太平洋アジア旅行協会(以下、PATA)は、アジア太平洋地域における2026〜2028年の旅行者数予測を発表しました。
Baseline(基準予測)、Lower Bound(下限予測)の2つのシナリオで、アジア太平洋地域の39の国・地域におけるコロナ後の回復や成長を予測しています。
発表によると、2028年にはアジア太平洋地域への外国人観光客数が7億6,120万人に達すると見込まれています。一方で、地政学リスクや経済の変動などの影響により、下振れするリスクについても言及されています。
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アジア太平洋地域の旅行者数、2028年に約7.6億人と予想
同レポートにおけるBaseline(基準予測)シナリオでは、アジア太平洋地域への国際訪問者数は、2026年以降にコロナ前の水準を上回り、2028年には7億6,120万人に達すると予測されています。
一方で、地政学リスクや経済の変動などを考慮したLower Bound(下限予測)シナリオの場合は、2028年のアジア太平洋地域への国際訪問者数は5億9,970万人と予測されています。コロナ前の水準と比較して約88%の回復にとどまる計算となり、昨今の地政学的な緊張状態と紛争の継続が、旅行需要と国境を越えた移動において下振れするリスク要因となっています。
PATAのCEOであるヌール・アフマド・ハミド氏は、「国際観光の成長は続いているものの、複雑な局面に入りつつある」とした上で、「観光地や観光に関連する組織は、複数のシナリオに備え、機敏に対応できる能力を備えなければならない」と述べています。
最大の旅行先は中国 日本はコロナ前比150%超えの回復率
国・地域別の予測を見てみると、中国がアジア太平洋地域における最大の旅行先になると見込まれており、次いで、アメリカ、トルコ、香港、メキシコ、日本が続きました。
回復・成長率が高い国・地域としては、モンゴル、日本、チリ、モルディブ、スリランカが挙げられており、いずれの国・地域においてもコロナ前の水準の150%を超える回復率を記録すると見通しです。
また、今回予測対象となった39の国・地域のうち、約7割にあたる27の国・地域が、2028年までにコロナ前の到着者数を上回る見込みとなっています。
主要な送客市場については、中国がアジア太平洋地域で最大となっており、次いで、香港、アメリカ、メキシコ、韓国が上位に入りました。
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<参照>
PATA:PATA Outlook: Tourism Growth to 2028 Faces Headwinds from Geopolitical Uncertainty
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