【2月中旬まとめ】ついにコロナウイルスの死亡例と中国渡航歴なし患者が確認:市中感染にさらなる不安広がる

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2月13日夜、厚生労働大臣が緊急記者会見を開き、国内で初めて新型コロナウイルス感染者の死者が確認されたと発表しました。また中国への東京・千葉・和歌山で、渡航歴のない新型コロナウイルス感染者も確認されました。

この記事では、会見で発表された内容と、2月6日以降の国内感染者について時系列でご紹介します。

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ついに中国渡航歴なし患者確認

厚生労働大臣は2月13日夜に緊急記者会見を開き、2月13日に亡くなった神奈川在住の80代女性が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染していたことがわかったと発表しました。新型コロナウイルス感染者の死亡例は、国内初の事例となります。

詳細な行動歴はわかっていませんが、中国への渡航歴はなかったとのことです。さらに、東京在住の70代男性、和歌山在住の50代男性、千葉在住の20代男性に新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応が確認したと発表しました。

いずれの患者も中国への渡航歴がなく、国内感染が疑われています。厚生労働大臣は、

新型コロナウイルス感染症については、現時点において国内で流行していると判断するにたる疫学的な情報が集まっているわけではありません。今後、早急に疫学的な情報を収集し専門家ともご相談をしていきたいと思っております。その上で必要な対策を検討していきたい

と述べています。

日本国内での感染状況(2月6日以降)

2月12日現在の厚生労働省の発表内容を時系列でお知らせします。2月6日以前の内容は、【国内感染者まとめ】新型コロナウイルス感染者を時系列で振り返り:日本初感染から21例目までをご覧ください。

2月7日クルーズ船(第3報)

  • 41名の陽性確認
  • 陽性が確認されたのは61名

2月7日(チャーター便7例目)

20代男性(武漢在住)

  • 2月7日、チャーター便(第4便)で帰国、発熱確認。検査を行ったところ陽性、入院
  • 中国において、肺炎患者との明確な接触は確認できていない

2月8日クルーズ船(第4報)

  • 3名の陽性確認
  • 陽性が確認されたのは64名

2月10日クルーズ船(第5報)

  • 新たに57名を検査、うち6名の陽性確認
  • 陽性が確認されたのは、延べ336名の検査中70名

2月10日(24、25例目)

24例目

40代男性(埼玉在住)

  • 1月30日に第2チャーター便で帰国。国立国際医療研究センターにてPCR検査を実施、陰性
  • 2月1日に希望により自宅へ帰宅。自宅待機
  • 2月8日に発熱
  • 2月10日に埼玉県内医療機関を受診、肺炎像を確認。PCR検査を実施し陽性、入院
  • 武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。肺炎患者との明確な接触は確認できていない

25例目

50代男性(武漢市在住)

  • 1月29日に第1チャーター便で帰国。国立国際医療研究センターで受診後、千葉県内のホテルに滞在
  • 1月30日に国立感染症研究所でのPCR検査の結果、陰性
  • 2月7日に発熱、せきの症状で千葉県内の医療機関へ入院
  • 2月8日、PCR検査を実施し陰性であったが、入院を継続
  • 2月10日、国立感染症研究所でPCR検査を実施し、陽性
  • 武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。肺炎患者との明確な接触は確認できていない

2月10日クルーズ船(第6報)

  • 新たに103名を検査、うち65名の陽性確認
  • 陽性が確認されたのは、延べ439名の検査中135名

2月12日

  • 1月30日に武漢市からチャーター便(第2便)で帰国した邦人のうち、宿泊施設に宿泊中の199人の新型コロナウイルス検査の陰性が確認
  • 検査は国立感染症研究所が実施

2月13日(27、28、29、30例目)

27例目

80代女性(神奈川在住)

  • 1月22日から体調不良
  • 1月28日に近隣の医療機関を受診、経過観察
  • 2月1日、体調悪化のため再受診。肺炎の診断で別の医療機関に入院
  • 2月6日、抗生剤治療を受けるも呼吸状態悪化、他の医療機関に転院、非侵襲的陽圧換気療法を開始
  • 2月12日、新型コロナウイルス(COVID-19)のPCR検査を実施
  • 2月13日に死亡確認。その後、PCR検査の結果が陽性
  • 渡航歴なし

28例目

70代男性(東京在住)

  • 1月29日、発熱し都内の医療機関を受診
  • 2月3日、体調が回復しないため、再受診。肺炎像を確認、都内の別医療機関を受診
  • 2月6日、3日に受診した医療機関を再受診、入院
  • 2月12日、検体を採取
  • 2月13日、都内の地方衛生研究所において新型コロナウイルス感染症の検査を実施し陽性と判明
  • 都内在住のタクシー運転手で、発症前14日以内に湖北省または浙江省の滞在歴なし

29例目

50代男性(和歌山在住)

  • 1月31日、発熱と全身の倦怠感
  • 2月5日、微熱に加え、腹痛、下痢の症状
  • 2月8日、自身が医師として勤務している県内の医療機関Aと他の医療機関Bを受診。CT上、肺炎像あり
  • 2月10日、医療機関Bに入院
  • 2月13日、新型コロナウイルス感染症の検査を実施し陽性
  • 発症前14日以内に湖北省または浙江省の滞在歴なし

30例目

20代男性(千葉在住)

  • 2月2日に発熱
  • 2月7日にせき
  • 2月10日、圏内の医療機関を受診し、肺炎像を確認、入院
  • 2月13日、新型コロナウイルス感染症の検査を実施し陽性と判明
  • 現在調査中だが、渡航歴はなし

2月13日、クルーズ船(第8報)

  • 新たに221名を検査、うち44名の陽性確認
  • 陽性が確認されたのは、延べ713名の検査中218名

<参照>

厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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