中国での新型コロナ感染再拡大を受けた各国の対応に、差が生じています。
東南アジアでは観光産業への期待から、中国人客に対する規制をしない / 緩和している国も多く、欧米や日本などとの対応の差が大きくなっています。
日本、韓国などは水際対策強化
日本は12月末より、中国から日本への入国者に対して、入国時の検査を実施するなどの緊急の水際措置をとっています。韓国や欧米でも似た措置がとられている状況です。
これに対抗する形で、中国政府は1月10日、日韓への新規のビザ発給を停止しました。中国外務省の報道官は「中国への差別的な入国制限措置に断固反対する」と述べています。
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タイ副首相が中国人観光客を空港で出迎え "歓迎"ムード
各国が中国からの入国に対する規制を強化する中、対照的な動きを見せているのが東南アジアです。
東南アジアでは観光産業への期待から、中国人客に対する規制をしない、または緩和している国も多く見られます。
観光立国でもあるタイでは9日、タイ・バンコク近郊の空港には中国から到着したおよそ200人の姿があり、それらをアヌティン副首相が迎えました。
タイ政府は、中国の感染急拡大に備えて、10日から義務づけるとしていたワクチンの接種証明の提示を初日に撤回しており、規制緩和の背景には、コロナ前に観光客の3割以上を占めた中国人の訪問を期待する観光業界への配慮があったと考えられます。
アヌティン副首相は、「タイの入国規制は国際的な基準にのっとって行っている。今年は中国から1000万人近くの客を迎えることを目指したい」としています。
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<参照>
NHK:中国「春節」 香港には多くの人 東南アジア各国は観光客に期待
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