氷上のメドベージェワ選手が美少女戦士セーラームーンに!ロシアからも注目される日本のアニメコンテンツ・各国での定番作品を紹介

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ロシアのメドベージェワ選手がフィギュアスケートの大会でみせたセーラームーンの演技に、日本アニメ漫画作品が、日本だけでなく海外にも多くのファンが存在していることを認識された方も多いのではないでしょうか。

この記事では、海外で人気の日本アニメ漫画作品の紹介や人気の高まりをみせるアニメツーリズムについてご紹介します。


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

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ロシアのフィギュアスケート選手が熱演したセーラームーン

ロシアのフィギュアスケート選手が大会のエキシビションで、日本アニメ・漫画作品の「美少女戦士セーラームーン」をテーマにした演技を披露し、ニュースやSNSで話題になりました。

「セーラームーン」ストーリーをおさらい

「美少女戦士セーラームーン」は、講談社の女性漫画雑誌「なかよし」で1992年から1997年まで連載された武内直子の人気作品です。

太陽系惑星、プリンセス、恋愛、友情とたくさんの要素が描かれ、女性だけの戦隊チームを主人公にした作品の先駆け的な作品として、その後のさまざまな作品に大きな影響を与えています。

テレビアニメ化より、読者対象の少女だけでなく、大人の女性や男性まで幅広い層の支持を獲得し、一大ブームとなりました。コスチュームデザインやイメージは、国内だけでなく海外でも高く評価されています。

ロシアのフィギュアスケート選手メドベージェワ

3歳からスケートを始めたロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手は、ジュニア時代から頭角を現し、2015年に出場した試合では全て金メダルを獲得、シニアにあがってからも2016、2017年には世界選手権を2連覇しています。

2019年10月時点での世界ランキング(2019-2020シーズン)は第3位です。日本のアニメが大好きで、TwitterInstagramなど自身のSNSでも、作品への熱い思いをつづっています。

セーラームーンのコスプレをした女性
▲メドヴェージェワ選手のInstagram投稿:編集部スクリーンショット

Instagram:メドヴェージェワ選手の投稿(https://www.instagram.com/p/BHWfaaqg8jG/)

ロシアの選手が華麗に舞ったセーラームーン

エフゲニア・メドベージェワ選手は、2016年7月に新潟で開催された「ドリーム・オン・アイス」、2017年4月に国立代々木競技場で開催された「世界国別対抗戦エキシビジョン2017」のエキシビションで、「美少女戦士セーラームーン」の衣装を身にまとい、主題歌「ムーンライト伝説」を熱演しています。

アニメ第1話のオープニングを日本語のセリフつきで完璧に再現した演技に、Twitterでは絶賛のコメントがあふれました。

2020年6月には「美少女戦士セーラームーン」アイスショーが開催されます。再びメドベージェワ選手の演技がみれるかもしれません。

各国で人気の人気の日本アニメ・漫画をご紹介

幅広い年齢層から支持されている日本アニメ漫画作品には、いまや世界各国や地域で翻訳されるようになり、海外でも知名度が高くなっています。

そのなかでも日本のアニメ文化の象徴とも言える3作品をご紹介します。

「キャプテン翼」アラブ首長国連邦

世界的な人気サッカー漫画アニメ「キャプテン翼」は、シリア出身のカッスーマー・ウバーダさんによってアラビア語に翻訳されています。

主人公の翼という名前は「マジェッド」という愛称で親しまれ、翻訳が難しいとされるカタカナの擬音語は、同じ音を表すアラビア語と併記するなど、作品のオリジナリティを尊重しつつ工夫した内容になっています。

ドバイにある巨大書店「紀伊国屋」では、サッカー関連の書籍コーナーに陳列されているようです。

「ONE PIECE」タイ

1997年の連載開始以来、数々の国内最高記録やギネス記録を更新している「ONE PIECE」も世界中で愛されている作品の1つです。

タイでの人気も高く、アニメランキングで1位になったり、映画も公開されています。2016年9月にはタイの首都バンコクに、海外2店舗目となる公式グッズショップの「ONE PIECE 麦わらストア」がオープンしています。

店内には限定アイテムが揃い、開店前には約1,500人もの行列ができるなど大きな反響を呼んでいます。

「スラムダンク」中国

「スラムダンク」は神奈川県の高校生の成長を描いたバスケットボール漫画アニメです。

バスケットボールの認知度を高め、人気の火付け役になった作品で、記憶に残る数々の名セリフや主題歌は、日本のみならず中国でも高い人気を呼んでいます。中国では関連グッズの販売のほか、作者の誕生日に国営放送がメッセージを送り話題になりました。

この数年、日本行きの旅行ビザが取得しやすくなったこともあり、中国からは多くの観光客が日本を訪れています。江ノ島電鉄・鎌倉高校前の踏切は作品に登場する印象的な景色そのものであるとして、「聖地」として訪れる人が絶えません。

2019年中国人向けビザ緩和の影響とは?インバウンド効果や対策は?

2019年1月1日より、中国から日本へ渡航する際のビザ申請手続きの一部が緩和されました。この記事では、緩和の詳細とそれにより中国から日本への旅行者にどのような変化があるのかを解説します。目次中国人観光客への日本ビザ緩和|変更点とは?中国人個人旅行客の呼び込み東北への中国人観光客の呼び込みビザ緩和で沖縄への中国人観光客誘致も学生の呼び込み数次ビザの発給対象者の拡大旅行プランの傾向は? 花見、そして定番の「アニメ」「ラーメン」「聖地」まとめ:学生、卒業後3年目までの青少年の増加に対応する取り組...


日本から中国はビザなしで渡航可!中国人観光客はビザなし渡航可能?

海外に渡航するにあたり、日本のパスポートであれば、ビザの取得なしで入国できる国がたくさんあります。その数は実は世界で最多です。世界各国のパスポートについて、旅行の自由度を発表している「パスポート・インデックス」(世界のパスポートランキング)のデータでは、2018年そして2019年ともに日本が単独1位となっています。一方で、日本に最も多く訪れているインバウンドである中国場合、ビザなしで渡航できる国は少ないのが現状です。日本のパスポートで世界の何ヵ国にビザなしで渡航できるのか、そして中国のパス...


外国人観光客に人気のアニメ聖地5選/鎌倉の踏切に訪日外国人が殺到するワケ

日本が世界に誇る文化のひとつといえば、「アニメ」です。人気アニメや漫画に登場する街や場所はファンの間で「聖地」と呼ばれており、実際に「聖地」を訪れることを「聖地巡礼」といいます。 日本のアニメや漫画は世界から高い評価を受けており、最近では多くの旅行代理店で訪日外国人観光客向けの「聖地巡礼ツアー」をおこなっています。世界でも名の知れた日本の漫画やアニメを活用した地方のインバウンド誘致は、全国で旋風を巻き起こしています。 そこで今回は、訪日外国人に人気の聖地巡礼スポット5か所を紹介しましょ...

アニメツーリズムでインバウンド誘致

海外から高い注目を浴び、人気の高まる日本アニメ漫画作品は、すでに日本の文化のひとつとして認知されてきています。

これからのインバンド誘致には欠かせない要素ともいえるアニメツーリズムについてみていきます。

アニメツーリズムとは

アニメツーリズムとは、アニメ漫画のモデルとなった場所やゆかりの地を訪れる旅行のことを言い、ファンの間では聖地巡礼と呼ばれています。

海外からのファンも多く、2016年には約100万人訪日外国人観光客が「聖地巡礼」を実施しています。

こうした背景からアニメを活用した官民連携による地域のインバウンド施策として「一般社団法人アニメツーリズム協会」が設立されました。アニメ聖地を88カ所を選定するほか、各聖地を結んだアニメ聖地巡礼ルートを作り、2020年には地域に年間400万人訪日外国人観光客を呼び込むとしています。

【2019年版】「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」とは?

アニメは日本だけでなく世界の人々にも広く親しまれており、日本に興味を持ったきっかけがアニメだったという外国人も少なくありません。 この記事ではアニメの聖地を地域別に紹介していきます。 [com_category_dl_btn name="インバウンドコンサル(総合) consulting" slug="consulting"] [cta_toc_upper_banner] 目次 訪れてみたい日本のアニメ聖地88 アニメ聖地の選定でアニメツーリズムの促進を目指す 海外か...

アニメで地方を活性化/インバウンドでに人気の「聖地巡礼」は地方創生の切り札になる!?

日本が世界に誇る文化「クールジャパン」の一角を担う「アニメ・漫画」などの

【聖地巡礼】外国人観光客 マイナーな地方の隅々にまで殺到/地方創生の切り札

訪日外国人観光客から高い人気を集める日本のアニメは、世界に誇る文化産業のひとつです。2016年に公開された新海誠監督による長編アニメーション映画『君の名は。』の国内外での大ヒットは記憶に新しいですが、他にも『スラムダンク』、『名探偵コナン』、『新世紀エヴァンゲリオン』など、アニメを目的に日本を訪れる訪日外国人観光客は年々増えているのです。 [blogcard url=”https://honichi.com/news/2018/01/12/enoshimachina/”] 2017年に...

成田空港に「アニメツーリズムインフォメーション」設置

成田空港第2ターミナル2階北側には「アニメツーリズム インフォメーション」があります。

海外からのアニメファンに向けた情報発信拠点としてアニメ聖地88」の0番札所に選定し、作品が一覧できる巨大パネルやアニメグッズの紹介のほか、御朱印(スタンプ)、アニメゲームのグッズが買える「ガチャコーナ」、キャラクターと一緒に写真が撮れるフォトスポットなどを設置しています。

まとめ

クールジャパン・コンテンツとも言われる日本アニメ漫画作品には、海外からの評価も高く、幅広い年齢層から注目を浴びています。

人気の高まりを見せているアニメツーリズムを活かしたインバウンド施策は、訪日外国人観光客に向けた地方のインバウンド誘致の可能性を秘めていると言えるでしょう。

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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