アメリカで人気の日本アニメ14選 | サブカルとは・なぜ人気・インバウンド需要の高まり・アニメツーリズムについても紹介

公開日:2019年11月12日

アニメは日本のサブカルチャーを代表するコンテンツです。ストーリーの奥深さや、個性あるキャラクターが世界で人気を博しています。

今回はアメリカで人気の日本アニメベスト10や、そのアニメ人気から派生したアニメツーリズムについて解説します。


世界で人気!日本のサブカルチャー

日本のサブカルチャーは世界でも一大マーケットとなるほど、その人気は非常に高いです。「サブカルチャー」とは何か、またそれがどれほど外国人から愛されているかを紹介します。

サブカルチャーとは?

サブカルチャー」とは、その「サブ」(下位、補助)という言葉が示す通り、少数から支持される文化のことを意味します。古典美術や、古典文学などの伝統文化で学問や研究の対象とされる「メインカルチャー」と対比され使用されます。また、文化の中でも高い水準と言われるクラシック音楽や古典絵画などといった「ハイカルチャー」とも区別されます。

サブカルチャーは、アニメ、漫画、ゲームなど知識を必要とせず、一般大衆が楽しめるポップカルチャーです。サブカルチャーは若者から支持されるものも多くなっています。「サブカル」と略されます。

サブカルチャーとは

マンガやアニメを中心とする日本のサブカルチャーが、国内外で高く評価されています。サブカルチャーとはメインカルチャーの逆の概念で、昔は大学で研究対象にならなかったり、新聞、雑誌などで論評の対象にならなかった文化を指していました。サブルチャーを熱心に愛するファンは「オタク」と呼ばれ、対象となるキャラクターや作品への強い思い入れを持つという特徴があります。こうしたサブカルチャーに関連した消費を目的として日本を訪れる外国人観光客もおり、インバウンド需要拡大を後押ししています。昨今話題の聖地巡礼もこ...

海外で大人気のサブカル

アニメ、漫画、ゲームなどの日本のサブカルは、海外でも人気を博しており、各国でサブカル関連イベントが開催されています。

フランスでは日本のサブカルイベントの祭典「Japan Expo」が2000年から開催されています。その来場者数は、2000年の第1回Japan Expoでは3,200人でしたが、2020年7月の第20回開催では、25万2510人にのぼっており、第1回目と比較すると約79倍も来場者数が増えています。

東南アジアのタイでも「ジャパンフェスタインバンコク」が今年の2019年開催を含め14回も開催されました。

アメリカでも「Anime Expo」がロサンゼルスで開催され、2019年は約35万人が来場しました。

訪日外国人のサブカル需要

海外での日本のサブカルブームが、訪日外国人の旅行目的にも影響を与えています。日本のサブカルチャー人気により、アニメや漫画の作品のモデルとなった場所を訪れる聖地巡礼や、コスプレーヤーに会うなど日本独自のコスプレを楽しむ訪日旅行者が増えています。

2018年の観光庁調査では、「訪日前に期待していたこと」という質問に対して「映画・アニメ縁の地を訪問」と回答した人は全体の4.9%、実際に映画・アニメ縁の地を訪問し、満足をした人の割合は92.5%となりました。

また、「訪日前に期待していたこと」という質問に対して「日本のポップカルチャーを楽しむ」と回答した人は全体の9.8%、日本のポップカルチャーを楽しんだ(体験した)訪日外国人で満足した人の割合は、91.8%でした。

秋葉原で実施された調査では、「アニメ」「マンガ」「ゲーム」「声優」といったサブカルチャーを目的とした人が、中華圏旅行者では5割に達しました。

外国人観光客に人気のアニメ聖地5選/鎌倉の踏切に訪日外国人が殺到するワケ

日本が世界に誇る文化のひとつといえば、「アニメ」です。人気アニメや漫画に登場する街や場所はファンの間で「聖地」と呼ばれており、実際に「聖地」を訪れることを「聖地巡礼」といいます。日本のアニメや漫画は世界から高い評価を受けており、最近では多くの旅行代理店で訪日外国人観光客向けの「聖地巡礼ツアー」をおこなっています。世界でも名の知れた日本の漫画やアニメを活用した地方のインバウンド誘致は、全国で旋風を巻き起こしています。そこで今回は、訪日外国人に人気の聖地巡礼スポット5か所を紹介しましょう。地方...

アメリカで人気の日本アニメ10選

日本のサブカルチャーを代表するものの一つに、世界中で熱狂的なファンを生む日本アニメがあります。大人になっても共感したり深く考えさせられるストーリー展開も、人気の理由の一つです。

ここでは、アメリカで人気となっている10作品を紹介します。

1.ドラゴンボールZ

1996年以降アメリカで放送されている鳥山明原作「ドラゴンボール」のアニメ化作品です。この「ドラゴンボールZ」を見て、日本のアニメファンになったというアメリカ人も多数おり、放映開始から時間がたった今でもなお、アメリカ人に愛されている人気No.1の作品です。アメリカでは実写版の映画が制作されています。

2. DEATH NOTE

アメリカで2007年からTV放映されている、大場つぐみ原作、小畑健作画「DEATH NOTE」のTVアニメ化作品です。細かな伏線が張られた緻密なプロットの中で、「正義」とは何かを視聴者に問いかけるスリリングな作品です。

3. ONE PIECE

尾田栄一郎原作「ONE PIECE」のアニメ化作品です。2004年から、アメリカでもTV放送が開始されました。他のアニメと比較するとかなりの長編作品となっており、その世界感にはまっていく人が多くいます。

4. NARUTO -ナルト-

2005年以降、アメリカでTV放送されている岸本斉史原作『NARUTO -ナルト-』のテレビアニメ化作品です。続編のアニメ「Naruto -ナルト- 疾風伝」も放映されています。幼い主人公のナルトが大人になる過程を描いたストーリーは、男女問わず人気があります。

5. FAIRY TAIL

アメリカで2011年以降TV放送されました。真島ヒロ原作『FAIRY TAIL』のアニメ化作品です。魔法バトルファンタジー作品であり、一人ひとりのキャラクターの物語に感動させられる作品です。

6. Naruto -ナルト- 疾風伝

岸本斉史原作『NARUTO -ナルト-』のテレビアニメ化作品で、4位の『NARUTO -ナルト-」の続編です。アメリカでは、2009年以降TV放送されています。アメリカを含む海外では忍者(NINJA)に人気があり、この物語もその忍者の世界がテーマです。

7. BLEACH

アメリカで2006年以降TV放送された、久保帯人原作「BLEACH」のテレビアニメ化作品です。劇場版も4作あります。物語の中で多くのアニメキャラクターが生まれており、そのキャラクター一つ一つが際立っています。

8. 進撃の巨人

諫山創原作「進撃の巨人」のテレビアニメ化作品であり、劇場版も3作あります。2014年からアメリカで放映されました。美しいグラフィックと血まみれでグロテスクな独特の物語構成が人気を博しています。

9. 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST

2010年以降、アメリカでTV放映された、10位の「鋼の錬金術師」のテレビアニメ化2作目です。1作目は、漫画原作と異なるオリジナルストーリーで構成されていますが、この「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は、ほぼ漫画原作を基に制作されており、「本当の鋼の錬金術師」であると同アニメファンからは言われています。

10. 鋼の錬金術師

2004年からアメリカで放映された、荒川弘原作「鋼の錬金術師」のテレビアニメ化1作目です。アメリカでは大人向けアニメとして人気があります。原作の漫画連載終了の目途がたつ前に制作されたため、終盤は原作と異なるオリジナルストーリーが展開されました。このアニメオリジナルの内容がアメリカファンから支持を受けています。

11. ワンパンマン

あらゆる敵をパンチ1発(ワンパン)で倒してしまう最強ヒーローが主人公のギャグ系アクション漫画です。アメリカ人が好むコメディー要素が詰まっています。NETFLIXで配信されています。

12. 僕のヒーローアカデミア

無個性だった主人公が最高のヒーローを目指して成長していくヒーロー漫画作品です。

13. メジャー(major)

1994年から2010年に連載されていた野球漫画です。スポーツ好きなアメリカ人の心に刺さる作品です。

14.  東京喰種トーキョーグール

人間を食べる「グール」という怪物と人間との戦いを通して、「命を食べること」「善悪や正義」といったテーマを考えさせられる作品です。もともとゾンビやヴァンパイヤをモチーフとする作品が人気のアメリカで、こうした雰囲気を持つ作品の一つとして受け入れられたと考えられます。

アニメツーリズムでインバウンド誘致へ

アメリカやその他の国での日本アニメ人気は、海外でのアニメマーケット拡大だけに留まらず、インバウンド市場にも大きな影響をもたらしています。

「アニメツーリズム」と呼ばれる近年のトレンドを紹介します。

アニメツーリズムとは?

アニメツーリズムとは、アニメや漫画の舞台となった土地を訪問する旅行で「聖地巡礼」とも呼ばれます。日本の漫画やアニメが海外で人気になったことを契機に、その漫画やアニメの舞台となった地方を訪れる訪日外国人が増加しています。

このムーブメントにのり、各自治体や企業もアニメツーリズムに力を入れ出しています。例えば、人気アニメ「らき☆すた」の舞台である埼玉県久喜市では、英語パンフレットの用意や、関連グッズ販売及びスタンプラリーの実施など、外国人も聖地巡礼がしやすく、魅力的な環境整備を行っています。その結果もたらされた経済効果は、約22億円にも上ると言われています。

また、2016年には自治体や企業など約50の団体により「アニメツーリズム協会」が設立されました。この「アニメツーリズム協会」は、日本全国の「アニメ聖地」を88か所選定し、これらの聖地を巡る広域周遊観光ルートを官民連携で生み出すことを目的にしています。ウェブサイトやTwitterでもアニメツーリズムに関する情報を発信しています。

【2019年版】「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」とは?

アニメは日本だけでなく世界の人々にも広く親しまれており、日本に興味を持ったきっかけがアニメだったという外国人も少なくありません。この記事ではアニメの聖地を地域別に紹介していきます。目次訪れてみたい日本のアニメ聖地88アニメ聖地の選定でアニメツーリズムの促進を目指す海外からの投票も!日本のアニメ聖地88選北海道・東北関東東京北陸中部関西中国四国九州アニメツーリズムは外国人に人気聖地巡礼とはアニメツーリズムの効果は2つ多くの訪日観光客への対応を!多言語対応宿泊施設の充実訪れてみたい日本のアニメ...

アニメで地方を活性化/インバウンドでに人気の「聖地巡礼」は地方創生の切り札になる!?

日本が世界に誇る文化「クールジャパン」の一角を担う「アニメ・漫画」などのサブカルチャー産業。日本のアニメや漫画は、世界から高い評価を受けており、最近では多くの旅行代理店で訪日外国人観光客向けの「聖地巡礼ツアー」が企画されています。人気アニメや漫画に登場する街や場所は、ファンの間で「聖地」と呼ばれており、モデルとなった土地を訪れる人が急増しています。世界でも名の知れた日本の漫画やアニメを活用した地方のインバウンド誘致は、全国で旋風を巻き起こしています。そこで今回は、訪日外国人観光客に人気の聖...

成田空港「アニメツーリズムインフォメーション」設置

2018年、「アニメツーリズム協会」の「アニメ聖地88」の「0番札所」に選定されている成田国際空港に「アニメツーリズムインフォメーション」が設置されました。

この「アニメツーリズムインフォメーション」には、巨大パネルが設置され、外国人が見つけやすい様、アニメの日本語タイトルをローマ字表記に直したうえで、アルファベット順に作品パネルを並べています。その作品パネルについているQRコードで、アニメツーリズム協会Webサイトの当該作品情報にアクセスできる仕組みです。

また、「アニメツーリズムインフォメーション」には、アニメ関連グッズを置いたショーケースが置かれており、グッズをその場で購入することはできませんが、QR コードを読み取ることで、グッズのショッピングサイトにアクセスできます。

まとめ

アニメを始めとする日本のサブカルチャーは、日本が海外に対して誇れる独自のコンテンツの一つです。

アニメツーリズムや聖地巡礼は、これまで外国人の訪問先対象先ではなかった地方の町が外国人の人気観光先となり、インバウンド市場が拡大する大きなチャンスとなるでしょう。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!