新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、台湾の中華民国衛生福利部疾病管制署は、3月19日より日本を含む合計20か国と米国の3州に対し、渡航警戒レベルを最大となる3に引き上げることを発表しました。
これにより、対象国や地域からの入国者は、台湾標準時間の3月17日16時(日本時間3月17日17時)以降から台湾到着後に14日間の在宅検疫を求められます。
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台湾が日本を事実上、入国制限の対象へ
中華民国(台湾)衛生福利部疾病管制署では、各国の渡航警戒レベルを3段階で評価しています。これまで日本は新型コロナウイルス(COVID-19)の流行を鑑みレベル2と評価されていましたが、3月19日よりもっとも高いレベル3へと引き上げられることが発表されました。
日本以外では、
- シンガポール
- タイ
- マレーシア
- フィリピン
- インドネシア
- ベトナム
などを含む20か国と、米国ワシントン州、ニューヨーク州、カリフォルニア州の3州が新たに渡航警戒レベル3に引き上げられました。
これらの国や州からの旅客や帰国者は在宅検疫の対象となり、台湾入国から14日間は自宅にて毎日体温を記録し、各自治体による監視を受けることとなります。
在宅検疫の期間中は外出禁止、もちろん出国もできません。また、空港から自宅まで公共交通機関を利用して帰宅することも許可されないため、自分で車を運転するか、タクシーなどを手配する必要があります。台湾に自宅を持たない者は、政府指定の施設に入居することとなります。
万が一これらの規則に違反した場合、最大で100万元(約350万円)の罰金が科されます。
台湾はこれまで日本を渡航警戒レベル2に指定しており、日本からの入国者に対しては毎日の検温とマスクの着用は求めていたものの、外出の制限は科されていませんでした。
渡航警戒レベルが上昇したことで、日本人観光客の訪台は事実上不可能となりました。合わせて、レベル3に指定された国はビザ免除措置の対象から外されるため、今後台湾を訪れる際には事前にビザの申請が必要となります。
日本は
- 中国
- 香港
- マカオ
- 韓国
- イラン
- スペイン
- イタリア
- サンマリノ
- スイス
- アイスランド
及びヨーロッパ全域に対し、入国拒否や入国後の在宅検疫を求めています。しかし、3月17日現在では、台湾は入国拒否や在宅検疫の対象にはなっていません。
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<参照>
中華民国衛生福利部疾病管制署:https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/xV4LAkpWhR9DYeEASDEmNQ?typeid=9
日本国法務省:http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/20200131comment.html
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