中国で人気「名探偵ピカチュウ」その他中国で人気のキャラクターもご紹介

公開日:2019年11月28日

2019年に公開されたハリウッド映画「名探偵ピカチュウ」は、日本をはじめ世界中で注目を集めましたが、中国も例外ではありません。

元々、ピカチュウは中国で人気のキャラクターでしたが、映画をきっかけに中国におけるピカチュウ熱はさらに加熱したと言っても過言ではないでしょう。

この記事では、「名探偵ピカチュウ」の概要、中国におけるピカチュウの存在、中国で人気のキャラクターについて解説します。

関連記事
中国でやっぱりパクリ「ドラえもん」

世界で大人気「名探偵ピカチュウ」とは?

「名探偵ピカチュウ」は、アニメ「ポケットモンスター」の人気キャラクターであるピカチュウが名探偵に扮して、ある事件の解決に向けて奔走する映画です。

日本をはじめ、世界各国で人気を集めた同映画は、アニメファンのみならず多くの人々の間で話題となりました。

以下では、「名探偵ピカチュウ」の概要について解説します。

「名探偵ピカチュウ」概要

「名探偵ピカチュウ」は、「ポケットモンスター」を題材とする作品の内で、初めて実写化された作品です。

原作となったのはゲーム「名探偵ピカチュウ〜新コンビ誕生〜」で、同作品においてピカチュウは人間の言葉を話せる設定となっています。

これまでアニメや漫画で親しまれていたピカチュウをはじめとするポケモンたちが、ハリウッドのCG技術によって実写映画に登場する同映画は、公開前から大きな話題となっていました。

日本では、2019年5月3日(金)から公開され、初日から大盛況となりました。

ゲーム原作映画で歴代第二位の興行収入

「名探偵ピカチュウ」は、ゲームを原作とする映画では2016年公開の「Warcraft(ウォークラフト)」に次いで歴代2位の興行収入を記録しています。

特に公開週末時点の興行収入では、5,450万ドルで過去最高を記録しており、スタートダッシュに成功した映画と言えるでしょう。

また、日本では公開2週目の週末に動員ランキング1位となっており、同時期にMARVELの人気シリーズ「アベンジャーズ / エンドゲーム」や「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」が上映されていたことを考えると、「名探偵ピカチュウ」がいかに注目されていたかがうかがい知れます。

なぜゲームアニメの実写化が成功したのか 

「名探偵ピカチュウ」以前にもゲームやアニメを原作とする実写映画は、数多く制作されていますが、本来存在しないキャラクターや世界観を表現することは非常に難しく、ファンから厳しい意見が寄せられることも少なくありません。

しかし、こと「名探偵ピカチュウ」においては国民的アニメの実写化であるにも関わらず、高く評価する声が多く寄せられました。

その背景には、スマホアプリ「ポケモンGO」による現実世界とポケモンの共存に対する違和感の払拭や、公開前の大々的なプロモーションにより実写版ピカチュウのイメージを定着させたことが要因であると考えられています。

中国における「名探偵ピカチュウ」

日本では大盛況となった「名探偵ピカチュウ」ですが、中国においてはどのような評価を受けているのでしょうか。

以下では、中国におけるピカチュウの存在について解説します。

中国メディアが取り上げるピカチュウ

中国では、ピカチュウにまつわるコンテンツの売り上げが注目されており、北京日報によれば世界で最も稼ぐキャラクターであると言われています。

ピカチュウとコラボした商品も各社から発売されており、2017年の独身の日セールでは、3,000万元(約4億8,000万円相当)の売り上げを記録するなど、中国におけるピカチュウの人気の高さを象徴しています。

中国国内で利用されているTwitterの類似サービスである「Weibo(ウェイボー)」では、映画館で販売されるピカチュウのストローボトルが、人気検索ランキングにランクインするほど話題となりました。

ピカチュウの改名騒動でデモ発生

中国と香港でそれぞれ異なるピカチュウの名前を標準中国語に統一しようとした任天堂に対して、香港のファンから不満の声が多くあがり、数千人の署名とともに嘆願書が任天堂本社に送られました。領事館前ではデモが行われるなどの騒動に発展しました。

任天堂では、香港で使用されている広東語から中国標準語への統一を検討していたものの、香港の人々にとってこれまで愛着を持って親しんできた名前が変更されてしまうことは、広東語および香港に対する侮辱であると考える人も少なくないようです。

中国でのポスターがカワイイと話題に

世界的に上映される映画の場合、国によってポスターのデザインが大きく異なることも珍しくありません。

「名探偵ピカチュウ」の告知においても、日本と中国では全く異なるデザインのポスターが使用されており、中国版のポスターがかわいいとTwitterを中心に話題になりました。

日本では、ピカチュウたちが作中で探索を繰り広げる舞台となる街を背景に、主人公の青年とピカチュウが小さく映っているデザインであったのに対して、中国では、ピカチュウを全面にアップで描いたデザインで、実写版ならではの毛並みや感触が伝わるようなデザインでした。

中国国内で告知に使用されるポスターが話題となったのは初めてのことではなく、これまでには「となりのトトロ」や「万引き家族」などのポスターが、日本で注目を集めました。

中国で人気のその他のキャラクター3選

ピカチュウの例からもわかる通り、日本のアニメキャラクターやゆるキャラは、中国でも人気を集めており、ピカチュウ以外にもさまざまなキャラクターが注目されています。

以下では、中国で人気を集める、日本発のキャラクターについて解説します。

1. ドラえもん

ドラえもんは、世界的に人気のあるキャラクターですが、中国で特に人気となっている背景には一人っ子政策があります。

爆発的な人口増加を防ぐための一人っ子政策が敷かれていた中国において、ドラえもんは一人っ子のヒーローとして人気となりました。

2015年に公開された「STAND BY ME ドラえもん」は、中国において興行収入100億円を突破しています。

2. くまモン

ゆるキャラは日本においても全国的なグランプリが開催されたり、ご当地グッズが数多く販売されたりと話題にのぼることが多いキャラクターですが、中国では、熊本県を代表するゆるキャラであるくまモンが人気となっています。

実際に会えるキャラとして親近感を抱きやすい点や、シンプルかつゆるさを感じさせるデザインが人気の理由であり、くまモンのグッズは中国でも販売されています。

3. ぐでたま

ぐでたまは、サンリオの人気キャラクターです。

常にやる気のない玉子をモチーフとしたぐでたまも、くまモンと同様に、ゆるさをコンセプトとしたキャラクターであり、中国では比較的ゆるいキャラクターが人気を集めている傾向がみてとれます。

2017年に、中国で「ぐでたま展」が開催された際には、多くの中国人が会場へと足を運んでおり、YouTubeのぐでたまアニメは、英語、中国語、韓国語の字幕に対応しています。

これらのことからはぐでたまが、日本だけでなく、中国をはじめとする海外諸国でも人気となっていることを示しています。

まとめ

ポケットモンスターの主要キャラクターであるピカチュウは、中国で非常に人気があり、同キャラを主人公として物語が進む映画「名探偵ピカチュウ」は、中国国内においても高い評価を受けています。

また、ピカチュウ以外にも日本発のキャラクターが中国で人気となっている例はあり、中でもドラえもん、ぐでたま、くまモンなどは特にファンが多いことで知られています。


関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!