Booking.com(ブッキングドットコム)で集客する秘訣とは?人気の宿ランキング上位の宿から読み取る

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旅行予約サイトBooking.com(以下、ブッキングドットコム)では、利用者から高評価の口コミを多く獲得している宿泊施設「Guest Review Award」を授与しています。

「Guest Review Award」に選出されれば注目度があがり、日本国内はもちろん、インバウンド客の集客も期待できます。

ブッキングドットコムで人気の宿泊施設やそのサービスを参考にすることで、外国人観光客にも喜ばれる魅力的なサービスの提供につなげることができるでしょう。

この記事では、Guest Review Awardの概要、ブッキングドットコムで人気を集めている日本国内の宿泊施設宿泊施設において求められているサービスやおもてなしのポイントについて解説します。


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ブッキングドットコムのランキング「Traveller Review Awards」について

世界的大手の旅行予約サイトブッキングドットコムでは、定期的にランキングを発表しています。ランキングのひとつである「Traveller Review Awards」の選定基準などについて紹介します。

「Traveller Review Awards」とは 

「Traveller Review Awards」は、ブッキングドットコムによって発表されるアワードのひとつで、年間を通じて優れたサービスとホスピタリティを提供した宿泊施設に対して授与されます。 

宿泊客から寄せられた口コミを総合的に評価して選定される「Traveller Review Awards」は2024年で12回目となり、世界中の旅行者が実際に宿泊やアクティビティを体験して投稿した、3億800万件以上の口コミを基に選出されました。 

なお、「Traveller Review Awards」の選定基準について、2024年のランキングでは2023年11月30日23:59時点において、3件以上口コミを獲得しており、かつクチコミ平均スコアが8.0以上を獲得している施設としています。

「Traveller Review Awards2024」について

2024年2月には「Traveller Review Awards 2024」を発表しました。 2024年は、世界の222の国・地域において、過去最多となる148万以上の施設が受賞しました。

イタリアが7年連続で受賞者数で最多となり、18万1,012施設がTraveller Review Awards 2024を受賞しました。これに続いて、スペイン(12万5,611件)、フランス(12万4,361件)、ドイツ(8万6,910件)、イギリス(7万4,754件)がランクインしています。

日本では、1万5,511の宿泊施設が「Traveller Review Awards 2024」を受賞しました。地域別にアワード受賞施設の割合を調査したところ、「ニセコ町(北海道)」が選ばれました。

ニセコ町は、2023年のトップ10にはランクインしていなかったものの、連続で第1位だった九州エリアの都市(2023年は南小国町、2022年は屋久島)を上回り、第1位に輝きました。

また、トップ10に選ばれた都市はいずれも2023年と比べて順位を上げています。

アゴダ掲載のある宿泊施設の施設ページ
▲Traveller Review Awards 2024:Booking.com

さらに、今回の特徴として、旅行者の関心が中部エリアを中心に、日本各地へ広がっていることがわかります。特に温泉地や自然豊かな都市が「最も居心地の良い旅先」として注目されています。

評価が高い口コミを投稿してもらうには 

以下では、評価が高い口コミを集めるために意識すべきポイントについて解説します。 

きちんとしたおもてなしが大切 

必要最低限のサービスや設備を充実させることはもちろんですが、宿泊施設におけるおもてなしを考える上では、基本のおもてなしに加えてどのようなサービスを提供できるかが重要です。 

周辺の観光スポットをまとめた小冊子やポスターの掲示、周辺で利用可能なクーポン提供、ニーズに応じた備品レンタルなど、気配りの行き届いたサービスを心がけましょう。 

また、困っている様子の宿泊客には積極的に声をかけ、イレギュラーな要望や依頼にもできる限り対応すると満足度はぐっと向上するはずです。 

清潔感は標準装備

日常的な清掃だけでなく、布団や毛布の汚れ、毛玉、トイレや水まわりの臭いなどにも気をつける必要があります。 

また、目に見えないほこりや汚れを防止するために、空気清浄機の設置や手指の除菌用アルコール設置なども効果的です。 

清潔感は旅行客にとっては“当然のサービス”と捉えられがちなため、クレンリネスを徹底しておかないと高い評価を得ることはできません。 

ある宿泊施設には、「部屋だけでなく大浴場もきれいで快適だった」と口コミが寄せられているなど、施設全体において清潔感を意識した運営が求められているようです。

外国語対応で快適な旅をサポート 

インバウンド市場が拡大している現代の日本において、店舗や商業施設では外国語対応の重要性が徐々に認知されてきています。 

海外からの宿泊客に対しては、旅館の外で生まれた疑問や悩みについても英語で相談するくらいの対応を心がけるとより行き届いたサービスが可能となるでしょう。人気ランキング上位に選出されたあるホテルでは、「スタッフが英語を話せてとても親切に接客されている」といった口コミが寄せられていました。

外国語対応に対して「大変」や「難しい」といったイメージを抱いている経営者は少なくありません。翻訳機アプリなどを活用して従業員の負担にならないよう、外国語対応を取り入れると良いでしょう。 

宿泊施設の多言語対応については、「ビジネスホテル・リゾートホテルの多言語化・コミュニケーションに関するインバウンド対策事例集」のページで紹介しています。こちらもご確認ください。

ブッキングドットコムで人気の宿を参考に集客を 

ブッキングドットコムは世界最大規模を誇るオンライン宿泊予約サイトで、ランキングに選出されることで世界中からの注目度が上がり集客が期待できます。

選出されている宿泊施設を参考にサービスを見直すことで、高評価につながるかもしれません。

ブッキングドットコムで口コミを集める方法については、「Booking.com(ブッキングドットコム)で口コミを集める方法!利用する際のメリット・デメリットも解説」の記事で解説しています。こちらもあわせてご確認ください。

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<参照>

Booking.com Japan K.K.:ブッキング・ドットコム、「Traveller Review Awards 2024」と共に「日本で最も居心地の良い旅先」10選を発表

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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