国土交通省は、2021年度分の「安心して訪日観光ができる海洋周辺地域の観光魅力向上事業」に国内7事業の実施を発表しました。
この事業は、訪日観光のポテンシャルを有している海洋周辺地域において実施するもので、観光コンテンツのさらなる充実化や受入環境整備を補助するものです。
今回選定された7事業には、インバウンドの誘客、情報発信などの「旅マエ」事業から、訪日外国人のおもてなし向上や受入環境の整備といった「旅ナカ」事業もあります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で大きな打撃を受けたクルーズ旅行再開時に備えた事業も選定されました。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)「安心して訪日観光ができる海洋周辺地域の観光魅力向上事業」2021年度分を選定
訪日外国人に向けた日本の海洋周辺地域の魅力と安心を向上させるため、国土交通省は「安心して訪日観光ができる海洋周辺地域の観光魅力向上事業」を毎年選定しています。2021年は7事業が選定されました。
アフターコロナのインバウンド対策で「旅マエ」「旅ナカ」事業を選定
国土交通省は、日本の海洋周辺地域について、地方誘客・消費拡大への貢献という面で大きなポテンシャルを有していると同時に、台風の激甚化や津波等の影響を受けることから災害時の訪日観光客の安全確保が求められるとしています。
そのため、「安心して訪日観光ができる海洋周辺地域の観光魅力向上事業」を毎年実施し、観光コンテンツの磨き上げや受入環境整備に意欲的な事業を対象に補助金の交付を行っています。目的は、訪日外国人による海洋周辺地域での新たな消費の開拓や魅力向上、安全確保、地域経済効果の最大化させるところにあります。
6月14日、2021年度分の実施事業に7港を選定したと発表しました。

石川県和倉港ではウォーターフロントを活用した和倉温泉でのインバウンド誘客事業を、兵庫県神戸港ではデジタルサイネージによる情報発信事業を実施するということです。
誘客や情報発信といった「旅マエ」事業が選定されたことから、インバウンドが停止状態にある現在においても外国人へのアプローチに注力していくと見られます。
また、大阪港、境港、須波港、八幡浜港、鹿児島港では、受入環境の整備や既存の観光コンテンツの魅力向上事業、すなわち「旅ナカ」事業を実施するとしており、コロナ前よりも訪日観光客の満足度を高められるコンテンツが醸成されることが予想されます。
その中でも、大阪港と鹿児島港では、クルーズ船からの観光客受け入れ再開に向けた観光魅力向上のための事業が実施されるということです。海洋地域周辺の観光コンテンツ充実とともに、新型コロナウイルス感染症拡大で大きく打撃を受けたクルーズ旅行の再興にも注目が高まります。
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<参照>
国土交通省:プレスリリース
国土交通省:「安心して訪日観光ができる海洋周辺地域の観光魅力向上事業」募集要領
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