関西地方はインバウンド需要の非常に高い観光地で、入国港としての関西国際空港のインバウンド利用が年々多くなってきています。
ディズニーよりUSJのほうが人気!SNS分析でわかったインバウンドの人気観光スポット
先日訪日ラボでもご紹介したナイトレイの「inbound insight(インバウンドインサイト)」を活用した「インバウンドレポート2016 2016年1月〜12月」が、ナイトレイとRJCリサーチの共同調査で発表されました。SNSを活用した位置・移動情報のビッグデータを収集・解析する「inbound insight(インバウンドインサイト)」で見る昨年2016年のインバウンド、つまり「訪日外国人観光客はどこにいっていたの?」はどのようなものだったのでしょうか。インバウンドの中心が関東から関西...
成田1強から変化 インバウンドの玄関口はどこだ!?訪日外国人の入国者数で見る空港・湾港ランキング
インバウンドのおもてなしの玄関口となる空港や湾港。その利用者数は、今まではゴールデンルートの出発点となる成田国際空港の1強でしたが、その勢力図に変化が見え始めています。今回は、訪日外国人観光客が日本のどこから入国しているのかを調査してまとめました。<関連>インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?訪日ラボがまとめた「インバウンドデータレポート」を詳しく見てみる「調査・リサーチ」の資料を無料でダウンロードする「インバウンドデータ」の資料を無料でダ...
そこで、一般社団法人 関西インバウンド事業推進協議会は、関西国際空港内にある「観光情報プラザ 関空まち処」、関西国際空港の対岸にある泉佐野市にある「観光交流プラザ りんくうまち処」を利用してインバウンド需要に対応しています。その取組みについて見てみましょう。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
関西国際空港内「観光情報プラザ 関空まち処」とは
訪日外国人観光客が日本で最初に出会う観光インフォメーション「観光情報プラザ 関空まち処」は、和のテイストをモチーフにした明るく透明感のあるスペースです。外国人観光客や市外からの来訪者のために、「おもてなし」の心で爽やかな笑顔でお迎えし、交流の拠点として、スピーディにご要望やニーズを先読みした、分かりやすく丁寧な観光情報をご案内しています。
また特産品や地場産品のPR・販売を行い、地域の魅力を発信。利用者の目線に立って、琴線に触れる心地よさや満ち足りた満足感、言葉にされない要望やニーズを先読みして対応するサービスマインドを心がけ、心あたたまる、くつろいだ、そして洗練された雰囲気の中、最高のパーソナル・サービスを提供しています。
日本政府観光局(JNTO)の認定を受けたまち処の機能を最大限に活用して、訪日外国人旅行者をはじめとする市街来訪者にホスピタリティを提供することで、訪日旅行の満足度の向上と、泉佐野市のイメージアップに加え、関西国際空港の玄関都市「泉佐野」の地の利を活かして、まち処を核としたインバウンド観光の拠点形成による地域経済の活性化のために効果的な企画・運営をご提供しています。
関西国際空港内「観光情報プラザ 関空まち処」の目的
- 泉佐野の情報発信拠点 - 名所・旧跡・観光スポットの案内。
- 泉佐野産の特産品・地場産品のアンテナショップ - 泉州玉ねぎ関連製品、泉州タオル、イヌナキングッズ等を販売。
- 外国人との交流拠点 - 訪日外国人への各種情報提供。ビジット・ジャパン案内所。
- 日本全国の観光案内
関西国際空港内「観光情報プラザ 関空まち処」の施設概要
- 営業時間 : 6:30~23:00
- 休館日 : 年末年始(12/31~1/1)
- 対応言語 : 日本語、英語、中国語、韓国語
関西国際空港近隣施設「観光交流プラザ りんくうまち処」とは
関西国際空港の対岸であるりんくうタウンに、泉佐野市が観光等の情報発信とインバウンドの交流の拠点として、また特産品や地場産品のPR・販売を行う目的で設置。交通の結節点であるりんくうタウン駅改札口の直近に位置しています。
泉佐野市は関西国際空港対岸の立地からインバウンド宿泊需要が多いこともあって、ホスピタリティ向上に取り組んでおり、この施設では関西国際空港内の「空港総合サービスセンター(関西空港駅)」と並んで、日本政府観光局(JNTO)から、カテゴリー1の外国人観光案内所として認定を受けています。
観光案内所の多言語対応、スタッフ教育などの費用を一部補助する制度:地方への訪日外国人観光客流入を目指す
観光庁は6月20日~7月20日まで「訪日外国人観光客旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金」の公募を行っています。訪日外国人観光客が利用しやすい観光案内所づくりを推進するもの。地方での消費拡大を目的に、無料公衆無線LAN環境の整備、多言語対応などの一部経費を支援します。訪日外国人観光客の誘致に向けた取り組みを行っている地域にとっては、大きなメリットがあるのではないでしょうか。今回はこの制度の詳細をご紹介します。 目次訪日外国人観光客旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金とは?訪日外国人観光...
泉佐野市周辺地域だけでなく、関西や日本の情報についても広く案内・収集を手がけているのも特徴のひとつです。来街者向けに、ヤマト運輸との提携による、手荷物の一時預かり(有料)を行っており、りんくうアウトレットやシークルなどの商業施設へ大きなスーツケースを持つことなく、手ぶらでショッピングを楽しんでいただけます。また、来場者には着物試着体験などのサービスも行っています。
訪日外国人の「手ぶら観光」の促進へ 国交省「手ぶら観光カウンター」を大幅に拡充 地方におけるインバウンド効果に期待
平成28年8月17日の発表によると、国土交通省は訪日外国人観光客の「手ぶら観光」を推進するため、整備や機能強化をおこなう民間事業の2次募集を行っています。認定された事業には国から経費の1/3が支給される予定です。これから整備が進んでいくであろうインバウンド対策「手ぶら観光」。一体どのようなシステムなのでしょうか? 手ぶら観光・受け入れ環境整備で注目浴びる「荷物預かり」サービスについてより詳しい資料のダウンロードはこちら 「荷物預かり」の資料をDLして詳しく見てみる [cta_toc_...
関西国際空港近隣施設「観光交流プラザ りんくうまち処」の目的
- 泉佐野の情報発信拠点 - 名所・旧跡・観光スポットの案内。
- 泉佐野産の特産品・地場産品のアンテナショップ - 泉州玉ねぎ関連製品、泉州タオル、ガッチョ(メゴチ)の唐揚げ、イヌナキングッズ等を販売。
- 外国人との交流拠点 - 訪日外国人への各種情報提供。ビジット・ジャパン案内所。
関西国際空港近隣施設「観光交流プラザ りんくうまち処」の施設案内
- 営業時間 : 8:00~23:00 (手荷物一時預かり、発送サービスは10:00~18:00 )
- 休館日 : 年末年始(12/31~1/1) 施設(りんくうパピリオ)休館日は休館
- 対応言語 : 日本語、英語、中国語、韓国語
まとめ
インバウンドの玄関口とも言える空港において、しっかりとインバウンド対応で求められるサービスを提供するということは非常に重要と言えます。こうした対応が今後全国的に広がっていくと良いですね。
<参考>
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
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→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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