以前の訪日ラボの記事でもご紹介したように、近年、インバウンド業界で注目を集めている LCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)は、韓国や台湾、香港などアジア圏の主要訪日国の間でも人気の訪日手段となっています。
特に、韓国からの訪日外国人の6割以上 がLCCで訪日しており、FSA(Full Service Airline:ANAやJALなど従来の代表的な航空会社)を割合を大きく上回るかたちになっています。
LCCが人気の訪日手段になっている韓国のインバウンド市場。 LCCで訪日する韓国人観光客にはどのような特徴があるのでしょうか。 観光庁の資料をもとに解説していきます。
韓国では6割超 アジア圏の訪日客の間で高いLCC利用率 訪日客数の増加とも影響する?改めて考える「LCC」と「インバウンド」の関係性
近年、FSA(Full Service Airline:ANAやJALなど従来の代表的な航空会社)に比べてフライトの料金が安いことから、世界中でより多くの人が LCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)にて旅行する ようになっています。日本のインバウンド市場においても、 特にアジア圏の訪日外国人観光客を中心にLCCで訪日する人が増えており、 LCC市場の動向とインバウンド市場は切っても切り離せない関係になってきています。観光庁では、訪日外国人消費動向調査のトピックス分析におい...
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)若い韓国人はLCCの利用率が高い傾向に:LCC利用者の過半数が20代の若者

LCCを利用する訪日韓国人の特徴として筆頭に挙げられるのが、若い韓国人が多い という点です。
上記のグラフは、2016年の1月から9月の間にLCCを利用して訪日した韓国人を性年代別に表したものです。LCC利用者中、 20代の訪日韓国人が全体の56.5%を占めている ことが確認できます。特に 20代の女性は全体の33.6%を占めている 形になっており、LCC利用者には 20代、なかでも女性が多い ことが把握できます。
年代が若い訪日客層は一般的に流行りに敏感であり、SNSなどを通じて観光地の情報を積極的に発信してくれる 傾向があります。訪日韓国人はリピーターが多いことに加え、地方の訪問率も比較的高いので、LCCの利用客層の集客・誘致は地方の自治体にとって大きな意味を持つでしょう。
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20代未満を除くと、年齢が上がるにつれて男女ともにLCCの利用率は下がります。 FSAと比較すると料金が安い分、機内のスペースが狭かったり、サービス面で多少質が劣ることから、年齢が高い韓国人は、LCCよりも安定のFSAを選択して訪日旅行をする 人が多いようです。
LCC利用者の90%は個別手配にて訪日&ウェブ上で訪日旅行を手配

LCCを利用する訪日韓国人のほとんどは、個別手配にて訪日 しています。また、ウェブ経由で訪日旅行を手配 する傾向が強いようです。
上記のグラフは、2016年の1月から9月の間にLCCを利用して訪日した韓国人観光客の旅行形態と訪日旅行の手配方法を表したものです。LCCを利用して訪日した韓国人のうち、87.4%は個別手配にて日本を旅行している ことが把握できます。また、LCC利用者のほとんどはウェブ上で訪日旅行を手配しています。85.2%はウェブ上で訪日旅行を手配 した結果になりました。
LCCを利用する訪日韓国人観光客は、旅行代理店などを通じた団体ツアーには参加せず、ウェブ上で訪日旅行を計画から予約まで済ませている ことがわかります。
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LCCを利用する訪日韓国人は「近畿に訪れる」

上記のグラフは、2016年の1月から9月の間にLCCを利用した訪日韓国人観光客が、訪日旅行中に訪れた場所を表したものです。
LCCを利用した訪日韓国人観光客のうち半数が近畿を訪れており、 特に 大阪府に至っては、46.1% の訪日韓国人観光客が訪れました。また、九州もLCCを利用する韓国人にとって人気の観光地になっている模様です。
LCCを使う韓国人は訪日旅行中あまりお金を使わない

上記のグラフは、2016年の1月から9月の間にLCC利用した訪日韓国人の旅行支出を旅マエと旅ナカで比較したものです。旅マエ・旅ナカどちらをとっても LCCを利用した訪日韓国人の旅行支出は、FSAを利用した訪日韓国人の旅行支出よりも低い結果に なっています。
この続きから読める内容
- まとめ:LCCを利用する訪日韓国人市場 キーワードは「若い世代の多さ」「個別手配」「ネット予約」「近畿」「低価格重視」
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