中国で人気の動画配信プラットフォーム「秒拍」の読み方とは?インバウンド対策への活用事例も紹介

公開日:2020年03月25日

「秒拍」とは、中国の動画配信サービスです。10秒の短い動画を撮影、編集、配信することができます。

中国最大級のSNSであるWeiboと連携しており、Weiboで動画が共有されることで多くの中国人への拡散が期待できます。

この記事では、秒拍のサービス内容、秒拍を用いたインバウンド誘致施策について、実例とともに紹介します。

「秒拍」の読み方と概要

秒拍(ミャオパイ)の読み方とサービスの概要、どれくらい利用されているかについて説明します。

「秒拍」の読み方

秒拍の読み方は、「ミャオパイ」、英語では「Miaopai」です。

10秒のショートムービー撮影および共有アプリで、中国で人気があります。

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どんなサービス?

秒拍(ミャオパイ)は、2013年に中国で誕生しました。10秒動画を撮影、編集、シェアができるアプリとして人気があり、中国版のVineともいわれています。

秒拍(ミャオパイ)は中国最大のSNSサイトであるWeiboとも連携しており、YouTubeに閲覧規制がかかっている中国では、動画配信におけるプラットフォームの一つとなっています。

どれぐらい使われている?

2013年に誕生した秒拍(ミャオパイ)は、2016年には一日の再生回数が17億回を超え、8,000万人以上のユーザーがいるといわれています。

この爆発的成長を支えているのは、中国最大のSNSのWeiboと秒拍(ミャオパイ)の親会社であるYixia Technology(一下科技)による戦略的投資です。

動画の投稿者もメディア専門企業だけでなく、YouTuberの様な個人クリエーターも登場しています。

秒拍(ミャオパイ)をインバウンド向けプロモーションに用いるメリット

人口の多い中国からのインバウンド誘致を検討する上で、多くの中国人に届くプロモーション方法の検討は重要です。

8,000万人ものユーザーを持つ秒拍(ミャオパイ)をより効果的に用いる方法について、紹介します。

多くの中国人の興味・関心を引ける

現在、中国では社会現象になるほど動画配信アプリが人気を博しています。

特に秒拍(ミャオパイ)は人気が高く、8,000万人以上のユーザーを抱える秒拍(ミャオパイ)を効果的に利用することで、多くの中国人の関心を引くことができます。

中国版Twitter「Weibo」との連携が可能

秒拍(ミャオパイ)の強みの一つは、拡散性の高いWeiboと連携していることです。2019年6月時点の公式サイトの情報では、Weibo全体のユーザーは7億人程度ともいわれており、動画が拡散されれば高い宣伝効果が期待されています。

また、中国では買い物など意思決定を行う際に、信用できる人物からの口コミを重要視する傾向があります。現代では、家族や親戚からの口コミだけでなく、人気ブロガーなどインフルエンサーによる口コミが強い影響力を持っています。

Weiboで中国のインフルエンサーを通じて商品を宣伝することができれば、大規模な情報拡散が期待できます。

自動再生で、目にとまりやすいシステム

秒拍(ミャオパイ)の動画は、タイムラインに流れると自動再生されるため、秒拍(ミャオパイ)を通じて発信される情報は多くの人の目にとまります。動画の長さは10秒なので、最後まで見てもらえる可能性が高いことも特徴です。

自撮りで商品を紹介するような動画でも人気を博すことがあり、高度な映像制作技術がなくとも宣伝効果の高い動画をつくることは可能です。

秒拍(ミャオパイ)を用いたインバウンド向けプロモーション事例

既に日本でも、拡散性が高く人々の目にもとまりやすい秒拍(ミャオパイ)の特徴を生かした取組が行われています。

ここでは、二つの事例を紹介します。

神戸市の公式観光サイト、中国人インフルエンサーを起用してPR/Weiboで動画シェア

兵庫県神戸市の神戸国際観光コンベンション協会は、海外からの観光客誘致を目的に神戸公式観光サイト「Feel KOBE」にて英語のプロモーション動画などを配信しています。

2017年3月、それまでの英語のPRに加え、秒拍(ミャオパイ)を用いて中国語圏への情報発信を強化しました。

具体的には、これまでの英語のPR動画を中国語に翻訳し、秒拍(ミャオパイ)に投稿、「旅行」や「日本」等のトピックに強い中国人インフルエンサー15人Weiboでシェアをしてもらいました。

すると、秒拍(ミャオパイ)やWeiboにおける動画の再生回数が3日間で320万回を突破しました。神戸国際観光コンベンション協会は、まだ神戸を知らない、行ったことのない多くの中国人の関心を集めることに成功しました。

中国向け日本情報配信専用インフルエンサー、インバウンドプロモーション動画制作・配信サービスを開始

Weiboには、「日本零君(通称 ゼロくん)」という、日本に関する情報を発信するインフルエンサーのアカウントがあります。

この「日本零君」は、2019年4月1日現在、Weiboのフォロワー数は約398万人、秒拍(ミャオパイ)での一投稿当たりの動画閲覧数が数百万回にのぼる、中国で絶大な影響力を誇るアカウントです。

2019年5月、日本のINTECH株式会社は、「日本零君」の動画配信アカウントの日本総代理店として、「零醤的日本攻略(ゼロちゃんの日本攻略)」の配信を開始しました。

「零醤的日本攻略(ゼロちゃんの日本攻略)」とは、中国語圏向けプロモーション動画撮影・配信サービスであり、日本の観光地やメーカー等のPRを代行します。在日中国プロカメラマンが中国人視点から撮影・編集を行うため、中国人インバウンドのニーズに沿ったプロモーション動画が制作できます。

日本の自治体やメーカーが個別のアカウントで情報発信を行うより、フォロワーが多くすでに知名度のある「日本零君」のアカウントを用いることで、より多くの中国人への情報発信が期待されています。

秒拍(ミャオパイ)は、中国で人気の動画配信プラットフォーム/インバウンドPRにも活用できる

この記事では、秒拍(ミャオパイ)のサービスおよび、秒拍(ミャオパイ)を用いたインバウンド誘致について紹介しました。

10秒動画を大規模SNSであるWeiboと連携させて配信できる秒拍(ミャオパイ)は、13億人超えの人口を擁する中国巨大市場に対して、効率的に多くの人にPRする重要なツールであるといえるでしょう。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!