発事故、風評被害を一度に経験しました。これらを一度に経験した場所は世界中を見ても福島県だけ。現在でも様々な課題が残る場所です。

そんな困難な状況の中でも、しっかりと未来を見据えながら挑戦を続けている人々が福島県にはたくさんいます。このような状況で福島県だからこそできる「新しい学び」をホープツーリズムと言うのです。

福島県復興ツーリズムモニターツアーを実施

福島県内の現在の様子を見て回る「福島県復興ツーリズムモニターツアー」を実施しています。

福島県のありのままを目で見て学ぶツアーで、日帰りによるツアーや1泊2日で回るツアー、 じっくりと3泊4日で回るツアーなどいくつかコースが用意されています。ツアーの中には語り部によるガイドや、農家へ民泊し、農村生活を体験するコースなどもあります。

積極的なインバウンド誘致

国内だけでなく海外からの観光客の受け入れを拡大させようと福島県ではインバウンド誘致にもますます積極的です。観光事業の活性化には外国人観光客の増加も不可欠。

そこで外国人観光客を受け入れる体制を整えるべく、宿泊施設関係者を対象とした研修会を行っています。

外国人受入対応おもてなし研修会の実施

福島県ではインバウンド誘致も積極的に行い、「外国人受入対応おもてなし研修会」を実施しています。

外国人受入対応おもてなし研修会は県内の7箇所で開催され、外国語が話せない人でも訪日外国人の接客ができることを目指し、宿泊施設の関係者を対象に行なっています。

「宿泊施設向けコミュニケーションボード」を作成

宿泊施設などで外国人観光客を受け入れるにあたって、英語が話せなくてもコミュニケーションがとれるようにコミュニケーションボードを作成しています。

例えば、「食事制限がありますか」や「アレルギーはありますか」などのボードを作成し外国人観光客のコミュニケーションを図ります。また外国人観光客の中にはムスリムやベジタリアンなどの宗教上で食事の制限がある人も多く訪れるため、そのような人たちにも対応可能なコードも作成されています。

このように福島県では、外国人観光客を受け入れるための土台作りを様々な方法で行なっているのです。

公衆無線LAN環境整備の補助金を交付も!

外国人観光客が日本を旅行する上で重要となるのがインターネットの環境。観光地の情報を収集したり交通手段を検索したりなど、旅行に欠かせないツールとなっています。

しかし日本では、海外に比べても公衆無線LANの環境整備が進んでいない場所も多く不安に思う外国人観光客も多くいます。そこで福島県では補助金を交付し、公衆無線 LAN の環境整備を進めているのです。

インターネットの環境を整備することで、外国人観光客が快適に福島県を観光することができ、満足度アップへと繋がると考えられます。満足度がアップすることで、福島県にまた来たいと思ってもらい、リピート率へとつながって行くでしょう。

さらには満足度が高い旅行であればSNSなどで拡散してもらうことも予想され、 さらなる訪日外国人観光客の増加へと繋がって行きます。外国人観光客の受け入れ体制の整備は、地域経済の発展へと繋がり地方創生へと繋がっていくのです。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!