ビックカメラが従業員向けの英語研修プログラムを導入したと、ビジネス特化型オンライン英会話事業「Bizmates」を提供するビズメイツ株式会社が発表しました。
他にも増加するインバウンド需要への対応を強化する、さまざまな取り組みを進めていることがわかっています。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
ビックカメラ、通期業績予想を上方修正 訪日需要増加で
ビックカメラは4月12日、2024年8月期の連結純利益予想を上方修正し、前期の約3倍となる88億円とする見通しを発表しています。
決算短信では、免税売上がコロナ前の水準まで回復したことが要因だと説明。また同日付の日本経済新聞の記事では、「国内販売は巣ごもり需要の反動減が続くものの、訪日外国人(インバウンド)需要が回復し、都心部を中心に理美容家電やカメラ類の販売が伸びる」と報じられました。
店頭の多言語対応を着々と強化
確実に伸びるインバウンド需要への対応のため、ビックカメラは多言語対応を中心に強化を進めています。
たとえば2023年10月から店頭の商品の多言語表示サービス「Payke Tablet」の設置、2024年5月からは来店中の外国人客向けにAI通訳機「ポケトーク」貸出しサービスを開始。また冒頭でお伝えした通り、今月7月から「Bizmates」の教材を活用した従業員向けの英語研修プログラムを導入しています。
来店客側が使うツールと、従業員側への英語教育の両面から、多言語対応の充実を狙います。
転売目的などの不正な免税販売を防ぐシステムも
インバウンド需要が家電小売業界の増収増益の一助となる一方で、転売目的などの不正な免税販売の防止が課題となっています。
ビックカメラは4月から、不適切な免税販売を防ぐシステムを導入しており、独自に設けた基準を超える会計に対してアラートが出るように。これまでアナログで対応していた確認作業をシステム化したことで、より効率的に免税時のお客様対応を行うことが可能となったということです。
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<参照>
- ビズメイツプレスリリース:ビックカメラがオンライン英会話「Bizmates」を導入 インバウンド需要増加の課題にカスタマイズ教材で対応
- 株式会社ビックカメラ:2024年8月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 日本経済新聞:ビックカメラ、24年8月期純利益3倍に 訪日客需要で
- Paykeプレスリリース:「Payke Tablet」をビックカメラのインバウンド主要店舗に設置Paykeを活用した多言語対応支援を開始
- ポケトーク株式会社プレスリリース:インバウンド客の更なる個人消費額増を狙う ー ビックカメラでAI通訳機「ポケトーク」貸出しサービスを開始
- ビックカメラグループ広報ニュース:転売目的などの不適切な免税販売を防ぐシステムをビックカメラグループ全店のレジに導入いたします
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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