スマホアプリを使ったバーコード決済サービスが増えています。PayPay、LINE Payだけでなく、コンビニや通信キャリアが提供するもの、楽天ペイやメルペイといったもともとあるITサービスから派生したものもあります。
Origami Payは、こうしたスマホ決済サービスの一つです。その他のサービスと同じく、スマホで手軽に決済ができ、キャッシュレスで事業ができます。
現在は、クーポンやキャンペーンをやっているので、事業者は導入するチャンスの期間と言えるでしょう。
昨今、世界的にキャッスレス決済の波がきており、スマホ決済サービスの導入は、インバウンド対策としても有効です。
それでは、Origami Payについて、導入するメリットや導入事例まで、詳しく解説します。
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Origami Payとは?
Origami Payは他のスマホ決済サービスと比べた場合どんな特徴があるのでしょうか?
ユーザーは”安く買える”スマホ決済サービス
Origami Payは、2016年にサービスの提供を開始しています。現在の加盟店は国内145ヶ所、海外1,000万ヶ所となっています。支払う側は手数料や登録料はかかりません。ポイントによる即時割引があるので、Origami Payが使える店舗で安く買いたい人にとってメリットのあるスマホ決済サービスです。
加盟店キャンペーンやクーポンが多様
Origami Payはキャンペーンやクーポンが豊富です。飲食店、銀行口座、電気屋など、多種多様な加盟店とのキャンペーンを行っています。
最新のキャンペーンおよびクーポンの情報は、Origami Payの公式サイトで随時更新されているので、アプリでお得に支払いをしたい人はチェックすると良いでしょう。
増税に伴う「キャッシュレス・消費者還元事業対象店舗」での支払いにも
2019年10月から消費税が10%に増税されました。Origami Payでは増税に伴う「キャッシュレス・消費者還元事業対象店舗」の支払い手段の一つです。キャッシュレス・消費者還元事業対象店舗での支払いでは、最大5%の還元があります。ポイントの還元は、支払い金額の還元という形で行われます。決済明細書はOrigamiのアプリですぐに確認できるようになっています。
対象期間は、新たな消費税となる2019年10月1日から2020年6月末までの9ヶ月間です。本制度の目的は、消費者・事業者の双方に対し、キャシュレス手段の浸透化を支援することです。店舗側は、利用者が増えると予想されるこの期間中に導入するのが良いでしょう。
また、加盟店のOrigami Payの通常割引も適用されるので、ユーザーはさらにお得に買い物ができます。
Origami Payの導入方法と事例は?
Origami Payはキャンペーンやクーポン配信を積極的に行っていて、利用者を増やすのに導入しやすいスマホ決済サービスであると言えます。ここでは、実際にOrigami Payを導入する手順と導入事例を紹介します。
申し込みは公式サイトから
申し込みは公式サイトからできます。
まず、公式サイトの申し込み画面にメールアドレスを入力します。その後、メールが届くので、メールに記載されているURLから店舗情報を入力し、申し込み完了となります。
審査終了後、設定が完了すれば利用できるようになります。
【事例】常連の決済単価向上(カフェ)
都内で世界各地のコーヒーを提供しているCLAMWOODS COFFEE FACTORYでは、Origami Pay導入により決済単価が向上しています。同カフェは、来店する顧客の10%はリピーターで、Origami Payの導入後はこうした方の注文金額がアップしたと言います。
400円以上での割引があるため、通常よりも高いものを注文するようになったことが理由だといいます。また、非Origami Payユーザーの客単価が735円なのに対し、Origami Pay利用者の常連客の単価は1,078円と31%も高くなっています。
Origami Payユーザーの比率は10%にも達しているといい、全体の売上げ向上にもつながっています。顧客側は、割引があるため、お得感を持ちながら単価の高い商品を注文しているそうです。
導入のメリットは?
Origami Pay導入が売上げ向上につながるのはなぜでしょうか。それは、Origami Payが店舗側に負担をかけずに様々な機能を提供しているからです。メリットについて紹介します。
1. 固定費ゼロ!決済手数料のみで簡単に導入
Origami Payは、初期費用・固定費がゼロのため、ノーリスクで簡単に導入可能です。決済が成立するごとに手数料が発生するのみで、決済手数料は最大3.25%となります。
スマホで簡単に決済できるため、店舗側の負担も減ります。
導入後はレジ近くにステッカーQR決済スタンドを設置し、お客様がQRコードを読み込むことで、決済が完了します。オンライン上で決済が完結するため、お釣りを渡す手間も省けます。
2. Alipay(アリペイ)同時導入でインバウンド対策も
店頭で使っているiPadがあれば、Alipay決済も簡単に導入できます。なお、決済手数料はOrigami Payと同様、最大で3.25%です。Alipayは多くの中国人が利用しているスマホ決済サービスのため、中国人観光客への集客に効果的です。
また、オプションでAlipayのメディア上に店舗の情報を掲載することができ、さらなる集客が期待できるでしょう。
リスクゼロであることに加え、インバウンド対策もできてしまう一石二鳥のメリットがあります。
3. ユーザーとのつながりも増える
Origami Payに登場すると、お店の情報がOrigami Payのアプリに掲載されます。また、一度でもOrigami Payを利用したお客様にはお知らせや情報を届ける機能があり、集客効果が期待できます。
Origami Payを導入して集客力アップ
スマホ決済は、顧客の利便性を高めるだけでなく、店舗側としての負担も軽減され双方にメリットをもたらします。
Origami Payは現在、キャンペーンやクーポン配布を積極的に行っています。利用者を増やしたい、インバウンド対策がしたい事業者にとって、今はOrigami Payを導入する良いタイミングでしょう。
Origami Payはほぼノーリスクで導入ができ、集客やインバウンド対策も兼ねるため、試す価値は十分にあるでしょう。
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