中国の国土は広大なだけあって、「高速道路」の総延長は世界一を誇っています。
もちろんサービスエリア(SA)も数多く存在するのですが、日本のSAと比較した場合、その「差」は非常に大きいといわれています。
中国メディアの「快資訊」では、日本と中国のSAの質の差についての記事が掲載されました。日本のSAは中国と比較した時、記事では総じて「サービスを提供する場所」として優れていると指摘しています。
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サービスエリアから見る「お国柄」
記事ではまず、SAは「お国柄」が顕著に出る分野だとし、中国のSAは「売り物はぼったくり価格で、サービスの質も高くない」と指摘しています。さらに「最高のSA」と高い評価を受けたSAでも、あるのは「飲食店」「トイレ」「ガソリンスタンド」と必要最低限であると論じています。
一方、日本は中国と正反対と述べています。日本のSAは「サービス」を重視し、単に食事や休憩する場を提供するだけでなくあらゆる楽しみ方があるので「もはや1つの観光地と言っても過言ではない」と強調しています。
確かに日本国内では宿泊や温泉付きのSAやショッピングのできるSAも増えてきています。また「ご当地グルメ」を味わうことが出来るSAもあるので十分に観光地として楽しめるでしょう。
日本のサービスエリアを利用する中国人の気持ちは
記事では次に、日本のSAに訪れたことのある中国人が「快適で、清潔で、温かみのある日本のSAで休むことで開放感を覚えたはずだ」としています。
その理由は日本のSAはトイレなどの設備が整備されていることはもちろん、掃除も行届いており、売り物の価格は非常に合理的な水準なので、騙されることなく安心して滞在できるからだと述べています。さらに無料でWi-Fiに接続出来たり水が飲めたりと観光客にはありがたいサービスが多く、ゆっくり休むことができると論じています。
そうした日本のSAに対して、「中国のSAは祝祭日ともなれば車でいっぱいになってしまう」「とても休めたものではない」としています。
中国ではただでさえ運転で疲れているのに、人が多すぎる上に売り物も「ぼったくり価格」であるので行動も制限されてしまうということです。車を停め、トイレに行くくらいしかできない中国のSAと観光地の1つともなる日本のSAでは差が大きいと強調しました。
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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
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