タイ人の英語力はどのくらい?タイ人との英語コミュニケーションの際気を付けたいこと

公開日:2019年12月10日

東南アジアの国、タイからの訪日旅行者が増加しています。昨年2018年には初めて年間100万人の大台を突破しました。今年2019年は10月末までの時点で、すでに103万人を記録しており、昨年をうわまわることも期待できるでしょう。

また2019年1~10月までの訪日外客数は12.5%の伸び率で、10月は23.2%とひときわ高い伸び率を示しました。

インバウンド市場での売り上げ拡大には、外国語対応が効果を発揮します。どんな商品なのか理解されなければ、購入の検討すらしてもらえません。しかし、様々な国からの訪日客が増えている現在、全ての接客を来店客の母国語で行うのは至難の業です。

この記事では、タイで話されている英語の特徴タイ人の国民性人気のSNSやインバウンド対策について解説します。 


タイ人が話す英語の特徴 

英語を話せる人々の割合としては、首都であるバンコク周辺に住んでいる人々は、比較的英語が話せる人の割合が高いようです。 しかし、全体的に英語力はそれほど高くないため、文法や語彙については誤りなども多く、意味を汲み取るのが少し大変なケースもあります。 

特に時制については文法上の識別をせずに話す人々が多いため、注意が必要です。 タイ語には過去形や未来形といった時制を表す活用がないため、タイ人は英語を話す際にも現在形の文章に”tomorrow”や”yesterday”などの時を表す名詞を使用することで、過去や未来について述べることが多々あります。 

発音が独特 

タイ英語は発音の面でもいくつかの特徴があります。 

タイに限らず、英語を母語としない国の人々は母語のアクセントや発音に幼少期から慣れているため、英語においても同様の特徴が出てしまうことが多くあり、タイ英語の場合には単語やフレーズの尻上がり、語末の”L”が”N”に近い発音、濁音が消えるなどの特徴があります。 

濁音については、特に”zu”の発音を苦手とする人が多く、動物園の”zoo”も「スー」と発音されます。 

否定形がnotに集約されている 

タイ英語において文法的な誤りが頻出することは先述の通りですが、時制だけでなく否定形にも注意が必要です。 

英語では”don’t”や”won’t”、”can’t”などケースに応じてさまざまな否定形を用いますが、タイ英語ではすべて”not”を用いることがあります。 

高等教育を受けている人々であれば否定形の使い分けができていることがほとんどですが、タイ人は”not”を単独で用いてさまざまな否定形を表すことがあると覚えておくと、よりスムーズに会話が進められるでしょう。 

「親日国」と言われるタイの訪日旅行の特徴は? 

タイは親日国として有名な国の一つです。日本ではタイ国民に対して15日以内の短期滞在であればビザを免除する措置を設けています。 こうしたハードルの低さが、タイ人の日本旅行を後押しし、実際に日本に足を運んでくれるタイ人

以下では、タイ人のインバウンド状況や国民性について解説します。 

お菓子が好きなタイ、満足度も高い

訪日タイ人のインバウンド消費額はそれほど高額ではありませんが、これは日本とタイでは物価が大きく異なることが影響しています。 

訪日タイ人のインバウンド消費に関するデータからはお菓子好きな傾向が見てとれます。 「菓子類」の購入率は73.4%、購入者単価は1万1,738円です。お土産に菓子類を選んでいる人もいると考えられます。 

▲[タイ人に人気のお土産ものランキング]:観光庁訪日外国人消費動向調査2018年より訪日ラボ編集部作成
▲[タイ人に人気のお土産ものランキング]:観光庁訪日外国人消費動向調査2018年より訪日ラボ編集部作成


訪日タイ人の国民性・特徴

タイ人には前向きであまり細かいことは気にしない性格の人が多く、大らかな国民性であると言えるでしょう。 そんなタイ人を象徴する言葉として「マイペンライ」という言葉があります。

和訳すると「大丈夫」や「問題ないよ」という意味で、タイでは非常によく使われる言葉です。 

また、タイ人には地図が苦手な人も少なくないと言われています。 もしタイ人に複数の事柄や道順を伝達したい場合には、図示したり、目印などを伝える方が親切だと考えられます。

訪日タイ人の特徴・国民性・旅行スタイル

2013年のビザ発給要件緩和以降、円安効果とバーツ高効果もあり、近年急激にインバウンド消費において存在感を放つ訪日タイ人観光客。中国や台湾をはじめとした訪日ブームが加速している東南アジアの中でも、成長率が最も著しい国の一つです。タイは熱帯に位置しているため、年間を通じて気温が30℃ぐらいが平均です。


訪日タイ人の現状 

訪日タイ人観光客の数は、年々増加しており、2018年に初めて100万を超え、132万人を記録しています。

その内、半数以上が首都圏近郊を訪れており、東京都や千葉県が特に人気となっています。千葉県の訪問率の高さは、成田空港の利用に伴うものである可能性や、テーマパークの存在が関係していると考えれます。また、大阪や京都などの関西圏も首都圏に次いで人気があります。

データでわかる訪日タイ人

タイ人は1人あたりGDPが6,000ドル弱で(世界94位)程度で、インバウンドが盛んな国の中ではそこまで経済力があるほうとは言えません。しかしながら、訪日タイ人は、そのあまり高くはない経済力に対してかなり高額の支出をしています。「豊かさ」を表すGDPを例にとって見てみましょう。


タイ人向けインバウンド対策のポイント

2013年のビザ発給要件緩和以降、タイからの訪日客数は増加傾向にあり、現在ではインバウンド市場において注目のマーケットとなっています。 

また、国別に特化したインバウンド対策に取り組む際には、その国で人気のあるサイトやSNSを利用してプロモーションに取り組むと非常に効果的です。 

以下では、タイで人気のポータルサイト、SNSについて解説します。 

人気のポータルサイト

ポータルサイトは、さまざまなワードやコンテンツについて検索する際の入り口であり、人気のポータルサイトにコンテンツを掲載することでより多くの人々の目に触れるようになります。 

タイで人気のあるポータルサイトはいくつかありますが、代表的なものは掲示板サイトのPantip(パンティップ)、エンタメ系ポータルサイトのSanook!(サヌック)、ニュースや画像、動画を中心とした同じくポータルサイトのMthai(エムタイ)です。 

それぞれ特化している領域が異なるため、どのようなコンテンツ形式やどういった層に訴求したいのかによって使い分けをすると良いでしょう。 

タイのSNS利用状況まとめ

近年の訪日市場で東南アジアは増加傾向にあり、現在のインバウンドでは重要な位置付けとなっています。国別のランキングではアメリカにつぐ6位となっており、毎年約100万人のタイ人が日本を訪れています。インバウンド市場においてはすでに無視できない存在となったタイ人ですが、集客のためのプロモーションを行うにはタイ人が訪日に際しどのように情報収集をしているのか押さえておく必要があります。そこで今回は、タイにおけるインターネットやSNSの利用状況について見ていきます。目次タイのインターネット事情・利用状...

人気のSNS

近年、タイではスマートフォンの普及が急激に進んでおり、モバイルデバイスでSNSを利用しているユーザーが多くいます。メッセンジャーアプリとしてはLINEが最も人気ですが、情報発信にはFacebookやInstagramもよく利用されています。

タイにおいて、LINEは家族や友人とのメッセージのやりとりだけでなく、オンラインショッピングのシーンでも活用されています。

どのように利用されているかというと、料金の払い込みの完了連絡です。タイではクレジットカードが普及しておらず、ECサイト利用やオンライン予約の際、銀行振り込みが多用されています。こうした払い込みの際、LINEで振り込みの明細を送信し、入金確認をしています。

タイ人をもてなす際に注意すべきマナー

実際に訪日タイ人観光客の集客に成功した場合には、タイ人とやりとりをする場面も増えますが、そのようなシーンではタイにおけるタブーやマナーを理解しておく必要があります。 

日本人が特に注意をしなければいけないのは、頭を触ってはいけないということです。 日本人が何気なくすることで失礼にあたる可能性が高い行為と言えば、頭を触る、ということでしょう。

タイでは、頭には精霊が宿ると考えられており、小さな子供に対しても頭をなでたりしてはいけません。 

その他には、左手は「不浄」とされているため、左手で人の手を握ったり、物を渡したりしないこと、足の裏を人に向けてはいけないことなどをおさえておくと良いでしょう。 

英語力はあまり高くないタイ、タブーに注意して接客を 

タイでは、英語が広く使用されていますが、英語力については教育レベルによって差があり、全体的な英語力はそれほど高くないと 

特に発音や文法においては、タイ英語ならではの癖や特徴があるため、傾向を知らないと意思疎通が難しいこともあるでしょう。 

また、日本とは異なるタブーやマナーもあります。 訪日タイ人に不快な思いをさせないためにも基本的なマナーはおさえておくべきでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!