3月20日より、京都市観光協会はVisaの協力のもと、訪日客に向けて京都市内・約50箇所における桜の開花情報の新規配信を開始しました。あわせて大原や京北など桜のスポットにおける体験型プランの販売促進を通じ、訪日客のさらなる満足度向上を目指す、京都市の取り組みを見ていきましょう。
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訪日客に大人気の花見!最新の開花情報の発信で満足度向上へ

京都市産業観光局によると、京都を訪れる訪日外国人観光客の約3割が「桜や紅葉等の自然」を来訪動機に挙げており、6割以上が次回の来訪動機とするなど、京都における花見は訪日客の間で非常に人気です。
一方、京都観光総合調査の結果から、京都観光で残念だったこととして「桜や紅葉が見られなかったこと」との回答が挙がっていたことも明らかになりました。京都市内では、例年地域により桜の開花時期は約1ヶ月の違いがあり、山間部では5月上旬頃まで花見を楽しめる年もあります。
京都市は、訪日客に対しウェブサイト上での開花の最新情報の提供と、大原や京北などのお花見スポットにおける体験型プランの販売促進に取り組むことで、訪日客の満足度向上ならびに京都市全域への周遊観光の促進を目指します。
京都市の訪日客向けサイトに桜開花情報の専用ページを開設

京都全域のマップに桜の開花状況を英語とイラストを用いて表示し、一目でわかるようなデザインが特徴的です。Voyaginが提供するツアーが利用可能なスポットも、あわせて表示されています。
大原や京北など桜のスポットにおける体験型プランの販売促進

- 大原エリア:桜の咲き誇る三千院の庭園散策・声明と写経を来迎院で体験・宝泉院でライトアップされた庭園の鑑賞
- 京北エリア:北山杉を使用したオリジナルバスの制作体験・常照皇寺で桜を鑑賞
- 高雄エリア:神護寺の桜を鑑賞・特選和牛しゃぶしゃぶを堪能・露天風呂体験
- 西京エリア:電動アシスト自転車によるサイクリングの半日ツアー・善峯寺の桜を鑑賞
京都市内中心部のみならず、京都全域で桜を楽しめるツアーの販売促進に取り組むことで、混雑緩和と訪日客の満足度向上を目指します。いずれのツアーも本サイトでVisaカードによる決済を行うと5%割引になる特典も用意しており、Visaの世界最大級のネットワークを活用することでより多くの訪日客を取り込むことが期待されます。
まとめ:京都の桜観光の混雑緩和と新たな魅力発信へ
京都における桜の開花情報を英語で発信する取り組みは、花見を楽しみに訪れる多くの訪日客のさらなる満足度向上が期待できます。あわせて周辺地域の桜スポットにおける体験型プランの販売促進も実施することで、特に混雑が顕著となる京都市内中心部から訪日客を分散し、京都の新たな魅力を体験してもらうきっかけとなるでしょう。
<参考>
- 京都市産業観光局:Visaと連携した外国人観光客への桜の開花情報の新規配信及び大原、京北などへの周遊促進について
- Kyoto City Official Travel Guide:Kyoto Cherry Blossom Watch
- Visa:Kyoto×Voyagin
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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