観光庁は3月28日、世界水準の持続可能な観光地域づくりを目指す「先駆的DMO」として以下3法人を選定しました。
- 田辺市熊野ツーリズムビューロー(和歌山県田辺市)
- 京都市観光協会(京都市)
- 下呂温泉観光協会(岐阜県下呂市)
同庁は持続可能な観光地づくりに関する要件を高水準で満たすDMOを「世界的DMO」と位置付けており、その形成に向けて先駆的DMOを選定したものです。
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観光庁、「先駆的DMO」3法人の選定を発表
観光庁は3月28日、世界水準の持続可能な観光地域づくりを目指す「先駆的DMO」として3法人を選定しました。
世界的なDMOの形成目指す
観光庁では、世界に誇れる持続可能な観光地域づくりを行う「世界的なDMO」の形成を目指し、「先駆的DMO」を選定して、戦略的な伴走支援等を実施するとしています。
世界的なDMOとは、以下の6つについて、すべて高水準で満たしているDMOとされています。
・観光による受益が広く地域にいきわたり、地域全体の活性化を図っていること
- 地産地消を含め、できる限り多くの事業者・業種も含めた誘客/観光消費戦略を策定
- 観光による受益を、観光従事者の働きやすい環境づくり、地域住民の生活水準の向上につなげる等、地域の理解促進に向けた視点を織り込む
- 行政を含む多様な関係者との連携により戦略を実現
・誘客/観光消費戦略が持続的に策定される組織体であること
4. 人口減少が進む日本人だけに限らず、インバウンド誘客も含めた戦略を策定
5. データ収集・分析、戦略策定、戦略の検証・見直しのサイクルが適切に機能する仕組みを構築
6. 戦略策定に係る人件費や事業運営費等が安定的・継続的に確保される仕組みを構築
「先駆的DMO」として3法人を選定
今回、先駆的DMOに選定された3法人は以下の通りです。
- 田辺市熊野ツーリズムビューロー(和歌山県田辺市)
- 京都市観光協会(京都市)
- 下呂温泉観光協会(岐阜県下呂市)
6項目すべてで一定の基準を満たしているDMOは「Aタイプ」として、田辺市と京都市が選定され、世界的なDMOになるための支援が実施されます。
いっぽういずれかの項目で一定の水準を満たしていないDMOは「Bタイプ」として、下呂市が相当しており、高水準に引き上げるための支援が行われます。
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観光庁:「先駆的DMO」3法人を選定
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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