日本政府観光局(JNTO)が7月19日に発表した訪日外客統計によると、2024年6月の訪日ベトナム人数は4万7,400人でした。
同日、観光庁もインバウンド消費動向調査の結果を公表。2024年4-6月期の訪日ベトナム人旅行消費額は340億円で、2019年同期を大きく超えました。
本記事では、ベトナム市場のインバウンド動向について解説します。
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訪日ベトナム人客数最新データ:月間4.7万人
日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2024年6月の訪日ベトナム人数は4万7,400人で、コロナ禍前2019年の水準を大きく上回っています。
JNTOは好調の要因について、2019年水準を上回る直行便数の回復、インセンティブツアーの催行等の影響等を挙げています。
※なおベトナムからの訪日客は、技能実習生などビジネス目的の訪日が多いため、1人あたり消費額や泊数などのデータを見る際には注意する必要があります。

これまでの年間推移と、2024年上半期を比較してみましょう。2024年上半期は33万1,900人で、 2019年同期の25万3,247人から31.1%伸長しています。
このままのペースでいけば、2024年年間の訪日ベトナム人数は過去最高記録となるでしょう。

訪日ベトナム人消費額最新データ:4-6月期340億円
続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。2024年4-6月の訪日ベトナム人旅行消費額は340億円で、コロナ禍前の2019年の水準を大きく上回っています。
消費額についても過去最高額となる可能性が高そうです。

1人あたり消費額は21万3,305円
1人あたり消費額を見てみましょう。2024年4-6月の訪日ベトナム人の1人あたり消費額は、21万3,305円でした。全市場の1人あたり平均消費額と比較すると2万5,417円少なくなっています。
1人あたり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で7万3,357円。次いで買物代が6万599円、飲食費が5万1,517円、交通費が2万1,659円、娯楽等サービス費が6,173円でした。2019年と比較すると、買物代が微減となり、宿泊費が3万円以上増えました。

※以上の数値について、ベトナムからの訪日客は、技能実習生などビジネス目的の訪日が多いことに注意が必要です。観光・レジャー目的に限った訪日の場合、1人あたり消費額が189,270円となります。
以上、ベトナムの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、ベトナムのインバウンド動向やベトナム人観光客の特徴などをまとめていますので、ぜひご覧ください。
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