Alipay+(アリペイプラス)を運営するアントグループ(アリババグループの金融関連会社)は11月6日、Alipay+とPayPayの連携拡大により、日本の300万以上の加盟店でAlipay+の提携Eウォレットが利用可能となることを発表しました。
外国人客がPayPayのQRコードを読み込むことで、主に訪日中国人が利用するAlipayをはじめ、Alipay+と連携している各国の決済が利用できるようになります。
インバウンド需要の高まりを背景に、訪日外国人の決済体験をより便利にしていく取り組みです。
PayPayのQRコードからAlipay+の提携Eウォレットの利用が可能に
Alipay+がPayPayとのパートナーシップを拡大したことで、Alipay+の決済システムに接続する加盟店は日本全国で300万以上に増加しました。
現在日本でAlipay+を通じて使用できる主な海外Eウォレットと銀行アプリは以下の通りです。実は中国のAlipay以外にも、アジア 圏を中心に多くの決済が対応しています。
- Alipay(中国)
- AlipayHK(香港)
- GCash(フィリピン)
- HelloMoney(フィリピン)
- TrueMoney(タイ)
- Touch 'n Go Eウォレット(マレーシア)
- MyPB by Public Bank(マレーシア)
- Kakao Pay(韓国)
- Toss Pay(韓国)
- NAVER Pay(韓国)
- MPay(マカオ)
- OCBC Digital(シンガポール)
- Changi Pay(シンガポール)
- EZ-link(シンガポール)
- Hipay(モンゴル)
- Tinaba(イタリア)
また、2024年12月20日から2025年1月10日の期間、提携Eウォレットを利用したユーザーには10%の特別割引が提供されるキャンペーンが実施されます。
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日本のローカルな旅行体験での決済でも利用可能に
今回のAlipay+とPayPayの提携拡大では上記のような決済に対応する余裕のなかった中小企業、たとえば以下のような日本のローカルな店舗や観光施設でもAlipay+の利用が可能となります。
- 地域の駄菓子屋
- アニメグッズ店
- 富士山周辺のゲストハウス
地域での訪日インバウンド観光客の決済がスムーズになることに加えて、ローカルな店舗や観光施設のインバウンド観光客受け入れのサポート、地域経済の活性化につながることが期待されます。
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アントグループ:Alipay+、PayPayとの提携拡大により、日本全国300万以上の加盟店でEウォレットでの決済が利用可能に
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