【世界の航空便増減まとめ6〜8月】台湾チャイナエアライン、熊本初就航へ 地方との往来も活発に

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世界各国では、航空便の新規路線開設や再開、増便の動きが相次いでいます。

台湾のチャイナエアラインとスターラックス航空が熊本線、韓国LCCのチェジュ航空が広島線を新規開設するなど、日本と海外の往来も活発化しています。

日本航空(以下、JAL)と全日本空輸(以下、ANA)はともに、2023年5月の国際線旅客数が、前月に続き50万人を突破しました。国際線の利用率はJALが74.5%、ANAが75.9 %でした。

※この記事では、2023年7月4日時点における世界の航空便の運航情報をまとめています。以降の運行状況は変更されている場合があります。


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【東アジア】台湾チャイナエアライン、熊本初就航へ

東アジアでは、ANAが成田~パース線を3年半ぶりに再開するほか、台湾のチャイナエアラインが熊本空港に初就航するなど往来が活発化しています。

日本 ANA、成田~パース線を3年半ぶりに再開

ANAは、7月3日から成田~大連線を週4往復から週7往復に、7月28日から8月31日まで成田〜シンガポール線を1日1往復から1日2往復に増便します。

また成田~パース線を3年半ぶりに再開し、冬ダイヤ初日の10月29日から週3往復運航します。

JALは7月19日に、羽田~大連線を開設します。運航中の成田~大連線を移管するもので、1日1往復を継続します。

ピーチ・アビエーションは9月24日から、関西〜台北/桃園線を1日3往復に増便します。

ジェットスター航空は冬ダイヤ期初の10月末に、成田~ブリスベン線を開設し、週5往復で運航します。2024年2月からは、関西からもブリスベンへの路線を開設し、週4往復8便で運航します。

スターフライヤーは7月19日~2024年3月31日の期間中、北九州韓国の務安を結ぶチャーター便を、訪日客用に78往復156便設定します。

<参照>

ANA:2023年度国際線路線・便数計画の変更について
JAL:2023年度夏期 国際線路線便数計画を追加決定
ピーチ・アビエーション:2023年夏ダイヤ販売開始!
ジェットスター航空:東京(成田)、大阪(関西)とオーストラリア・ブリスベンを結ぶ直行便を10月より順次運航開始
スターフライヤー:北九州-務安(韓国)線 国際チャーター便の運航計画について

中国 深セン航空、関西〜深セン線の運航再開

深セン航空は、7月8日から関西〜深セン線の運航を週3往復で再開しました。

中国国際航空は7月25日から、仙台〜大連〜北京/首都線の運航を週2往復で再開します。

中国南方航空は6月21日から、羽田〜広州線も1日1往復に増便し、便名と発着時刻を変更するほか、6月22日から羽田〜北京/大興線を1日1往復に増便しました。

<参照>

中国国際航空:2023-06-12 仙台-大連-北京線運航再開のお知らせ
中国南方航空:中国南方航空6月より羽田-広州/北京大興線を再増便
関西国際空港:国際線 運航状況のお知らせ

台湾 チャイナエアライン、9/18熊本就航

台湾のチャイナエアラインは、9月18日に熊本〜台湾/桃園線を開設し、週2往復運航します。同社の熊本への定期就航便は初となります。また10月上旬から11月上旬にかけて、16往復を山形空港にインバウンドチャーター便として運航します。

台湾の新興航空会社スターラックス航空も9月1日、熊本〜台北/桃園線を開設し、週3往復運航する予定です。

<参照>

チャイナ エアライン:熊本-台北線・新規就航のお知らせ
スターラックス航空:2023年9月1日熊本=台北(桃園)線を新規開設

韓国 アシアナ航空、羽田~ソウル/仁川線を8/1再開

アシアナ航空は8月1日から、羽田~ソウル/仁川線の運航を週3往復で再開します。また7月28日からは、中部~ソウル/仁川線を1日2往復に増便します。

エアソウルは7月7日から8月30日まで、成田〜ソウル/仁川線を1日3往復に期間増便します。

韓国LCCのチェジュ航空は7月13日、広島~ソウル/仁川線を開設し、週3往復で新規運航を開始しました。広島~ソウル間は3年7か月ぶりの運航となります。

韓国新興LCCのエアロKは7月6日、同社初の国際線となる関西〜清洲(チョンジュ)線を開設し、週14往復(1日2往復)の運航を開始しました。

<参照>

アシアナ航空:日韓路線 運航スケジュールのご案内(2023.07.13 更新)
聯合ニュース:韓国・エアソウル 仁川―成田線を毎日3往復に増便=来月7日~8月末
チェジュ航空:広島〜ソウル(仁川)線を新規就航
関西エアポート:関西国際空港 エアロK航空初の国際線路線、関西=清州線を新規就航!

【東南アジア】エアアジアフィリピン、セブ~成田線を新規開設

東南アジアでは、マレーシア航空子会社のファイアフライが、成田~コタキナバル線を11月に開設します。

フィリピン 成田~セブ7/2就航に変更

エアアジアフィリピンは7月2日から、セブ~成田線を新規開設しました。運航便数は当初予定されていた週7往復から週3往復に見直され、デイリー運航は8月4日からとなる予定です。

<参照>

成田国際空港:エアアジア・フィリピン、2023年7月2日より成田=セブ線に新規就航!

マレーシア クアラルンプール〜アムリトサル線を再開

エアアジアXは9月3日から、クアラルンプール〜アムリトサル線を週4往復で再開します。

<参照>

エアアジア X:アムリトサルに週 4 便就航しインドのネットワークを拡大

タイ タイ国際航空、関西~バンコク線の一部便を運休

タイ国際航空は7月1日から、関西〜バンコク/スワンナプーム線の一部便を運休しています。

7月1日から増便したTG673/672便の日曜運航便が対象で、日曜を除く週6往復を10月28日まで運航します。

7月1日以降は毎日運行しているTG623/622便を含め、関西〜バンコク/スワンナプーム線は週13往復で運航しています。

<参照>

タイ国際航空:2023年10月28日までの運航計画

【北・南米】ハワイアン航空、日本路線を8月期間増便

北・南米では、アメリカのハワイアン航空が8月に日本路線を期間増便するほか、カナダではエア・カナダが2024年4月にシンガポール線を開設する予定です。

アメリカ ハワイアン航空、8月期間増便 羽田~ホノルルは1日2往復に

ハワイアン航空は8月に、ホノルル発着の日本3路線を期間増便します。

羽田線は1日2往復、成田・関西の2路線は1日1往復ずつ運航し、増便期間は路線によって異なります。

<参照>

ハワイアン航空:夏の旅行需要に対応するため日本-ホノルル線を増便

カナダ エア・カナダ、2024年4月にシンガポール就航へ

エア・カナダ(ACA/AC)は2024年4月3日に、バンクーバー~シンガポール線を開設する予定です。

ボーイング787型機を投入して週4往復運航し、片道最大16時間程度かかります。

<参照>

The Straits Times:Air Canada to launch direct Vancouver-Singapore flight in April 2024

【オセアニア】豪ヴァージン、ANAコードシェアで羽田~ケアンズ就航

オセアニアでは、ヴァージン・オーストラリア航空が6月28日、ANAコードシェアで羽田~ケアンズ線を週7往復で開設しました。

オーストラリア 豪ヴァージン、ANAコードシェアで羽田~ケアンズ就航

ヴァージン・オーストラリア航空は6月28日、羽田〜ケアンズ線を週7往復(1日1往復)で開設しました。

ANAコードシェア(共同運航)を実施し、就航を記念して7月4日までセールを実施しました。

<参照>

ヴァージン・オーストラリア航空:ヴァージン・オーストラリア航空 日本初就航直行便「東京(羽田)=ケアンズ(オーストラリア)線」を本日運航開始

ニュージーランド ニュージーランド航空、成田11月増便、週10往復に

ニュージーランド航空は週7往復で運航している成田~オークランド線を、11月30日から週10往復に増便します。期間は2024年3月末までを予定。

南半球で夏を迎える繁忙期に備えるもので、増便を記念して7月3日までセールを実施しました。

<参照>

ニュージーランド航空:オークランド-成田路線の運航について

【ヨーロッパ】フィンエアー、日本路線を増便

ヨーロッパでは、イタリアのITAエアウェイズが2024年3月31日から、羽田~ローマ線を1日1往復に増便します。

イギリス ブリティッシュ・エアウェイズ、ロンドン/ヒースロー〜北京/大興線運航再開

ブリティッシュ・エアウェイズは6月3日から、ロンドン/ヒースロー〜北京/大興線の運航を再開しました。

中国本土の乗り入れ再開は約2年ぶりで、週4往復をボーイング777-200ER型機で運航します。

<参照>

ブリティッシュ・エアウェイズ:BACK TO BEIJING! BRITISH AIRWAYS RESTARTS FLIGHTS TO THE CHINESE CAPITAL, DEBUTING ITS NEW ‘CLUB SUITE’

フィンランド フィンエアー、夏ダイヤに日本路線を増便

フィンエアーは2024年3月26日から、成田~ヘルシンキ線を週6往復、関西線を週5往復に増便します。

海外旅行の需要回復を見据えたもので、羽田線は1日1往復を継続し、羽田、成田、関西線の3路線で週18往復運航します。

<参照>

フィンエアー:日本路線の運航について

【中東】カタール航空、羽田~ドーハ線再開

中東では、カタール航空が6月1日から羽田~ドーハ線を再開し、1日1往復を運航しています。

アラブ首長国連邦 エティハド航空、11/4からアブダビ~ローマ線を増便

エティハド航空は11月4日から、アブダビ〜ローマ線を週4往復から週11往復に増便して運航します。

月・火・木・土曜を増便し、ボーイング787-9型機を使用します。

<参照>

エティハド航空:ローマ便を増便

カタール カタール航空、羽田~ドーハ線再開

カタール航空は6月1日から、羽田〜ドーハ線の運航を再開し、1日1往復を運航しています。

また6月16日には、ドーハ~トラブゾン線(トルコ)を開設し、週3往復を8月22日まで運航します。

<参照>

カタール航空:Qatar Airways to Resume Daily Tokyo Haneda-Doha Services Starting 1 June
カタール航空:Qatar Airways Expands Network in Turkey with New Route to Trabzon

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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