【海外の反応】「びっくりドンキー」ハンバーグという日本食に外国人が感動:TripAdvisor口コミでわかる人気のポイント

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株式会社アレフが運営する「びっくりドンキー」は、1980年にオープンした全国展開型のハンバーグレストランです。

びっくりドンキーのメインメニューは「ディッシュ」と呼ばれるワンプレート型のハンバーグセットとステーキで、日本を訪れる外国人観光客からも人気を集めています。

外国人観光客の口コミによると、びっくりドンキーでは日本らしいハンバーグが味わえること、店内の雰囲気が統一されていることや、外国語対応ができる従業員が多いことが高い満足度に繋がっているようです。

本記事では、びっくりドンキーの歴史とその特徴や、びっくりドンキーが外国人に人気な理由、そして日本のレストランが外国人利用客を呼び込むための方法をご紹介します。


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びっくりドンキーとは?

「びっくりドンキー」は1980年に誕生した全国展開型のハンバーグレストランです。

この項目では、びっくりドンキーの特徴や、びっくりドンキーが全国展開に至るまでの歴史をご紹介します。

「ディッシュメニュー」が特徴のハンバーグレストラン

びっくりドンキーは、株式会社アレフが全国展開しているハンバーグレストランです。運営元である株式会社アレフはびっくりドンキーのほか、北海道・恵庭市にある自然を題材にしたテーマパーク「えこりん村」や、ドイツビールを取り扱ったレストランも経営しています。

びっくりドンキーの看板メニューは「ディッシュメニュー」と呼ばれるワンプレート型の食事で、ハンバーグ、サラダ、ライスを一つの皿に盛り付けたメニューです。

他には鉄板で提供されるハンバーグステーキもレギュラーメニューにあります。また、びっくりドンキーでは「ドンキーオーガニックビール」と呼ばれるオーガニックビールの提供も行なっています。

1980年に1号店がオープン、現在では335店舗を展開

びっくりドンキーの前身となる店舗は、岩手県盛岡市にある「ハンバーグレストラン ベル大通店」です。

1968年に「ハンバーガーとサラダの店・べる」の名前でオープンした当初はハンバーガーを提供するレストランでしたが、1971年にメインメニューをハンバーグに変更しました。

現在も「ハンバーグレストラン ベル大通店」として営業を続けています。

「びっくりドンキー」の名前でレストランがオープンしたのは1980年のことで、札幌に1号店を出店しました。その後1983年には大阪にも店舗を構え、全国展開のハンバーグレストランとしてのスタートを切ります。

びっくりドンキー1号店の開店から40年がたった2020年現在、びっくりドンキーの店舗数は全国で335店を数え、鳥取・島根・徳島をのぞくすべての都道府県でサービスを提供しています。

口コミから見る、びっくりドンキーが人気の理由

びっくりドンキーは日本人の利用客からだけではなく、外国人観光客にも注目されているレストランです。

この項目では、びっくりドンキーが外国人観光客に人気な理由を、旅行プラットフォームTripadvisor(トリップアドバイザー」に投稿された口コミをもとにお伝えします。

本物の日本のハンバーグ

外国人にびっくりドンキーが人気な理由の一つは、「日本らしいハンバーグを味わえるから」です。

びっくりドンキー道頓堀店に投稿された口コミを参照すると、「日本を訪れたらハンバーガーではなく、『ハンバーグ』を一度味わって欲しい。びっくりドンキーは日本で有名なハンバーグレストランで、私は大阪に訪れるとき、必ず最初の晩ご飯をびっくりドンキーで食べることにしています」というコメントが寄せられていました。

外国人観光客の視点から見ると、びっくりドンキーでは、北米を中心に世界各国でメジャーなハンバーガーではなく、日本の洋食らしいハンバーグを楽しめるという点が目新しいのでしょう。

他では見られないハンバーグステーキ

外国人観光客にとってびっくりドンキーが魅力的なもう一つの理由は、びっくりドンキーがファストフード店では見られないようなメニューを展開していることです。

トリップアドバイザーに掲載されている口コミを参照すると、「びっくりドンキーのハンバーグはお肉が柔らかくて味付けも良い。マクドナルドやバーガーキング、ウェンディーズなどのファストフード店とは全く異なる味の方向性を持っています」とも記されています。

ファストフード店などのハンバーグパテに比べると、びっくりドンキーのハンバーグは、ジューシーさや味付けの点で優れているようです。

質の高い料理とフレンドリーなサービス

従業員のサービスが充実していることも、びっくりドンキーが外国人客の人気を獲得している要因です。

京都と大阪でびっくりドンキーを利用した外国人によると、「メニューの内容には一貫性があり、サービスにも満足しました。従業員には英語を話せる方が多く、メニューは種類が豊富だったと感じます。セットメニューも用意されており、食べ物とデザートともにお店のオリジナル性がよく出ていました。総合的に見て、とても価値のある体験ができたと思います」というコメントが残されていました。

従業員が英語での接客に対応できた上、メニュー内容のオリジナリティや統一感が高評価に繋がったようです。

レストランに訪日外国人を呼び込むには?

びっくりドンキーの店舗のように、レストランに訪日外国人を呼び込むにはどのような工夫が考えられるでしょうか。

この項目では、訪日外国人にとって魅力的な店舗を作る方法をご紹介します。

外国語を話せる人材や、接客用ツールを導入する

びっくりドンキーについて、外国人によって投稿された口コミではしばしば「店員が英語を話せたこと」が高評価の理由として挙げられていました。

こうした例からも、英語をはじめとする外言語での接客に対応することで訪日外国人を呼び込みやすくなると言えます。外国語に対応できるサービススタッフの確保が難しい場合は、ポケトークなどの翻訳ツールを利用して、コミュニケーションをとる方法もあります。

また、外国のなかでも特に北米圏では接客に「フレンドリーさ」が求められる傾向があります。外国人向けの接客を行う場合は、日本と海外でのサービスとの違いなども意識してみると良いでしょう。

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こだわりの装飾で楽しい滞在時間を提供する

飲食店では、店内の雰囲気を統一することも顧客の満足度を高める上で重要です。

例えば、びっくりドンキーの各店舗には西部劇を模した装飾が施されており、従業員の制服も内装にあわせて「個性的」「かわいらしさ」「なつかしさ」をテーマにしたデザインを取り入れるなど、店舗全体の雰囲気を統一させる工夫が見られます。

店舗が提供するメニューに沿った内装・サービスを施すと、お店全体のコンセプトが的確に伝わり、楽しい食事の時間を演出できるでしょう。

大盛りメニューやベジタリアン向けメニューを作る

外国の中でも、特に北米やヨーロッパのレストランでは一人あたりの提供量が日本より多くなる傾向にあります。

一食あたりの標準的な量は国によって異なるので、大盛りメニューも用意するなどして対応しましょう。

また、特にイスラム圏では宗教上の理由で牛肉・豚肉などの肉類を食べない人や、北米・ヨーロッパ圏にはベジタリアンのため肉類を食べない人なども多く、海外における食事情は日本と比べると複雑だと言えるでしょう。

多様なニーズに対応するためには、メニューに肉を使わないものを揃える、鶏肉・牛肉・豚肉など肉の種類を明記するなどの工夫が必要になりそうです。

クレジットカード決済やキャッシュレスへの対応も

キャッシュレス決済が奨励されているとはいえ、日本の飲食店ではまだ現金での支払いが主流です。

いっぽう海外では少額の買い物でもクレジットカードを利用することは珍しくなく、欧米を含めアジア圏の多くの国でもキャッシュレスが人気の決済手段となっています。

一般社団法人キャッシュレス推進協議会が2016年に実施した調査によると、韓国では96.4%の取引でキャッシュレス決済が可能なほか、中国では「Alipayアリペイ)」や「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」といったアプリ決済サービスが普及しています。

なお、上記に挙げたAlipayWeChat Payは日本の店舗でも導入可能です。クレジットカード決済だけではなく、アプリ決済サービスにも対応し、さまざまな外国人観光客を呼び込む体制を整えましょう。

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外国人向けメニューやキャッシュレス対応が大事!さらに店内装飾で一歩進んだレストラン体験を

全国に店舗を構えるハンバーグレストラン・びっくりドンキーの評判は外国人観光客にも広まっており、主に食事のクオリティが良いことに加え、英語で接客を受けられる点が高い満足度に繋がっているようでした。

びっくりドンキーの事例を参考にすると、日本のレストランに外国人を呼び込むには、店内の雰囲気づくりを工夫して楽しい時間を演出することや、外国語対応を充実させることなどがカギとなりそうです。

また、外国と日本では主義信条や宗教の事情に基づく食事の規律、支払い方法などさまざまな点で文化の違いがあります。幅広いニーズに対応できる店を作るには、ベジタリアン向けのメニューの完備や、キャッシュレス決済などにも積極的に着手する必要があるでしょう。

<参考>

びっくりドンキー:ハンバーグレストラン

TripAdvisor:びっくりドンキー 道頓堀店の口コミ

一般社団法人キャッシュレス推進協議会:キャッシュレス・ロードマップ 2019


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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