都営地下鉄を運営する東京都交通局は12月12日、京急電鉄やカード会社などと連携し、クレジットカードなどのタッチ決済を利用した乗車サービスの実証実験を21日から開始すると発表しました。
ここ数年、鉄道各社でクレジットカードなどによるタッチ決済の導入や実証実験が広がっており、これまで首都圏では東京メトロや東急電鉄が実証実験を、関西では大阪・関西万博を見据えて私鉄4社が導入を開始しています。
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計36駅でタッチ決済が可能に インバウンド受け入れ体制強化へ
今回の実証実験は、都営地下鉄と京急電鉄、さらにカード会社や決済システムの開発会社7社が連携して行われ、都営地下鉄浅草線・三田線・大江戸線の26駅と、京急線の10駅、計36駅でのタッチ決済が可能となります。
タッチ決済の利用方法は、自動改札機に新たに設置される専用リーダにクレジットカードなどをタッチすることで、そのまま改札を通過できます。

使用できるのは、タッチ決済対応のクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード。また、各カードが設定されたスマートフォンも使用可能です。
東京都交通局と京急電鉄は、今回の実証実験を実施する背景について、インバウンド観光客の受け入れ体制強化や利便性向上を挙げています。
関連記事:JR九州、タッチ決済による実証実験 インバウンドの利用拡大に期待
12月21日の始発から実証実験がスタート
都営地下鉄と京急電鉄による実証実験は、12月21日の始発から開始されます。詳細は、以下の通りです。
- 開始時期:2024年12月21日(土)始発より
- 乗車運賃:普通旅客運賃(10円単位)※大人運賃のみ。乗継割引は適用されない
- 利用可能駅:都営浅草線・大江戸線・三田線の26駅、京急電鉄の10駅
- 決済ブランド:Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯 ※Mastercard®については、順次追加予定
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<参照>
- 東京都交通局:令和6年12月21日からクレジットカード等のタッチ決済による乗車サービス(実証実験)を開始します
- 三井住友カード株式会社:stera transit 関西エリアで一挙拡大!
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2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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