公益財団法人大阪観光局は8月27日、定例会見を実施。
大阪府の観光の概況や、大阪府内の周遊促進に向けた取り組みなどについて報告しました。
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大阪インバウンド訪問者数、4か月ぶりに前年を上回る
大阪観光局の発表によると、7月に大阪府を訪れた訪日客数は146.7万人(前年同月比0.1%増)と推計され、4か月ぶりにプラスに転じました。1月〜7月の累計訪日客数は965.0万人(前年同期比6.6%減)となりました。台湾が単月過去最高 秋の紅葉シーズンに期待
7月の市場別の動向を見てみると、中国は26.0万人(前年同月比56.1%減)と依然として減少傾向が続いているものの、韓国が23.1万人(同31.9%増)、台湾が18.0万人(同26.4%増)、香港が7.9万人(同54.8%増)となるなど、好調に推移しました。なかでも台湾については、単月として過去最高を記録しています。
また、その他が30.5万人(同160.5%増)と大幅に増加しており、理事長の溝畑氏は「多方面からのインバウンドが増えてきている」と述べました。
中国が回復していない状況でも前年同月を上回ったことを受け、インバウンド市場全体の力強さを実感しているとして、これから訪日需要が高まる秋の紅葉シーズンに向けて好調を維持して前年割れをカバーしていきたいと述べました。
ロサンゼルス〜関西線、約27年ぶりに就航
航空便の動向として、世界的に燃油サーチャージの引き上げなどによる航空運賃の上昇がみられています。溝畑氏は、現時点では大きな影響は出ていないとした上で、中東情勢の動向が見通しにくいことから、リスクを抑えるために引き続き幅広い国からの誘客に取り組む姿勢を示しました。
2027年3月には、ユナイテッド航空がロサンゼルス〜関西線でデイリー便を就航します。同路線は約27年ぶりの再開であり、好調に推移している訪日アメリカ人客のさらなる需要の取り込みが期待されています。
大阪府内の周遊が課題 地域の観光コンテンツ掘り起こしへ
大阪府では、宿泊税を活用してデジタルプロモーション推進事業が行われています。今回、府内22市町が参画した観光コンテンツから、一部商品の販売が開始されました。
また同取り組みの一環として、大阪観光局と阪急電鉄が連携し、観光コンテンツと阪急電車の乗り放題乗車券がセットになった周遊プランも販売される予定です。
溝畑氏は、訪日客にどのように大阪府内を周遊してもらうかという点が課題になっているとして、今回の体験型ツアーの商品化を契機として、地域の観光コンテンツの掘り起こしに取り組んでいきたい考えを示しました。
また人気都市の周辺地域はアクセス面でのメリットはあるものの、観光客がその大都市に吸収されやすい側面があると説明し、まずは日帰り客をターゲットとしてから宿泊客の取り込みを目指すほか、1つの市町ではなくエリア単位で訴求していく戦略も検討しているとしました。
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