近年民泊ビジネスが注目を集めていますが、実際に訪日外国人観光客向けに物件や空き部屋を貸し出すのは難易度の高いことです。国内には様々な民泊運用代行サービスが存在しており、こうした問題を解決してくれますが、実際にはどの民泊運用代行サービスを活用するべきなのでしょうか。今回は、株式会社YADOKARIが提供する人気民泊運用代行サービス「YADOKARI」の具体的なサービス内容や料金形態、特徴などを簡単にまとめていきます。
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【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
[運用実績]業界初!空室保証80%を実施 空室率を下げることで稼働率100%を目指す
YADOKARIはハウスクリーニング事業で全国展開するアビドレックス株式会社とインバウンド支援の株式会社クラッチによる共同事業。
ホームページ上の運用事例では、渋谷の1K・賃料10万円の物件の月の民泊運用による売り上げで33万円を記録しています。
また、業界初の空室保証(*)80%を実施。空室率を極限にまで下げて稼働率100%を目指す運営を心がけているとのこと。
*空室保証:毎月固定の保証料(月額掛金)を支払うことで、賃貸住宅(賃貸マンション、アパート、戸建賃貸)の賃貸経営において、空室が発生してしまった場合に、空き室の家賃を一定額保証するサービス
[特徴①]運用スタートアップサービスと完全運用代行サービスの2種類を提供
民泊運用代行サービス「YADOKARI」では、運用スタートアップサービスと完全運用代行サービスの2種類のサービスを提供しています。
運用スタートアップサービス:インテリアコーディネート プロによる写真撮影 アカウント作成など
運用スタートアップサービスでは、
- 転貸許可付き物件の紹介・・・安全に民泊運営できるような転貸許可付きの物件を紹介
- インテリアコーディネート・・・ゲストの好みに合わせたインテリアを提案
- 家具購入代行家具の組立・・・家具の購入や配送、組立を実施
- ハウスマニュアルの作成・・・宿泊ルール・部屋の設備についての説明等を記載したハウスマニュアルを作成
- プロによる写真撮影・・・プロカメラマンがリスティングページに掲載する写真を撮影
- アカウントの開設・設定・・・Airbnbアカウントの開設や初期設定を実行
- リスティングページの作成・・・部屋の魅力が最大限に伝わるリスティングページを作成
- アクセスガイドの作成・・・ゲストが物件までスムーズに到着できるようにアクセスガイドを作成
などを実施しています。
完全運用代行サービス:宿泊料金の自動最適化 迅速なメール対応 上位表示対策など
完全運用代行サービスでは、
- 宿泊料金の自動最適化・・・シーズンや状況に合わせて宿泊料金を自動調整。収益を最大化
- ゲストのメール対応(多言語サポート)・・・ゲストからの問い合わせに迅速に対応
- レビュー管理・・・ゲストから高評価のレビューをもらえるように管理。レビューに対応。
- リスティングページの上位表示対策・・・リスティングページの最適化を行い、検索上位の表示されるように調整
- 清掃サービス・・・プロの清掃スタッフによる、ホテル級の清掃サービスを提供
- 消耗品の補充・・・トイレットペーパーやシャンプー等の消耗品の在庫管理と補充を実施
- 収益報告レポート・・・当月発生した収益と原価をまとめ報告書として提出
などを実施しています。
また、オプションサービスとして、布団に関するクリーニング、エアコン清掃、プロカメラマンによる部屋撮影、家電家具のレンタルサービス、ハウスマニュアルの翻訳、家具の格安購入、トイレ詰まり水漏れ工事、不用品や粗大ごみの格安回収なども提供しています。
[特徴②]対応地域は東京23区がメイン
民泊運用代行サービス「YADOKARI」の、サービス提供エリアは、東京23区がメインとなっています。
しかし、今後対応エリアは拡大も検討しているとのこと。
[特徴③]AirbnbやHomeAway、agodaなど複数の民泊サイトに対応
- Airbnb
- HomeAway
- agoda
など、複数のポータルサイトに対応が可能です。
物件情報を多くの民泊サイトに同時掲載することで、世界中のゲストの目に触れる機会を作っています。
[特徴④]ホテル品質の専門清掃サービスを提供
YADOKARIはハウスクリーニング事業で全国展開するアビドレックス株式会社が運営している民泊サービスのため、徹底したクリーニング作業がウリです。
多くの民泊代行サービスの場合、クリーニング作業は、外部の清掃会社に外注するのが一般的ですが、YADOKARIでは上記の理由から、特別な教育を受けたプロが室内の清掃を担当しています。
清掃・洗濯だけでなく、忘れ物の保管、日用品の代理購入、布団、ハウスクリーニングなどさまざまなサービスを提供しています。
[料金形態]スタートアップ 30,000円:完全運用代行 予約金額-清掃費×30%+清掃費から
- 運用スタートアップサービス・・・30,000円、
- 完全運用代行サービス・・・予約金額-清掃費×30%+清掃費
です。
また、オプションサービスの料金に関しては、
- 布団に関するクリーニング 3500円/1枚
- エアコン清掃 9,280円
- プロカメラマンによる部屋撮影 10,000円/部屋
- 家電家具のレンタルサービス 月2,400円/液晶テレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ1つにつき
- ハウスマニュアルの翻訳(英語、中国語、韓国語) 6円/1文字
となっています。家具の格安購入・トイレ詰まり水漏れ工事・不用品や粗大ごみの格安回収に関しては、要相談とのこと。
まとめ:民泊運用代行サービスYADOKARI:徹底したクリーニング作業・トータルサポートの提供がウリか
今回ご紹介してきた民泊運用代行サービス「YADOKARI」。
- プロの業者による徹底したクリーニング作業
- 運用スタートアップサービスと完全運用代行サービスに分けたトータルサポートの提供
この2つが特徴として挙げられます。
国内の民泊運用代行サービスを活用することにより、訪日外国人観光客の増加というトレンドを、インバウンド収益という形で還元することができるかもしれません。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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