観光庁は、全国通訳案内士試験の試験範囲などに活用される「観光庁研修テキスト」の改訂を行い、名称を「通訳ガイドテキスト(初版)」に変更の上、発行したと発表しました。
「通訳ガイドテキスト(初版)」は、2025年度試験から「通訳案内の実務」の試験範囲となります。
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「観光庁研修テキスト」改訂
観光庁では、通訳ガイドが活躍できる環境の整備や、活用促進を目的として、通訳ガイド制度を運用しています。
全国通訳案内士は、通訳案内士法において「報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすることをいう。)を業とする。」と定義されています。言語以外にも文化や歴史などの知識が求められ、「訪日外国人を幅広い面でサポートし、おもてなしをする」という仕事を担います。
全国通訳案内士になるためには、国家試験である「全国通訳案内士試験」に合格する必要があります。
関連記事:全国通訳案内士とは?言語系唯一の国家試験について詳細解説 科目、合格率、日程など
2025年度の全国通訳案内士試験の試験範囲に
今回の改訂のポイントは、以下の3点です。
- テキストの名称を「通訳ガイドテキスト(初版)」に変更
- 通訳案内士だけではなく通訳ガイドにも役立つよう、観光情勢などに関する最新情報を反映
- 高付加価値旅行者への対応やコミュニケーションなど、通訳案内の実務を扱う章を追加
また、全国通訳案内士試験の代行を行う日本政府観光局(JNTO)では、2025年度の全国通訳案内士試験の概要を更新しました。
「通訳ガイドテキスト(初版)」は、2025年度試験から「通訳案内の実務」の試験範囲となります。
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<参照>
観光庁:「観光庁研修テキスト」を改訂しました~通訳ガイドに必須の1冊!~
日本政府観光局(JNTO):2025年度全国通訳案内士試験
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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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