フィン・パートナーズとCSGリサーチは3月28日、 中国人富裕層の旅行トレンドに関する調査レポートを発表しました。
中国の国境が開かれたことで、中国人富裕層の約9割が「海外旅行を増やす」予定であり、より頻繁に長期の旅行を計画していることが分かりました。
中国人富裕層の旅行トレンドは?
フィン・パートナーズとCSGリサーチは3月28日、 中国人富裕層の旅行トレンドに関する調査レポートを発表しました。
調査は2023年1月に中国政府が国境を再開した直後に実施され、2,000人以上の中国人富裕層から回答を得ました。
中国人富裕層の約9割「海外旅行へ強い意欲」
調査結果によれば、回答した中国人の70%が中国経済に対し「楽観的」に感じていることが分かりました。
また「2023年は回復と成長の年になる」と考える人は83%で、自分自身について「非常に幸せ」または「とても幸せ」と感じている人は87%にのぼりました。
強気な景況感は旅行への意欲に比例し、88%が海外旅行への強い意欲を明らかにしています。
平均旅行日数は「8.7日」、スローな体験型旅行が人気
中国の国境が再開されたことに伴い、コロナ禍以前のように海外旅行の頻度が増えることが予想されます。
回答者が希望したレジャー旅行の平均日数は8.7日で、物的なものより体験を重視する人は82%にのぼり、移動時間を減らして1か所で長く過ごしたいという人は55%を占めました。
また72%の人が、予定を詰め込むよりも、よりスローで心身を回復させられる旅行を望んでいるようです。
キャンプやアウトドアの人気が上昇
コロナ禍で、キャンプなどアウトドアの人気が高まっています。
ネイチャーツーリズムの普及を反映し、より多くの中国人が自然の中で過ごすことを求めています。
レジャー旅行における魅力について、62%が「自然の景観」と回答し、「グルメ体験」(54%)、「ショッピング」(52%)などを上回りました。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
finnpartners:Outbound Rebound 2023: The Return of Chinese Travelers
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年8月前編】成田空港、訪日客向け新施設がオープン / 6月外国人宿泊数1,324万、前年をやや下回る ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に8月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→成田空港、訪日客向け新施設がオープン / 6月外国人宿泊数1,324万、前年をやや下回る ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年8月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!