阪急阪神百貨店などを運営するエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社(以下、H2O)は5月12日、2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)の通期連結決算を発表しました。
連結総額売上高は2025年3月期と比べ微増、本業での利益を示す営業利益は減益でしたが、同社が想定していた営業利益300億円を上回る結果となっています。
なお、百貨店事業におけるインバウンド売上は、前年第1四半期に急伸した反動や中国客数の減少が影響し、前年度比20%減となりました。
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阪急本店改装工事の影響ありながらも、想定を上回る営業利益に
H2Oの2026年3月期における総額売上高は、前年同期比28億円増の1兆1,624億円でした。
一方、本業での利益を示す営業利益は同24億円減の324億円で減益でしたが、会社想定の300億円は上回る結果となっています。
減益となった主な要因としては、コスト増や百貨店事業のインバウンド売上の減少が挙げられました。
セグメント別で見ると、百貨店事業の総額売上高は同2.2%減の6,210億円、営業利益は同15.8%減の238億円でした。
国内売上は堅調に推移しながらも、同社は前年第1四半期に急伸したインバウンド売上の反動や阪急本店の改装工事が減収減益の理由だとしています。

インバウンド売上は前年の反動で20%減 直近の月間売上は改善基調に
H2Oの2026年3月期における百貨店のインバウンド売上は、高い実績を記録した前年の反動により前年度比20%減の1,039億円となりました。
また、第4四半期単体では、前年同期比14%減の249億円となっています。
訪日自粛の影響などにより、12月以降の中国客数が前年同期比60%台と減少したものの、中国以外の地域が前年実績を上回るなど堅調に推移。直近の4月も月間売上は99億円と改善基調にあるとしています。
同社は阪急本店の改装効果を見込む一方で、先行きが不透明なことや中国客によるインバウンド売上減少の継続が予想されることから、2027年3月期のインバウンド売上を前年度比11%増の1,150億円と計画しています。

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<参照>
エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社:2026年3月期 決算説明資料
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