台湾最大手旅行会社の易飛網(ezfly/イージーフライ)とは?中国系の易遊網は別会社・公式Facebookページの投稿を解説

公開日:2019年06月04日

2018年の訪日外国人3,119万人となりましたが、その多くがアジア圏から来ています。

人数ベースでは、中国がトップで838万100人(昨年比13.9%増)、韓国が753万9000人(同5.6%増)、台湾が475万7300人(4.2%増)です。これらと香港からの訪日外客数は、訪日客全体の約7割を占めています。

特に台湾は、人口に対する訪日率が非常に高いことで知られています。2018年には台湾の総人口2,300万人に対し475万人が日本を訪れました。1年間におよそ5人に1人の台湾人が日本を訪れた計算になります。

そんな「訪日大国」台湾からの訪日旅行客がよく利用しているのが、台湾の最大手旅行会社易飛網(ezfly)のサービスです。

易飛網は、オンラインでのチケット予約システムを台湾で一番初めに確立した会社です。

訪日外国人を集客する際、訪日外国人がどのように旅行予約をしているのかを知っておくことは重要です。ここでは、易飛網やそのFacebookの運用例を紹介していきます。


易飛網(ezfly/イージーフライ/イーフェイワン)とは

易飛網(ezfly/イージーフライ)は、台湾でウェブサイトを運営する最大手旅行会社です。中国語での読み方は「イーフェイワン」です。 

2000年1月に、台湾の航空会社・ファーイースタン航空(遠東航空)のオンライン予約事業のEコマース部門から独立しました。

航空券や宿泊施設などの予約、発券、予約、レンタカー、保険など旅行に関連したさまざまなサービスを提供しており、今では台湾人の旅行手配に欠かせない最大手の旅行会社となりました。

旅行ツアーや、国内新幹線やバスの予約なども受け付けており、全てオンラインで可能です。

似た名前の「易遊網」は中国系の同業

台湾には、易飛網に似た名前の易遊網(eztravel/イーヨウワン)という会社もあります。

こちらも易飛網と同じく旅行代理店で、サービスは似ていますが違う会社で、中国の大手旅行会社「Ctrip」の傘下にある企業です。

訪日中国人の55.8% 420万人が利用

2017年の訪日外国人観光客数は約2,870万人となり、史上最高値を記録しました。中でも最も多かったのは訪日中国人観光客 であり、全体の 25.6%にあたる約736万人 の訪日中国人観光客が2017年に日本を訪れました。以前の記事でもご紹介した通り、訪日中国人観光客はオンラインで宿や航空券の予約をする人が多い傾向にあります。数あるオンライン旅行予約サイトの中で中国人に断トツの人気を誇るのが Ctrip(シートリップ)。今回は中国で人気のオンライン旅行予約サイトCtrip(シートリップ)に関...

グループ会社の「Ezfly International」では日本人向けのツアーも

易飛網(ezfly/イージーフライ)は台湾から台湾国内、または日本を含むその他海外の旅行手配がメインになっています。

一方グループ会社の「Ezfly International」では、日本人向けの台湾現地オプショナルツアーも豊富に取り揃えています。 

  • 現地の人気観光地(タロコ渓谷・九份など)をめぐるツアー
  • 現地の台湾新幹線チケット付きツアー
  • 新幹線利用の台南古都日帰り観光ツアー

など、リーズナブルな値段で提供しています。

易飛網はFacebookグループを運営、その内容は?

易飛網が運用しているSNSはFacebookとLINEです。

日本の企業だとFacebook・LINE・Twitter・Instagramなど多くのSNSを運用していることが多いですが、易飛網FacebookとLINEに絞っています

この理由としては、台湾でもっとも使われているソーシャルメディアプラットフォームの第1位がFacebook、第2位がYoutube、そして第3位がLINEであるためと考えられるでしょう。

この3つのプラットフォームは、台湾のネットユーザーにおける利用率がすべて70%を超えており、4位以下のプラットフォームを大きく引き離しています。

アプローチしたい国や地域が決まっている場合は、その国・地域でどのようなサービスがよく使われているのかをおさえておく必要があります。台湾においてはFacebookとLINEの利用が、インターネットユーザーのマス(多数)への情報発信として適切なツールと言えます。

台湾のインターネット事情・SNS利用ランキングは?

1年に人口の5分の1が日本を訪れるという訪日大国の台湾。日本のインバウンド市場にとっては欠かせない存在です。訪日数は450万人で、訪日外国人ランキングでは、中国、韓国に次いで3位となっています。人口が約2,300万人であることを考えると、どれほど多くの台湾人が日本を訪れているかが分かるのではないでしょうか。インバウンド担当者は台湾人がどのように情報収集し、訪問地を決めているのかを理解する必要があります。この記事では、親日国・台湾のインターネット利用状況についてまとめました。台湾人の88%が...

台湾の観光メディア 3選

日本のインバウンド市場において、2018年の訪日台湾人数は470万人を超え、中国・韓国に次いで3番目に多い人数となりました。訪日台湾人が増加するなか、現在、台湾の観光メディアの利用を検討している人も少なくないのではないでしょうか。今回は、台湾の観光メディアの種類をはじめ、台湾の観光メディアの利用におけるインバウンド集客の効果などについて紹介します。ポイントをおさえて訪日台湾人のインバウンド集客に繋げましょう。目次台湾向け観光メディアを選ぶ際の3つのポイント1. メディアの認知度2. メディ...

投稿の内容を一部紹介

では、Facebookの投稿内容を一部紹介します。台湾内の投稿も多くありますが、ここでは日本の観光地についての投稿を抜粋します。

▲金沢のひがし茶屋街の写真


▲北海道の洞爺湖で行われる花火大会や函館朝市などを訪れる5日間のツアー


▲京都の伏見稲荷大社や神戸の有馬温泉などをめぐる5日間のツアー

これらの投稿にはいくつかの特徴があります。

まず、画像とともに情報を提供していることです。旅行代理店や旅行予約サイトなどの投稿ではよく使われている手法ですが、画像を入れることで消費者が旅行先のイメージをつかみやすくなるとともに、旅行意欲をかきたてます

プロモーションの際に画像を入れることは、もはや必須と言ってもよいでしょう。

もう一つの特徴は、ひらがなやカタカナを入れていることです。具体的には2つ目の「ロングラン」、3つ目の「恋の物語」です。2つ目の「洞爺湖ロングラン花火大会」は花火大会の名称で、それをそのまま載せています。3つ目の投稿については、予約サイトのツアー予約ページにも、いくつか日本語を載せています。

これらは、例え読めなかったとしても「日本っぽさ」を出すために入れられているのだと考えられます。

訪日台湾人の旅行予約形態を知って効果的なマーケティングを

台湾人旅行客は、「易飛網(ezfly)」を利用してオンラインでのツアーを予約しています。日本を訪れるプランもたくさんあり、訪日台湾人観光客も多くの人がこのサービスを利用していると考えられます。

また、台湾ではFacebookとLINEの利用率が他のSNSに比べて大幅に高くなっています。訪日台湾人観光客の集客には、FacebookとLINEを上手く活用することが重要です。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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