海外日系企業のサポート事業を展開するベクトルの海外事業本部は、新型コロナウイルス影響下におけるアジア各国の市場レポートを発表しました。
調査では、新型コロナウイルスの影響による各国国内の行動の変化や、現地のマーケティング事例などがまとめられています。
同調査によると、各国では外出制限の影響でSNSやメディアの利用機会が増えており、特に東南アジアでは中国発の動画共有サービス「TikTok(抖音)」が人気となっていることがわかりました。
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コロナで変化、各国のSNS利用
昨今の新型コロナウイルス流行をきっかけに在宅時間が長くなったことで、アジア各国の人々がメディアに触れる機会が増加し、特にSNSの利用の機会が増加しています。ここでは、需要が高まっている各国SNSについて紹介します。中国:WeChat(微信/ウィーチャット)
中国でもSNSの利用が大幅に増加しており、調査によると、78.7%の人が特にWeChatを普段より多く利用したと回答しています。
中国のSNS利用状況
インバウンド対策を考えるうえで重要となる中国...
韓国:YouTube、Instagram:化粧品の情報収集
韓国では化粧品などの情報がYouTubeやInstagramといったSNSアカウントを通して拡散されており、それらSNSの利用が増加しています。
韓国のSNS・インターネット利用状況を解説│カカオトーク、Facebook、Instagramが人気のSNS
2018年、訪日旅行客は3000万人の大台を突破しました。その中でも訪日韓国人の存在感は高まっており、2018年には訪日韓国人数が750万人を超えました。韓国の社会状況を確認してみると、若者世代を中心にSNSの利用状況が非常に高いことがわかります。そこで、この記事では韓国で使われているSNSや、世代間のSNS利用状況の違いなどについて詳しく解説します。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!...
タイ:TikTok/もともとTwitter、Facebookが人気、コロナ情報の収集にも活用されている
タイでは、86%の人が新型コロナウイルス関連の情報をSNSで収集していることがわかりました。その中でも特に人気となっているのは、TwitterやFacebookです。また、外出制限に伴い、見て楽しめるコンテンツの需要が高まっていることから、特にTikTokが人気となっています。
タイのSNS利用状況まとめ
近年の訪日市場で東南アジアは増加傾向にあり、現在のインバウンドでは重要な位置付けとなっています。国別のランキングではアメリカにつぐ6位となっており、毎年約100万人のタイ人が日本を訪れています。インバウンド市場においてはすでに無視できない存在となったタイ人ですが、集客のためのプロモーションを行うにはタイ人が訪日に際しどのように情報収集をしているのか押さえておく必要があります。そこで今回は、タイにおけるインターネットやSNSの利用状況について見ていきます。インバウンド対策にお困りですか?「訪...
インドネシア:TikTok
インドネシアでもSNSでのコミュニケーションやコンテンツへの接触時間が増加し、特にTikTokの人気が高まっています。
インドネシアのSNS利用状況|人気SNSランキングトップ3・Instagramを使ったマーケティング事例2選
インドネシアのSNS利用者数は2019年に約200万人で、昨年比15%増加しています。インドネシアは2018年の訪日インドネシア人の数は前年比12.7%増の39万6,900人と増加傾向にあるため、利用率が増加しているSNSでインドネシア人のインバウンド誘致を検討している企業もあるでしょう。今回の記事では、インドネシアのインターネット利用率や、ソーシャルメディア(SNS)の利用状況、そしてインドネシアでも人気のInstagramを活用したプロモーションの事例について解説します。Googleマ...
マレーシア:TikTok、Instagram
マレーシアでも同様に、TikTokやInstagramといったSNSに時間を割くことが増加したということです。
SNS大国マレーシアの人気SNSランキング、1位は?
2018年、年間の訪日外国人数において、東南アジアエリアでトップを記録したのはタイの1,132,100人でした。次いでフィリピンの504,000人、そしてマレーシアは468,300人を記録しました。これらトップ3の共通点はいずれも各国の過去最高記録をマークしていることです。このような状況のもと、今回はマレーシアのSNS(ソーシャルメディア)利用状況やプロモーション施策に焦点をあてて紹介します。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンド...
シンガポール:Houseparty
シンガポールでは、外出制限により対面型ソーシャルネットワークアプリ「Houseparty」の人気が再燃しています。最大8人でオンラインパーティーやビデオチャット、ゲームなどができる点がその人気の理由です。
シンガポールの人気SNSトップ3と利用状況
シンガポールは国土がとても小さい国でありながら、1980年代以降急激に発展し、東南アジアを代表する経済大国となりました。発展とともにインターネットも普及し、現在は人口の84%がインターネットを利用しており東南アジアでは最も高い普及率となっています。さらに、SNSの利用率も79%と高水準です。この記事では、インバウンドでも重要な位置を占めるシンガポールのSNSの利用状況や一番人気のFacebookを使ったインバウンド対策の事例について紹介します。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」の...
東南アジアでは中国発TikTokが特に好調
外出制限が続きSNSの利用が全体的に増加しましたが、その中でも特に人気があり、注目を集めているのは、TikTokでした。中でも開発した中国だけでなく、タイ、インドネシア、マレーシアなど東南アジアの国々で利用が伸びているということです。
動画に音楽を添え、プロの作る制作物のようなコンテンツはユーザーの心を強くつかんでいます。勢いあるTikTokは今後、これまで以上に注目されるSNSとなっていくと考えられます。
TikTokで秋田県の魅力をPR、海外からもコメント多数
日本では、TikTokを用いて、あきた舞妓が秋田県の魅力をPRする動画が流行っています。
着物を着た舞妓さんが、英語の説明をつけた白塗りの塗り方の動画や秋田で有名ななまはげについて紹介する動画などを配信しています。
「あきた舞妓」のTikTokアカウントにアップされた動画には、「kawaii」や「beautiful!」と英語での反響のほか、タイ語、ベトナム語、中国語、韓国語のコメントも見られます。
今後TikTokを用いた動画プロモーションは、中国に加えて、TikTokが流行っている東南アジアのユーザーに対しても、訴求効果を発揮していくと考えられます。
日中若者に人気の「TikTok」訪日ビジネスへの活用法は?/広告出稿のスタイルも多種多様!世界観にとけこむメッセージ発信の方法を徹底解説【応
こんにちは、クロスシー編集部です。前回は中国の若者に人気のショートムービー(短视频)、その中でも注目の「TikTok(抖音)」について、バズるコンテンツの共通項について考察しました。引き続きTikTokに注目し、本編ではTikTokに出稿可能な広告の形態を紹介します。目次広告の種類 ~MAU1.5億人にアプローチできるディスプレイアド、フィード広告事例から見えてくる「15秒のショートムービーストーリー」の強み~1.ディスプレイアド2.フィード広告(タイアップ/ネイティブアド)S級レベルのイ...
<参照>
ベクトル:プレスリリース
あきた舞妓TikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@akitamaiko/video/6822161442192526593
訪日ラボ 最新版セミナー&インバウンド情報まとめ
訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。
WeChat Pay&大衆点評に聞く「中国インバウンド」最新動向!好調の裏で起こる旅行者層・トレンドの"変化"とは?
最新のデータによると、中国からの訪日客数は月間77万6,500人となり、これまで1位だった韓国を抜き、2022年10月の水際対策緩和後初めて1位となりました。順調に回復してきている中国市場に向けて、プロモーションなどの施策を再開したいと考えている方も多いでしょう。
一方で、訪日中国人の旅行者層やトレンドには、ある"変化"が起こっており、「コロナ禍前と同じやり方では上手くいかない」可能性も出てきているといいます。
そこで今回は、「WeChat Pay」を運営するテンセントより廖 天堉 (Tianyu Liao)氏、そして「大衆点評」を運営する美団より草刈 美香氏をお招きし、中国インバウンドの最新動向を徹底的に分析するオンラインセミナーを開催いたします!
<本セミナーのポイント>
- 中国インバウンドの専門家に直接質問し、疑問を解消できる!
- 訪日中国人の旅行者層やトレンドの変化を知り、中国向けの訪日プロモーションや受入環境整備に活かせる!
- 中国インバウンドの動向に詳しい専門家3名が登壇!
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【インバウンド情報まとめ 2024年8月後編】7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に 他
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に8月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。
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→7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に / 沖縄県の観光収入が過去最高に 人材確保の課題解決も【インバウンドまとめ 2024年8月後編】
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