訪日ラボを運営する株式会社movでは、口コミサイトを”もっと”売上に変える『口コミコム 』の分析機能を用いてレポートを作成しています。
今回は、高級回転寿司5ブランド(にぎり長次郎 / 金沢まいもん寿司 / 回転寿しトリトン / 回転寿司 根室はなまる / 回し寿司活)に寄せられた66,564件の口コミを調査し、5ブランドの比較検証をしました。
このレポートから
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2021年以降は右肩上がりに口コミ数が増加し、2023年も同様の傾向が予想されること
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「寿司」「新鮮」「価格」等のワードで全ブランドのポジティブ率が高く、高級回転寿司として価値提供が十分にできていること
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ブランド間で差が出たキーワードは「シャリ」「店内」「接客」であること
がわかりました。
この【週刊MEOレポート】では口コミを横断して分析することで見えてくる「新しい発見」をご提案します。
※本記事はレポートのダイジェスト版となります。『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
本レポートの調査対象
今回は、高級回転寿司5ブランド(にぎり長次郎 / 金沢まいもん寿司 / 回転寿しトリトン / 回転寿司 根室はなまる / 回し寿司活)の全国の店舗から計120店を抽出、各店舗に寄せられた口コミ(総数66,564件)を分析しました。口コミ投稿数の推移を見てみると...
高級回転寿司5ブランド全体の新規口コミ投稿件数は、2017年から2019年にかけて右肩上がりに口コミ数が増加していました。2020年はコロナ禍の影響もあり、口コミ数は一旦減少しましたが、2021年以降はまた右肩上がりに口コミ数が増加しました。2022年には、口コミ数が過去最多の16,922件となりました。2023年でも引き続き右肩上がりになるのか注目です。
”口コミ投稿件数”と”評価の平均”を見てみると...
各店舗の”口コミ投稿件数”と”評価の平均”を散布図で表しました。全体の評価の平均が約4.0、1店舗あたりの累計口コミ数の平均は約680件とわかりました。評価と件数の分布にブランドごとの特徴が表れました。金沢まいもん寿司に関しては、評価が高いため、口コミ数を集める施策が有効でありそうです。詳細な口コミ対策に関しては、お問合せください。
【にぎり長次郎】の口コミで多用されるワードを分析してみると...
口コミコムの独自AIでは、口コミ内の特定の「キーワード」が利用された文脈(ポジティブ / ネガティブ)を判定します。さらに、口コミから顧客満足度(QSCAスコア)を算出します。口コミを可視化することで、自店舗の強み / 弱みや競合との差別化ポイントの把握に繋がります。
今回は、このAI解析を用いて【にぎり長次郎】のQSCA・ポジ / ネガキーワードを確認しました。
QSCAは“品質”“雰囲気”で高スコアとなりました。「新鮮」「季節」「ランチ」など、“商品”に関連する口コミにはポジティブな傾向が見られました。ネタが大きく新鮮、デザートも含め季節ものが楽しめ、ランチは様々なサイドメニューがついておりおトクといった点が評価されていました。料理の「提供」時間、「タッチパネル」での注文で、オーダー通りのものがこない、といった点が改善されれば“接客”のスコアも高まりそうです。
レポートでは、他の4ブランドについても同様に分析しています。
各ブランドを共通キーワードで比較してみると...
口コミコム
を利用すると、自店舗や競合店舗に寄せられた口コミを「キーワード」で横断的に分析できます。口コミから自店舗の強み / 弱みを知ることで、競合との差別化ポイントや店舗運営の改善点のヒントが見えてきます。
「寿司」「ネタ」「新鮮」は全ブランドで高い評価を受けています。新鮮で、豊富な種類があり、品質の高いお寿司が好評であることがわかります。また、業界全体として「価格」に見合う十分な価値提供ができていますが、量と温度が適切な職人ならではの技が光る「シャリ」で、金沢まいもん寿司が競争優位性を持っていることがうかがえます。
レポートでは、「接客」「顧客体験」に関するキーワードについても分析しております。詳細は、資料ダウンロードにてご確認ください。
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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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