JAL(日本航空)、世界遺産登録を記念して「JAL JOMONジェット」を就航

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JALグループは7月28日付のプレスリリースで、「北海道、北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を祝し、世界遺産登録記念の取り組みを実施する旨を発表しました。

この取り組みは、「地域の宝から世界の宝となった『日本の世界遺産』と世界を”つなぐ”」、「文化遺産の”保護・保全”を通じ『日本の世界遺産』を後世へ”つなぐ”」の2点をテーマとしています。

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縄文遺跡群の世界遺産登録に向け、認知拡大を後押し

世界文化遺産としての登録が決議された「北海道、北東北の縄文遺跡群」は、17の縄文時代の遺跡で構成されており、青森県の「三内丸山遺跡」や秋田県鹿角市の「大湯環状列石」などが含まれます。

大船遺跡と三内丸山遺跡:JALプレスリリース
▲大船遺跡と三内丸山遺跡:JALプレスリリース

尚、国内の世界文化遺産は今回で20件目となります。

JALグループは縄文遺跡群の世界遺産登録に向け、継続的に北海道と北東北(青森県、秋田県、岩手県)の魅力を発信し、認知拡大に力を入れてきました。

具体的には、機内誌、機内ビデオなどによる地域固有の風土、歴史の発信や、知名度の拡大を狙ってスタッフが「縄文バッジ」を着用してきたということです。

縄文バッジ:JALプレスリリース
▲縄文バッジ:JALプレスリリース

今回は上記の世界文化遺産の登録を記念し、3つの取り組みを実施するとしています。

特別塗装機「JAL JOMONジェット」

「JAL JOMONジェット」イメージ:JALプレスリリース
▲「JAL JOMONジェット」イメージ:JALプレスリリース

世界文化遺産となった地域の魅力を引き続き国内外に発信していくため、特別塗装機「JAL JOMONジェット」が国内線に就航します。

このデザインをまとう機体はボーイング737-800型(機番:JA329J)で、祝賀メッセージに加え、青森県の児童によって縄文遺跡群を表現したイラストのアレンジが描かれています。

初便は2021年8月5日のJL141便東京(羽田)発(定刻07:50)青森行を予定しており、就航期間は2021年8月5日から2020年秋ごろを予定しています。

初便以降は登録地域を発着する便でも同塗装機が順次就航予定ということです。(以下、JALプレスリリースより引用)

  1. 2021年8月5日(木)JL142便便青森発(定刻09:50)東京(羽田)行
  2. 2021年8月5日(木)JL166便秋田発(定刻17:35)東京(羽田)行
  3. 2021年8月6日(金)JL584便函館発(定刻10:00)東京(羽田)行

また、JTA(日本トランスオーシャン航)およびRAC(琉球エアーコミューター)の運航路線では、沖縄県主催の図画コンクールにて小中学生が地域の希少動植物を描いた入賞作品を、機体全面にデザインした特別塗装機を運航しているということです。

機内誌「SKYWARD」の世界遺産特集

JALの機内誌である「SKYWARD」の9月号で世界文化遺産登録を記念した特集記事、10~3月号においては世界文化遺産に関する紹介記事を継続的に掲載します

また、新たに登録された地域の魅力と、地域での文化財の保護、保全についてが掲載されます。

世界遺産登録記念ポータルサイトを開設

世界文化遺に登録された意義をはじめとした「世界の宝」となった地域の魅力発信とともに、文化遺産の保護、保全といった地域課題の解決に向けた取り組み、誘客プログラムも併せてご紹介する専用ポータルサイトが開設されています。

世界遺産特集Webページ(イメージ):JALプレスリリース
▲世界遺産特集Webページ(イメージ):JALプレスリリース

同サイトでは、2021年7月26日に世界自然遺産への登録が決定した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」も記念しています。

国内線就航券の空席照会、予約や航空券と宿泊がセットになった「JALダイナミックパッケージ」の予約も可能となっています。

今回紹介した3つの取り組み以外に、今後開催予定の世界文化遺産関連の地域イベントや、体験プログラムを含む旅行商品の発売をはじめ、記念運賃の設定など、JALグループ全社をあげて誘客に取り組んでいくとしています。

世界遺産登録を盛り上げることで、登録地周辺の活性化と観光資源の認知度向上のきっかけになると考えられます。

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<参照>
JAL:プレスリリース
JAL:世界遺産特集サイト

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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