水際対策が終了し、日本の観光スポットには多くの外国人が訪れています。一方で、コロナ禍の間で外国人の動向に関する調査がストップしていた状況もあり、エリア別の外国人観光客の動向を把握するのが難しくなっています。
果たして、外国人に「今」人気の観光スポットはどこなのでしょうか?
そこで訪日ラボでは、各地の観光名所に寄せられた最新の口コミデータから、独自の『インバウンド人気観光地ランキング』を発表しています。
今回の[岩手編]のランキングでは、以下の内容が明らかになりました。
- インバウンドに「今」最も人気のある観光スポット
- 言語別 人気観光スポットTOP10
- ランキングTOP10はあるエリアに集中していること
※本記事はレポートのダイジェスト版となります。『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
岩手県のインバウンド観光スポットランキング、1位は猊鼻渓!
訪日ラボ・口コミコムが独自に調査した『インバウンド人気観光地ランキング』岩手編。
TOP10は、以下の通りとなりました。
<人気観光地ランキング TOP10>
1位:猊鼻渓
2位:盛岡城跡公園 (岩手公園)
3位:龍泉洞
4位:中尊寺
5位:浄土ヶ浜海浜
6位:毛越寺
7位:盛岡八幡宮
8位:北上市立公園展勝地
9位:岩手銀行赤レンガ館
10位:金色堂
数ある観光地のなか、岩手県で今インバウンドに最も人気がある観光スポットは「猊鼻渓(げいびけい)」でした。
岩手県一関市に位置する「猊鼻渓」は約100mの断崖にはさまれた渓谷で、舟下りをしながら四季の美しさを味わえるスポットです。
2017年には約2万3,000人の外国人観光客が舟下りに訪れたようです。
本ランキングでも圧倒的な人気ポイントを獲得した同スポットは、コロナ前も現在も人気のスポットと言えるでしょう。※人気ポイントの詳細はレポートをご確認ください。
TOP10には他にも、岩手の自然や歴史に触れ合える施設が多数ランクインしました。
またTOP10を岩手県の地図に並べてみると、盛岡市内や奥州・平泉エリアに半数以上のスポットが集まっていました。
![▲[岩手県]人気観光地ランキング TOP10 [岩手県]人気観光地ランキング TOP10](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/14123/main_External_kutikomi_WeeklyReport_202311_inboundranking-iwate__2_.png?auto=format)
盛岡市はこの春、NYタイムズが選ぶ「2023年に行くべき観光地」に選出されました。
記事内で紹介された飲食店には、国内外から観光客が殺到するなど、反響が広がったということです。
今後定番の観光地となるのか、期待がかかります。
<関連記事>訪日ラボ:NYタイムズが選ぶ「2023年に行くべき観光地」日本から盛岡・福岡が選出
また、コロナ禍前の岩手県への訪日客を国籍別にみると、圧倒的に台湾人が多いという特徴がありました。
本調査の言語別分析においても、中国語(繁体)での口コミは他の言語より多く、アフターコロナにおいても台湾人から人気を集めている様子がうかがえます。
人気ランキングTOP10や言語別分析の詳細は、レポートにてご確認ください。
【言語別】岩手県の観光地、英語での口コミ人気No.1は?
レポートでは、英語・中国語(繁体 / 簡体)・韓国語など、5つの外国語別の人気ランキングも発表しています。

英語版のTOP10は、以下のようになりました。
1位:(レポートにてご確認ください)
2位:(レポートにてご確認ください)
3位:(レポートにてご確認ください)
4位:浄土ヶ浜海浜
5位:岩手銀行赤レンガ館
6位:盛岡八幡宮
7位:毛越寺
8位:石割桜
8位:達谷窟毘沙門堂
10位:夏油高原スキー場
英語での口コミで「今」最も人気のある観光スポットは「◯◯◯」でした。公園やスキー場をはじめ、自然に触れ合えるスポットが多数ランクインしました。
【日本語 vs 外国語】岩手県の観光地における外国人口コミ評価比較
さらに本レポートでは、人気観光地TOP10の口コミ評価を言語別に算出。日本語と外国語との評価の違いを比べてみると、ある特徴が見えてきました。

外国語での口コミ評価の詳細や、日本語との口コミ比較に関しては、レポートダウンロードにてご確認ください。
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その他にも、レポートでは“インバウンド“に活かせる口コミ対策とは?“をテーマに、2023年のインバウンド対策に役立つ情報をまとめています。
インバウンド対策や口コミマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!
<調査概要>
- 調査対象:訪日ラボが独自に選出した岩手県内観光名所100箇所(口コミ総数:13,093件 / 外国語口コミ数:625件)
- 口コミ調査期間:2023年1月5日~2023年10月31日
- 調査リソース:Google マップ から公開されている口コミを抽出し独自に分析 ※★評価のみ(口コミなし)や絵文字のみの口コミは分析の対象外
- 調査方法:「口コミサイトを “もっと” 売上に変える」口コミコム (インバウンドオプション)を利用して、調査リソース上のデータを独自に分析・解析
レポートをくわしく見る(無料)
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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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