2020年「多言語対応優先度ランキング」、オリンピック・パラリンピック大会に向けた対策

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

日本政府は、2016年3月末に発表した「明日の日本を支える観光ビジョン」の中で、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人の訪日外国人を誘致するという目標を設定し、その目標を実現させるためにさまざまな施策を打ってきました。

今回のコラムでは、国別の外国人観光客数と増加の推移、伸び率、外国人誘致を目的とした政府の具体的な施策を振り返りながら、多言語対応の優先度をランキング形式で予測してみたいと思います。

これまでの連載記事
実際、訪日外国人は「どこ」で多言語対応の不足を感じている?
中国語表記に差をつける!「普通語」と「標準中国語」の違い
ラグビーW杯から日本で始まる「ゴールデン・スポーツイヤーズ(GSYs)」
「堺筋線=サカイマッスル」?インバウンド対応の機械翻訳活用には要注意

翻訳サービスの資料をDL

※資料請求には無料の会員登録が必要です

翻訳サービスの詳細はこちら

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

2020年「多言語対応優先度ランキング」1位~5位

オリンピック・パラリンピック大会にむけ、どの言語での多言語化を優先的に進めたらよいのかランキング形式で解説します。

第1位:英語

第1位は英語です。言わずとしれた世界の共通語です。

実際、訪日客数のトップ20の中で、英語を母国語または公用語とする国は8ヶ国にのぼり、2019年の合計訪日数は700万人を超えます。

多言語展開を進める際の「一丁目一番地」は、何と言っても英語でしょう。

第2位:中国語(簡体字)

第2位は中国語です。

以前のコラムでもご紹介したとおり、中国語には、中国大陸で使われている簡体字中国語、香港で使われている香港繁体字中国語、台湾で使われている台湾繁体字中国語と、大きく分けて3種類ありますが、ここで言う中国語は、大陸で使われている簡体字中国語です。

昨年の訪日中国人は約960万人でした。Webサイトやメニューなどを英語簡体字中国語に翻訳しておけば、訪日客の実に半分以上をカバーできるわけです。

第3位:韓国語

第3位は韓国語です。昨年、訪日韓国人は大幅に減少し、伸び率で唯一マイナスを記録しましたが、それでも約560万人の韓国人が来日しました。

これまでの最高数は2018年の約700万人です。韓国との関係が改善すれば、以前のようにさらに多くの韓国人が来てくれることでしょう。

それに、戦後最悪の日韓関係と言われるいまこそ、韓国語でのおもてなしを心がければ、政治と観光交流は別物だということを示すこともできますね!

第4位:中国語(繁体字)

第4位は繁体字中国語です。同じ繁体字でも台湾香港では表現や表記がかなり異なりますので、理想は両方の繁体字で準備してあげることでしょう。

ですが、香港人はかなり英語が達者ですので、どちらかを選ぶとしたら台湾繁体字を優先させるとよいでしょう。

第5位:タイ語

第5位はタイ語です。10年前は、年間の訪日タイ人はわずか10万人程度でしたが、昨年は130万人を超えるなど劇的に増加しました。

背景には、日本政府によるビザ緩和策や、民間による地道な訪日プロモーションの成果があり、今後もまだまだ伸びていくと思われます。

番外編:ベトナム語やロシア語

ランキング5位以内には入りませんでしたが、できれば多言語化を検討したい言語として2つ挙げてみました。

それは、ベトナム語とロシア語です。どちらも、戦略的なビザ緩和策の対象5ヶ国に含まれており、その施策が実って順調に訪日客数を伸ばしています。

特にベトナムは、東南アジア屈指の親日国で、2019年の伸び率ナンバーワンでした。

また、観光客以外にも、技能研修生や留学生として来日するベトナム人も増えており、今後もっとも期待できる国のひとつだと思います。

オリンピック・パラリンピックに向け多言語対応の強化が必要な理由

官民挙げての努力の結果、当初は順調に訪日客数が伸びていましたが、韓国人観光客の激減、円高・人民元安の影響や香港の政情不安による中国香港からの観光客伸び率の鈍化、そして直近では新型コロナウイルスの感染拡大による訪日客の大幅減少などが影響して、4,000万人という目標達成には残念ながら黄信号が点灯してしまいました。

とはいえ、明るい材料もあります。それは何と言っても、夏に予定されている東京オリンピックの開催です。

過去のデータを調べてみると、オリンピックの開催国は開催後も、外国からの観光客数が伸びる傾向にあることが分かります。

この続きから読める内容

  • 訪日外国人数の国別の推移と今後の見通し
  • 政府の政策と今後の見通し分析
  • 欧米豪をターゲットとしたプロモーションの推進
  • 戦略的なビザ緩和策の推進
  • オリンピック・パラリンピック大会に向け多言語対応強化を
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

株式会社アットグローバル

株式会社アットグローバル

株式会社アットグローバル 代表取締役 小田島耕治。1994年から約7年間、IBM系の会社で翻訳業務を担当した後、独立してアットグローバルを設立。25年間の翻訳業界での経験と、10万件以上の多言語翻訳の実績を活かし、世界の40以上の言語での翻訳サービスと、多言語化のコンサルサービスを提供中。インバウンド多言語対応に役立つ情報を発信いたします。

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに