韓国でもポケモンは大人気!アニメツーリズムにみる日韓関係

公開日:2019年12月11日

アニメツーリズムという言葉が生まれるほど、日本のアニメが好きで日本を訪れる訪日外国人が多くいます。

その中でもポケモンは根強い人気があり、2019年5月に映画「名探偵ピカチュウ」が公開されました。

世界で愛されるポケモンは関係が悪化する韓国でどのように扱われているのか、ご紹介します。

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韓国でもポケモンは人気?

韓国にポケモンが初めて紹介されたのは、テレビアニメが放送開始になった1999年でした。

翌年の2000年には映画も公開され、ピカチュウが一時期大ブームになりました。

韓国では日本のようにキャラクター市場が存在し、政府の模倣品に対する取り組みもあったため本格的にポケモンを展開するための海外拠点、ポケモンコリアも設立されました。

ポケモンコリアとは?

ポケモンコリア(Pokémon Korea, lnc.)は、ポケモンブランドをマネージメントする株式会社ポケモン(The Pokémon Company・本社東京)の海外拠点のひとつです。

2006年に設立され、韓国内でのポケモン関連事業のプロデュースやライセンス管理事業、それに付随する事業を担っています。

ソウルの東川(トンチョン)駅近くにオフィスがあり、オフィスの一階ではポケモングッズの販売や週末のポケモンカード教室の開催なども行っています。

アニメも日本と同時放送中

韓国では、ポケモンアニメも日本と同様に放送されています。2019年8月30日現在では、「ポケットモンスターサン&ムーン」シーズン3を5局で放送中です。

日本と違うのは、キャラクターの名前です。「サトシ」は「ジウ」、「カスミ」は「イスル」と韓国風の名前になっており、「ピカチュウ」は「ピカチュ」とほぼ同じですが「フシギダネ」は不思議な種という意味の「イサンヘッシ」、「ゼニガメ」は亀という意味の「コブギ」など、韓国名になっているポケモンもいます。

韓国でも冷めない「ポケモンGO」人気

2016年に登場したポケモンGOは空前のヒットとなり、日本だけでなく韓国でも社会的なブームを引き起こしました。当初に比べれば下火になったポケモンGOですが、いまだに根強い人気があります。

2019年5月に韓国で行われたイベントでは、日本では現れないポケモンを捕まえることができたり限定グッズを購入することができ盛況を呼びました。

ポケモンGOは韓国でも人気に

ポケモンGOが韓国でリリースされたのは、アメリカよりも6ヶ月遅れた2017年1月でした。

さらにGPSを操作することで動かなくてもポケモンを捕まえることができるアプリなど、さまざまな便乗アプリも出回りました。

ポケモンをたくさん捕まえたアカウントが高額で取引されたり、ポケモンを捕まえることでお金を稼ごうとする書き込みもネット上にあふれたりと、その白熱ぶりが社会現象にもなりました。

ポケモンGOイベントin韓国

2019年5月3日~5月12日には、ポケモンGOのリアルイベント「WEEK IN KOREA」がソウルで開催されました。

イベント開催中は韓国全域でポケモンGO内でのポケモン出現率がアップ、色違いのポケモンや日本では入手できない「ソルロック」が出現するなどユーザーにとって特別なイベントとなりました。

この期間限定でオープンしたポケモンストアの出張所では、韓国限定グッズの販売もあり入場制限がかかるほどの大盛況でした。

その他にもチームリーダーのパネル展示やGOスナップショットのコンテストが開催されるなど、ポケモンGOファンにはたまらないイベントとなりました。

また2019年11月14日~2019年11月17日に開催された「Global Game Exhibition G-STAR 2019」ではポケモンGO「WEEK IN KOREA」が開催されました。

G-STAR 2019の会場であるBEXCO(Busan Exhibition and Conbention Center)周辺、釜山市民公園では、5月の「WEEK IN KOREA」とは違うポケモンが入手できるチャンスとして大いに盛り上がったようです。

SNSで人気のピカチュウパレードも

イベント期間中はスターフィールドCOEX MALLとスターフィールド江南でピカチュウパレードも開催されました。

たくさんのピカチュウが練り歩く様子はとても可愛らしく、度々SNSに挙げられ拡散されました。

パレードの他にはピカチュウフォトタイム、名探偵ピカチュウフォトタイムのイベントも開催され、モール内はたくさんの人で賑わいました。

日韓関係悪化でポケモンも不買運動の対象に

一方で日韓関係の冷え込みにともない、韓国では日本製品の不買運動が起こっています。

不買運動サイト「NONOJAPAN」には2019年8月19日現在、ポケモンやドラえもん、ハローキティ、クレヨンしんちゃんなどの韓国内でも老若男女問わず認知度の高いキャラクターを不買運動の対象に追加しました。

韓国では子供の関心に興味を持つ大人が増えているため、キャラクターとのコラボグッズなども人気です。

しかし今回、不買運動サイトにこれらのキャラクターが追加されたことによりコラボグッズの不買運動に繋がる可能性があり、流通業界関係者は「不買運動の基準が厳しくなっただけに、キャラクターとのコラボレーションも慎重にならざるを得ない」とキャラクターマーケティングにも影響があると見ています。

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ポケモンの韓国人気はインバウンドにも

日韓関係の悪化により、今まで好調だった国内外の市場に暗い影を落としています。実際に不買運動の対象になる可能性があるとして、人気だったコラボグッズの生産も慎重になっています。

一方で世間体を考慮し日本製品の購入を控えたり、日本旅行の中止をせざるを得ない人々もいます。日韓関係は両政府の方針により先行きが不透明となっていますが、マーケティングやアプローチの仕方を工夫することで韓国人の日本誘致は不可能ではないでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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