中国の若者人気、「国産ブランド」に注目集まる 10年で6.3倍の検索数に

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

今年5月にインターネット検索大手のバイドゥ(百度)が発表したデータによれば、中国の国産品に関する検索回数が、ここ10年で約6.3倍に増加したことが分かりました。

中国では、1990年代後半~2000年台前半生まれの若者「Z世代」を中心として、国産ブランドの人気が沸騰しています。

国の発展を感じながら育ったZ世代を中心とする消費者グループは、国産品への許容度が高く、国産品商品をけん引する中核的存在となっています。

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

中国で国産ブランド人気、10年前の6倍以上の検索数

中国では、Z世代を中心に国産ブランドの人気が上昇しています。

バイドゥが今年5月に発表した、中国的要素を取り入れた「国潮」関連の検索ビックデータによれば、中国の国産品に関する検索回数が、ここ10年で約6.3倍にも増加したということです。

2021年の国産ブランドへの注目度は、海外ブランドの3倍にものぼっており、特に携帯電話のほかアパレルや自動車、化粧品食品、家電の6分野において国産品の人気が顕著となっています。

また動画投稿アプリ抖音(ドウイン)」のEC事業「抖音電商」の統計によれば、8月1~18日に開催された販促イベント「抖音818新潮流・良品フェスティバル」で「国潮」商品が人気となり、売上は前年同期の5.4倍にのぼりました。

売れ筋ランキングの7割以上を国産ブランドが占め、スポーツ用品分野では李寧(リーニン)のほか鴻星爾克(ERKE)や回力(WARRIOR)、安踏(アンタ)、貴人鳥(GRN)の5ブランドが上位5位を占めました。

さらに自動車業界データプラットフォーム「大捜車智雲」と、バイドゥのデータ分析ツール「百度指数」が共同でまとめた「2020年新エネルギー車(NEV)白書」によれば、NEVの市場シェア上位10位のうち、国産ブランドのシェアが56・2%にのぼり、海外ブランドは約12・2%にとどまりました。

EV(電気自動車)販売データをまとめたブログ「EV Sales」のデータによれば、2020年の世界EV販売台数の上位3位は、米テスラ(50万台)、独フォルクスワーゲン(22万台)、中国の比亜迪(BYD、18万台)となっています。

中国では近年、製造技術の高度化や産業チェーンの成熟にともない、斬新なデザインを取り入れたスタイリッシュな中国製製品が注目を集めています。

消費者が国産品に抱いていた「廉価」「低価格」といった固定観念を打ち破り、一部の国産品はファッション界の新鋭となっています。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

【9/11開催】実例から学ぶ!店舗とECの露出最大化に向けた小売のためのOMO戦略

デジタルとリアルの垣根がなくなりつつある今、小売企業にとって「店舗とECのつながり方」は売上や顧客体験に直結する重要なテーマとなっています。

本セミナーでは、「Googleサービス × 在庫情報」によって来店とオンライン購入を両立させるmovのOMO戦略と、EC上でもリアルな接客を実現するvisumoのビジュアルマーケティング手法を、実例とともに徹底解説。

OMOの取り組みを“戦略で終わらせない”ために、今すぐ使える具体施策・成功パターンをお届けします。

<セミナーのポイント>

  • Googleサービスと在庫情報を連携させた“店舗&EC”への送客手法がわかる!
  • ECサイトから店舗への送客を生むコンテンツ設計が学べる!
  • 店舗とECをスムーズにつなぐ“OMOの成功パターン”が学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【9/11開催】実例から学ぶ!店舗とECの露出最大化に向けた小売のためのOMO戦略

訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!

訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。

アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。

参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。

視聴はこちら(無料)

【インバウンド情報まとめ 2025年8月後編】訪日客、一部で前年割れも「成長軌道」 / ドンキ運営のPPIH、2035年までに免税売上4,000億円を目指す ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に8月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

訪日客、一部で前年割れも「成長軌道」 / ドンキ運営のPPIH、2035年までに免税売上4,000億円を目指す ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年8月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに